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火星の解釈

西洋占星術講座(9)、火星の入る星座ごとの解釈をご紹介します。解釈例に過ぎないので囚われ過ぎないでください。アスペクトや度数によって若干、変わります。

ここでは例として火星を「目標に向かう燃料」として読んでいます。目標そのものではありません。
他に火星は「身近なトラブル」「運命を実行させるトリガー」として読みます。女性の場合、理想の恋人像として読むことがあります。

牡羊座の火星 火星が最も強力なエネルギーを発揮するため、暴走しやすくなります。衝動的で攻撃的、常に戦闘態勢のため周囲と衝突してトラブルを招きやすいと言えます。 良い方向に目標を定めたならこのエネルギーが最高の結果をもたらすでしょう。成功者ともなりやすいです。

牡牛座の火星 火星が最も抑制されます。目標に向かう動きは非常に鈍く、ほとんど停滞しているように見えます。 その代わりに信念は生涯一貫しています。悪く言えば頑固な人ですが、目標実現の際には溜め込んだエネルギーが強力な実行力となります。

双子座の火星 このサインにある火星は動きが軽くなり、様々な事柄へエネルギーが向かいます。目標実現までのスピードも速くなります。 しかしエネルギーが分散すれば力が弱くなるのは当然のことで、大きな目標実現には向きません。器用貧乏とならないよう注意。

蟹座の火星 水のサインである蟹座の中では火星のエネルギーが抑制されると誤解しがちですが、逆に沸騰した湯のような激しい行動を惹き起こします。 特に感情が刺激されたとき、自分が攻撃された時は水蒸気爆発のように癇癪を起こすため注意が必要です。激しい感情を自覚し意識してコントロールすることです。

獅子座の火星 このサインにある火星は牡羊座と同じく強いエネルギーを持ちますが、暴走するリスクは低くなります。太陽の指示待ちで動くため良い方向にエネルギーを使いやすいと言えます。 ただし目標が定まらないと鬱屈したエネルギーを抱えたままくすぶることになり、唐突に不満を爆発させがちになるでしょう。

乙女座の火星 乙女座の火星は牡牛座にある火星ほどの抑制を受けません。適度に暴走を抑えられて現実的な目標に動くことができます。理想的な形で火星を使役することも可能です。 ただしエネルギーを細部に向けてしまいがちとなるため、強迫観念に囚われてしまうこともあります。

天秤座の火星 波風立てないことを最善と…

金星の解釈

西洋占星術講座(9)、金星の入る星座ごとの解釈をご紹介します。解釈例に過ぎないので囚われ過ぎないでください。アスペクトや度数によって若干、変わります。

ここでは例として金星を「恋愛の形」と読んでいます。他に金星は身近な「幸運」、「芸術性」などと解釈します。上ページをご参照ください。

牡羊座の金星 好きになったら突き進む、衝動的な恋をします。 本来の金星は他者との穏やかな関係を好むのですが、牡羊座は相手の気持ちを思いやることなく行動するサインのため金星がバランスを崩しがちです。 暴走する愛とならないよう自制が必要です。

牡牛座の金星 金星が本来の場所にあり安定して働くことができます。このため、恋愛も穏やかなものとなり、常に相手を思いやる建設的な関係を築くでしょう。 ただし若い時の恋愛においては、現実的過ぎてロマンに欠けると言われることが多いかもしれません。

双子座の金星 双子座の金星は安定性を欠きます。このため双子座に金星がある人は八方美人となりやすく、恋愛にもドライとなります。 感情の深みにはまることがないので恋愛に関するわずらわしさとは無縁ですが、相手には寂しさを与えてしまうでしょう。

蟹座の金星 相手を包み込むような温かい愛情を持ちます。恋愛相手にも親のような慈愛を注ぎますが、相手も同じレベルの愛情を返してくれるとは限りません。 一方的に愛を注ぐことに疲れて恋愛に臆病となることもあります。

獅子座の金星 華やかな恋愛をします。輝くばかりの魅力で異性から注目を集めるでしょうし、多くの異性と付き合うことになるでしょう。 いっぽう自分が愛されないと癇癪を起こしがちです。愛されて当然という考えを改める必要があります。

