〔当記事は、こちらの記事の補足です〕
共産社会主義者たちによる主張の具体例を引用しておきます。
ここに挙げた著者自身が活動家なのか騙されているだけなのかは分かりませんが、少なくとも左翼思想に共鳴し、協力している人たちであることは確かでしょう。
1.日本のインターネットに溢れる共産主義的な「水瓶座時代」解釈
2020年末「水瓶座の時代」への準備③ 岡本翔子(CREA)より
米アカデミー賞の主催団体から作品賞に関する新基準が発表されました。
2024年から、役の主要ポストに白人以外の民族を、制作陣の主要ポストに女性やLGBTQ+、障がい者を起用することなど、新設された4つの基準のうち、2つを満たさなければ作品賞の対象外となる、というものです。
これに関しては、現在否定論者も多いようですし、一見、性急な決定に聞こえますが、来年には「そんなの当たり前。基準にするまでもない」という状態になっているはず。
日本のインターネットには今、このように「ジェンダーフリー」や「BLM」など左翼活動を“水瓶座時代の運動”と結びつける書き込みが膨大に溢れています。
これは見かけた日本の記事のなかで一番分かりやすい共産思想の記事だなと思ったので引用。
森元首相が「女性蔑視の発言をした」ということにされ、世界中の左翼メディアから残酷な吊るし上げリンチに遭った事件は記憶に新しい。まるで文化大革命が再現されたかのようでした。
そんな吊るし上げソーカツ・リンチ、女性起用などの強制行為を、上記事では「水瓶座の時代らしい」と定義しています。ぞっとします。
水瓶座の公平さは強制されるものではないというのに、解釈を捻じ曲げ強制平等を称賛、共産社会主義の実現を匂わせているのです。
2.著名な占星術家レイモンド・A・メリマン、まさかの社会主義宣言
『マンデーン2020』(投資日報出版)より
・経済、および政府の構造を支えてきた資本主義に代わり、社会主義、またはハイブリット型社会主義が台頭する
・世界の舞台の主役として中国が他を圧する存在となっていく
2020年マンデーンとして行われたこの発言は、仰天する解釈でした。
私はこの本を今年になって読んだのですが、さすが世界的に著名な占星術家、確かに結果として当たっているところが数多くありました。尊敬します。
しかし上の引用箇所は何ら惑星の動きでの根拠が示されず、いきなり「社会主義と中国の台頭」と書かれていたので驚きました。(彼の言う「他を圧する中国」とはもちろん共産中国のことであって、中国民族の国を指しているのではないようです)
「ハイブリット型社会主義」として解釈を留保しているものの、水瓶座と真逆の支配経済システムをこれからの時代のものと定義するのは不可解でした。
それまで彼自身が長々と解説してきた“水瓶座時代”の解釈が、何故ここで急に覆されたのか? かなり不可解。客観的で論理的な彼らしくもない、何かしらの歪みを感じます。
このように著名な占星術家を使って思想誘導しようとする組織まで透けて見えそうですが……。
引用箇所の直後にも彼は
「テクノロジーにおけるルネサンスの回帰と世界中の人々の接続性の強化(が今後進む)」
と予測。既にここで前行と矛盾してしまっています。
自由意志が奪われる統制世界、社会主義と中共の抑圧支配のもとで「ルネサンスの回帰」が進むわけないでしょう。
「共産社会主義」と「ルネサンス」は、地と風ほどに異なるのものです。