乙女座の金星 乙女という名のイメージとは裏腹に、論理的で堅苦しいこのサインにある金星は活動を抑制されます。恋愛には関心が低く、関心を持っても淡泊なものでしょう。 理屈で異性を好きになろうとし、相手を理想の型にはめようとします。概して恋愛経験が遅れます。

天秤座の金星 絶妙なバランス感覚とスマートな服装や態度で、多くの異性から好まれるでしょう。恋愛期間中も思いやりを持って相手に接することができるためトラブルは少ないはずです。 ただベタベタとした関係が苦手なため、寂しがるタイプの恋人では長続きしません。

蠍座の金星 相手と一体化するほどの結びつきを求める蠍座…

水星の解釈

西洋占星術講座(9)、水星の入る星座ごとの解釈をご紹介します。解釈例に過ぎないので囚われ過ぎないでください。アスペクトや度数によって若干、変わります。

【初級講座(9)ページから注意点、転載】
水星は学習に関わることから、よく「知力そのもの」と誤解されていますが、水星だけで知的能力の高低を読み取ることは不可能です。
知性の傾向はやはり、性格から来る思考パターンや職業適性と切り離せないものです。アセンダントやMCなどを分析して判断すべきことでしょう。
水星が表すのはあくまでも他者との繋がりに使うための表現能力、情報処理能力です。

牡羊座の水星 考えてから表現するまでのスピードが速いため、思ったことをすぐに口に出してしまうでしょう。 相手の反応を気にせず発言してしまい、不利な論争に巻き込まれることがあります。敵は多くなりますが、批評家としては有能です。

牡牛座の水星 考えを表現するまでに時間のかかるタイプです。その代わりに表現に重みが出ます。 言語には苦手意識を持ち、音楽やファッションでの表現を好む人もいます。勉強にも体感を取り入れたほうが習得しやすくなります。

双子座の水星 双子座の水星は最も活発となり、水星らしさを発揮します。コミュニケーションに優れ、情報処理の能力も発達するでしょう。 好奇心が旺盛となるためあらゆる分野の情報を仕入れようとする傾向があり、集中力に欠けるところは弱点です。

蟹座の水星 どのような知識でも溜め込むことができるので記憶力を求められる分野では優秀です。 表現においては感情が優先します。このため少し客観性に欠けた表現をしてしまいがちで、論理的表現が苦手となります。

獅子座の水星 オープンな表現をします。牡羊座と同様に思ったことをそのまま口にして不利益を被りがちですが、違うのは相手の反応に敏感なことです。 言語を使った芸術分野(たとえば文筆・演説・脚本)の理解力と表現力に長けます。

乙女座の水星 細かな情報を分析する能力が発達します。情報処理(IT系)の分野、研究の分野で能力が発揮されるでしょう。 弱点は細部の情報に集中し過ぎて全体が見えなくなりがちなことです。対人関係では神経質な表現が敬遠されるかもしれません。

天秤座の水星 人との交流に関する情報を素早く仕入れることができるため、人脈作りでは最高の能力を発揮します。 会話やメール文などでの…

カルミネート惑星

西洋占星術講座(7)の補足、カルミネート惑星の意味です。
カルミネート惑星はホロスコープ全体に影響を与えます。特に合(0度~4度)の場合は大きな影響を与えますので、見落とさないよう注意してください。

ここでは惑星ごとのオーソドックスな解釈をご紹介します。
必ずしも全ての人がこの通りになるというわけではありませんが、歴史上有名人の出生ホロスコープではこの通り現実化している例が散見されます。ホロスコープ計画を活かしきった場合は世の中への影響力も出るということでしょう。

太陽カルミネート 自己実現のためのパワーを持ちます。アスペクトが良ければ、社会で認められ称賛されるような人生となります。

月カルミネート 人と協力して事を成す運勢です。周囲とうまく調和出来るため、女性なら地域に溶け込む良い妻となるでしょう。

水星カルミネート 知識を習得しやすい環境に恵まれます。コミュニケーション力と現実感覚に優れるため仕事では成功しやすいでしょう。

金星カルミネート 平和な環境に恵まれ、人に愛されやすく富も得るでしょう。年齢が増すごとに次第に豊かとなっていく運があります。

火星カルミネート 活動力があり、思い立ったことをすぐ実行に移すことが出来ます。無自覚でも競争心があり、勝つ力もあります。

木星カルミネート 幸運に恵まれた人生となります。思いがけない引き立てを受けて、突然の出世をする可能性があります。

土星カルミネート 何らかの義務を負い生まれて来ています。苦労するかもしれませんが、偉大な業績を残す可能性があります。

天王星カルミネート 改革の使命を持って生まれたか、改革に巻き込まれるかのどちらかです。閉塞感を打開するような人生となります。

海王星カルミネート ファンタジックなイメージの担い手となるか、神秘なメッセージの伝道者となります。神秘や芸術分野で役割を果たします。

冥王星カルミネート 権力を得て社会を動かすことになる可能性があります。思想や宗教の創始者となる運もあります。


第6ハウスの惑星と適職

西洋占星術初級講座(7)の補足で、第6ハウスに入る惑星/感受点で「適職」を読みます。


上の記事でも書いた通り、第6ハウスは「義務=負債、労働」「病」等とするのが本来の読み方です。
一般的な現代占星術で占われるように、前向きな「適職」と読むには疑問があります。
ただここでは「適職」を「労働」や「人生初めて負う義務」と読み替え、ポピュラーな占い方をご紹介しています。
現実の鑑定をしていると、確かに遠からず当たっていることが多いようです。特に若い方の就職を占うには妥当です。
中年期以降の転向、たとえば「唐突に夢にかられて始める起業」などの場合はMCを見てください。

第6ハウスに太陽がある 大企業のサラリーマンや公務員など、エリート的で公に誇ることの出来るような仕事が適職です。仕事を人生で最も大切なことと考えているため、就職すると仕事人間になりやすいでしょう。

第6ハウスに月がある 医療や介護、心理療法士など、人を癒し奉仕することで喜びを得られる仕事が適職です。自分自身が喜びを感じられるかどうかがポイントなので、単純労働は避けたほうが良いでしょう。

第6ハウスに水星がある 文書作成、秘書、研究職、コンサルタント、文筆業など、あらゆる知的労働が適職です。神経が細いところがあるので、心理的に負荷のかかる仕事は避けましょう。睡眠不足で倒れやすいので注意。

第6ハウスに金星がある ファッション関係や芸術、金融業など、明るく派手で世間から注目を浴びる仕事に向きます。仕事が趣味と言えるほど楽しみを感じられるかどうかがポイントです。地味な仕事では長続きしないでしょう。

第6ハウスに火星がある 組織のトップや管理職など、自ら率先して動く仕事に向きます。肉体労働も厭わず引き受ける方です。仕事に並々ならぬ情熱を注ぐため、気付かないうちに限界を超えることがあります。過労に注意してください。

第6ハウスに木星がある 大勢の人と交流する事業主や営業職が適職です。人との縁を大切にするため、援助も受けやすいでしょう。仕事で飲食する機会も増えることから、お酒で体を壊しやすい傾向があります。飲み過ぎに注意です。

第6ハウスに土星がある 責任感と忍耐力は抜群なので、官公庁の職員など地味でも責任を求められる仕事に向きます。企業に入れば将来的に重役となる可能性はありますが、対人関係が苦手なので職場での不和に注意…

西洋占星術初級講座(10)木星が示す幸運と恵まれやすい分野

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木星は12年に一度の幸運を運ぶ 木星の軌道周期は約12年です。
約12年で黄道上を一周すること(つまり一年ごと一サインに留まる)と、幸運を表す惑星であることから、この木星が入っているサインを「幸運期」として読む手法がポピュラーとなっています。
雑誌などで毎年見かける「〇〇座は12年に一度の大幸運期!」といった心躍る記事は、木星がその年の夏にそのサインに入ることを根拠として書かれています。もちろん、この〇〇座とは人の出生時の太陽サインのことです。

「木星と太陽が正確な0度(合)とならなければ全く意味がない」
とお怒りになる占星術家の先生もいるのですが、太陽と木星が近付けばそれだけ太陽という感受点のエネルギーが増すことは確かです。
つまり、普段より地上で生きるための力がアップすることになります。他サインに木星があるよりは自分が生まれた時の太陽サインに木星があったほうが活力が湧くはずです。12年に一度のお祭りだと思って、「幸運期」という言葉を楽しい気分で受け止めたほうが心地良く過ごせると思います。
ただし、過大な期待は禁物です。
木星は「楽観」も表し、木星が巡って来た時は気が大きくなるために細かい点を無視しがちとなります。
最も盛んな時にこそマイナス要素が生じているので注意しなければならない――とは東洋の思想なのですが(→参照・陰陽思想)、全くその通りで、木星が巡って来る幸運期こそ次の12年を左右すると思い気を引き締めて物事に取り組むべきと言えます。

もう少し正確に解説すると、木星は「拡大」「膨張」の意味となります。
太陽は「今世を照らす光」。今世の課題であると同時に、地上で生きるため借りている肉体の運命エネルギーを表しています。木星が出生時の太陽へ近付くとこの運命エネルギーが拡大・膨張しますので、当然ながら生きる活力が湧くと考えられるわけです。
ただ太陽がもともと弱い位置にあるか、困難アスペクトを多く持つ場合、木星による発展も抑えられると思います。
逆に火星などと太陽が0度で生まれた方は、行き過ぎた活動力がミスを招く可能性も考えられるでしょう。
このため、やはり一概に「ラッキー」とだけは言えないことになります。もし正確に幸運期を知りたいなら、個人の出生ホロスコープごとに読む必要があります。


木星が出生ホロスコープで重要視されない理由 このように木…

西洋占星術初級講座(9) パーソナルプラネットを読む

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パーソナルプラネットとは この講座では、性格の基礎や人生のターニングポイントとなる主要な感受点から先にご紹介してきました。
普通の占星術教室で先に教わるはずの、「水星・金星・火星」という動きの速い惑星をあえて後回しにしています。

動きの速い惑星は個人的な出来事に関わることから「パーソナルプラネット」と呼ばれます。
(本来、水星・金星・火星に月と太陽を含めて「パーソナルプラネット」と呼びます)

これら動きの速い惑星は決して無視すべきものではないのですが、初心者の方に先に教えてしまうと強く囚われ過ぎてしまう傾向があるようです。 おそらく「パーソナル」と呼ばれるだけに身近な要素で、日常的に実感しやすいためでしょう。

しかし二十歳以上の大人の方が、水星や金星などに囚われ過ぎることは好ましくありません。いつまでも思春期の子のように身近な世界に囚われていると人生の大きな目標を見失ってしまいます。
そこで二十歳以上の方のホロスコープ解読においては、あまり水星や金星を強調し過ぎないほうが良いと考えられます。
次の通り、占いたい事柄に応じて分析するのが望ましいでしょう。


水星で読み取るべきこと 水星の軌道周期は約88日。約28日である月の次に動きの速い惑星です。

地球に最も近い月は前世~幼年期に関わるため、今世の人格形成にも深い影響を及ぼします。
その次に速い水星は少年少女期に該当します。
惑星年齢域という考え方によれば8歳~15歳頃です。
ちょうど小学生から中学生の年齢です。人はその時期、初歩的な対人関係を学びます。また積極的に情報を仕入れ、学習を始める時期でもあります。
このため水星で性格を読み取ることはできませんが、基本的なコミュニケーション能力や学習の癖は読み取ることができます。
具体的に言えば言語能力、IT系の能力は特にはっきりと水星に表れるようです。
また場合によって旅行運を表わすこともあります。
もちろん年齢域として、8歳~15歳期の運勢を見ることにも適しています。年齢域と見て運勢を読む場合はハウス・アスペクトを考慮するとともに、度数を読むようにしてください(運勢の読み方は別の機会に書きます)。

なお水星は学習に関わることから、よく「知力そのもの」と誤解されていますが、水星だけで知的能力の高低を読み取ることは不可能です。
知性の傾向はやはり、性格…

西洋占星術初級講座(8) 土星で晩年と障害を読む

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晩年を読む 前ページでは太陽・MCによって、青年期~最盛期の大きな人生の流れを解読してみました。
若い方にはそこまででも充分かもしれません。MCという人生半ばの目標ですら、十代・二十代の方にはあまりにも遠い未来過ぎて想像出来ないはずです。
しかし人生は最盛期以降も続き、その後は第二の人生とも言うべき晩年があります。
さらに言えば、死が終わりであるとも限りません。
人は晩年で少しずつ来世を意識し、来世の準備を始めていくものです。

このページでは最盛期からさらに進んで晩年を読みます。
晩年を解読するためには第4ハウス(IC)やDSCなども役立ちますが、最も重要となるのは土星です。


土星の解釈はバラエティに富んでいる 現在、太陽については「基本性格」「自分自身」という解釈で占星術師たちの意見は完全一致しています。
ここまで不自然なほどプロたちの足並みが揃っているのは商業的な理由が多分にあるため、占星術をなりわいにしている人たちが太陽についての見解を変える日は永久に来ないはずです (全ての人が出生時間を書いた個人情報カードを携帯すべし、という法律が誕生しない限り。そんな世界も怖いものがありますが)。

しかしその一方で、土星の解釈については様々なものが生まれています。
これは土星は動きの遅い惑星でありサインで読む場合には出生時間は関係ないこと、 したがって独自の解釈をしたからと言って他の占い師たちの収入に影響を及ぼさないこと等の理由から土星には自由な議論が許されて来たのだと推測されます。
さらに「凶星」と解釈される土星に反旗を翻して別の解釈を加えるのは、20世紀的な知的好奇心にかない、多くの人々の興味を惹いたのだとも言えます。
伝統的には「束縛」の意味もある土星が、占星術師たちにとっては数少ない「自由」な議論の素材となったことは皮肉です。

土星の解釈で代表的な説には、以下のようなものがあります。
代表的な説だけ挙げましたので、もちろんこれ以外にもあると思います。
なお「○○派」は筆者による命名で一般的なものではありません。

1.伝統派、スタンダードな「凶星」説 古典的な解釈に則り、土星を「凶星」と考えます。
禍い・失脚・病・困難など、不吉な出来事は土星に象徴されます。国家や父親など、自分を保護するが束縛し圧迫する者を表すこともあります。

2.心理占星…

西洋占星術初級講座(7) MCで人生目標と適職を読む

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MCで人生目標を読む 前ページでASC(アセンダント)、月、太陽と重要な感受点の入るサインを読みました。
他にも重要な感受点はありますが、人生の流れを大きくつかむという意味で特に重要なMCから先にご紹介します。

MCはホロスコープの「天頂」に当たる感受点です。現実には天頂ではなく子午線と黄道が交わる南の点ですが、ホロスコープを読む場合には「最も高い位置にある点」と考えます。
(読み方は「エムシー」が一般的で、これは「Medium Coeli/メデウムコエリ」の略です)

「最も高い位置にある」ということは、つまりホロスコープという人生計画書の目標がここに表れると言えます。
ASCからジャンプした魂は太陽を燃料としてさらに高く飛び、最も高い位置にあるMCを目指します。
このため、MCは「理想」であり「人生目標」であり、「果たすべき使命」とも言えるのです。

もう少しMCを詳しく見ると、MCはホロスコープを四分割した最上部、社会性の極まりを示しています。このことから、社会的に成熟した人間となった後に初めてMCが実現するのだと分かります。
それぞれの人が与えられた寿命のなかで役割を果たすことになるので、MCが実現する年齢は一概に言えないのですが、現代は45歳~50歳以降に実現している人が多いようです。 現代の平均寿命から考えると、その年齢が最も充実する時期と言えるからでしょうか。

MCは大人としての社会生活の中で実現しますから、多くの人の場合、職業を通じて役割を果たすことになると思います。
このため一般的な占星術ではMCをカスプ(境界線)とする第10ハウスを「適職」と読みます。
ただし全ての魂が職業を持つことを「人生目標」としているわけではありません。魂の目標とは、それほど単純ではないのです。

人によっては辛い経験をすることが役割である場合さえあります。家に閉じこもる生活を余儀なくされている人にも、そのことで可能な役割があるはずです。

金持ちになったり有名になる人生だけを「成功」と呼ぶことは、西洋占星術ではあり得ません。世間の「成功」は、魂の計画から見れば「成功」ではない場合もあります。
MCをきちんと読んでいけば、「こうでなければならない」などという定型の人生など存在しないことを思い知らされるはずです。

このように複雑で多様な人生目標を読むためには、M…

西洋占星術初級講座(6) ASC・月・太陽で性格と課題を読む

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重要なサインを読む ここから具体的に、重要な感受点の入るサインを読んでいきます。
感受点の意味はサインを読みながら少しずつ学んでいくことにしましょう。

まずどの感受点が入るサインから読むべきか、です。
本来どこから読んでも自由ですが、やはり最も自分の本質に近く、全ての行動パターンの中心となっている感受点から読むと分かりやすいと思います。

スタンダードな占星術では、「自分自身」を表し「基本性格である」とされる太陽を中心として読みます。したがって最も重要なサインは太陽の入るサインとなります。
(雑誌などの星占いで、いわゆる「あなたの星座」と呼ばれているものも太陽サインです)

冒頭に書いた通り当サイトはかなり少数派のやり方で、アセンダントを本質として行動パターンの基礎と読みます。
理由は前述通り、こちらのほうが本来の占星術に近い占い方であり、実占上も当たるからです。

以下、当サイトが推奨する順に感受点をご紹介していきます。
どうしてもスタンダードな占い方以外に抵抗ある方は、このページを無視してください。


アセンダントのサインを読む各星座解釈に書いた説明の繰り返しとなりますが、もう少し詳しく書きます。

生まれた時に東の地平線上にあったサイン(上昇宮/アセンダント・サイン)は、一般的には「容貌、体型」・「他人から見た第一印象」「仮面」とされていて、あまり重視されていません。 アセンダント・サインは「あなたはこんな見た目です」とだけ述べて、それ以上の分析はせず終わりとするのが普通です。

しかし現実には一般の占星術テキストで示されている通りの上昇宮の顔かたち、体型をしている人は滅多にいません。
また「第一印象」と言うよりはむしろ、しばらく付き合って判明する性格であることがよくあります。
(感覚の鋭い人に限り、初対面のコンマ数秒でこの性格を見抜いていることがあります。それでも職場だけで会っていると、表面性格しか見えないためイメージが変わっていきます。ところがその後、何かのきっかけで深い付き合いをするようになったとき、第一印象こそが本性だったと知り驚くことになるわけです)

アセンダント・サインは仮面どころかその逆の「本性」と考えられます。
たとえば、子供の性格として母親から最もよく見えているのはこのアセンダント・サインの性質のようです。後述する月より、アセン…

西洋占星術初級講座(5) サインのイメージを覚える

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全体像からサインへ 前ページではホロスコープの全体像をざっと眺めてみました。
まだまだホロスコープの解読は始まったばかりです。
初心者の方は、いったん前ページで得た全体像をメモして次の分析に進みましょう。

本来はこの一見の時点でアスペクト(星と星の角度)やハウスも見渡しておきます。
しかし慣れないうちは難しいと思います。
アスペクトやハウスを読むのは後回しにして、まずは占星術の醍醐味である12サイン(星座)から読み解くことにします。


サインのステレオタイプを頭に叩き込む ホロスコープのうち、主に感受点の入るサインを読み解いていきます。読み解く順や感受点の意味については後ほどご説明します。
その前に、各サインがどんなものか知らなければなりません。
先に12サイン全てについて特徴を頭に叩き込んでおきます。

「他人の星座(サイン)なんか知らない。私の星座以外、どーでもいい」などと言わず、どうか全サインについて一通り目を通してください。最初は簡単でけっこうです。
自分の星座は一つなのではありません。あなたは全ての星座を持っているかもしれません。
または全ての星座を持たなくても、様々な形で全ての星座に関わる可能性を持っています。 だから星座で他人を差別してはならないし、「他人の星座なんか関係ない」などと考えてはいけないのです。

ところで12サインを覚える前に心がけていただきたいのは、「サインはまずステレオタイプ(典型的な特徴)で覚える」ということです。

世の中には、様々な星占いの本が売られています。
特に近年の流行りは、星座についての新解釈を加えた本。
自分の「星座」つまり誕生日が属する太陽星座について、イメージを拡大させるような本が人気でよく読まれているようです。

そのような本も、イメージを鍛えるためには良いと思います。
占星術はもともと哲学のベースとして、イメージ力の鍛錬のために使われていたこともありますから。

でも技術としてホロスコープを読み解くためには、あまり知識のないうちから星座のイメージを広げ過ぎないほうが良いと言えます。
特に古くからある解釈を曲げるような新解釈、たとえば
「獅子座にはクールな人もいる」※
などという他の星座と重複するようなイメージで解釈を変化させてしまうと、まともにホロスコープが読めなくなります。

何故、最近の占星術師た…

西洋占星術初級講座(4) ホロスコープの第一印象を受け取る

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ホロスコープは全体で眺めることが大切前ページの通りホロスコープを作成したら、いきなり細部の解読をしようとはせずに、まずは全体を眺めてください。

何事もそうだと思いますが、特にホロスコープの解読には俯瞰思考(ふかんしこう。細部に囚われず全体を眺めて判断すること)が必要です。
このことは初心者の時から上級者となってまで、常に頭に置いておくべき基本です。

占星術を学ぶこと自体、実はこの俯瞰思考を鍛えるために有効と思います。
せっかく鍛えるチャンスですので、思考トレーニングだと思って全体的に見る癖をつけてください。
ネットの情報やテキストの言うなりで細部に囚われないように。
この俯瞰トレーニングは、学校の勉強や仕事など他の場面でも役立つ時が必ず来ます。

ホロスコープを全体で見て印象を把握するためには、いずれご紹介しますがアスペクト(星と星の角度)のオーブ(許容範囲)を広めに設定する必要があります。
ただ初心者のうちは情報量が多くなり過ぎて難しいので、とりあえず一般の占星術テキスト通り「厳格なオーブ」、1度~2度くらいで設定しておいてください。


ホロスコープの第一印象を受け取るホロスコープは最初に見た瞬間に得られる第一印象があります。
第一印象からそのホロスコープの個性を読み取るためには、数多くの情報を瞬時に処理しポイントを見抜く、直観のような能力が必要です。その能力を得るためには相当な訓練を積まなければならないでしょう。(筆者もまだとうていそこまで至りません)

ただ、達人でなくても知識さえあれば印象を受け取る方法があります。
それが、感受点/惑星(※1の用語解説へ)のバランスを見るというものです。

そもそもホロスコープは、
・感受点がホロスコープの円上にバランス良くあるもの
・感受点がホロスコープのどこかに偏り集中しているもの
大きく分けるとこの二種類となります。

どちらのホロスコープが良い、悪いということはありません。
よく、「感受点が偏っていると性格に歪みがある。精神を病んで不幸になるんだ」などと言う人たちがいますが、そんなことはないのです。

ただ偏りのある人は集中力が高い、と言えます。人生にかける意気込みも強く、若々しいエネルギーを持つ人が多いようです。目標に向かうと周りが見えなくなることは弱点かもしれません。
いっぽう感受点バランスの良いホロスコ…

西洋占星術初級講座(3) ホロスコープを作成する

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前ページまでで、「雑誌の星占いは占星術ではない」という衝撃の(?)事実をお伝えしました。
基礎となる性格を読むだけでもどの惑星を見るべきか色々の考えがあり、さらに他のことも見なければならない。西洋占星術の世界へ飛び込むのはジャングルに踏み込むようなもの……とにかく西洋占星術は複雑だ、というイメージを少しだけつかんでいただけたでしょうか。

最初から小さなところを見ようとすると混乱して誤ります。
大事なところから読み解けるように導いていきますので、お付き合いください。

まず、肝心の出生ホロスコープ作成からです。


STEP1 生年月日と出生時間、出生地を確認する当たり前のことですが、西洋占星術で占うためにはまず「ホロスコープ(星図)」を作成しなければなりません。
※ここで言うホロスコープは出生図(ネイタルチャート)のことを意味しています

しかしこの当たり前のことが実は意外と難しいのです。

まず、人間のホロスコープを作成するためには正確な生年月日と出生時間、出生地の情報が必要です。出生地は、生まれた病院が分かれば正確です。母子手帳などで出生時間と病院所在地を確認してください。
次の準備として病院所在地から緯度経度を調べておきます。病院所在地が分からない場合は、その病院があった市町村までで構いません。

なお出生時間は誤っていることがあります。
特に、昔は病院がいい加減だったため年配の方の場合で出生時間が異なることがあるのです。30分ほどずれて記入されることはよくありますが、私が見た58歳の方のケースでは12時間ずれていたことがあります。ホロスコープを解読した結果があまりにも自分とかけ離れている場合は、この出生時間の誤りから疑ってください。

ごく稀に生年月日が違う人もいるので注意してください。日本国で生まれた人の場合、出生届に医師が作成した出生証明書の添付が必要です。このため日本人であれば生年月日が違うということは滅多にありません。ところがこれも残念なことに、母親の強い要望に敗けて医師が出生日を偽って出生証明書に記入することが現実にあるようです。

→参照。4月2日生まれが多い理由(知恵袋)

上のリンク先ケースの他に、誕生時期にご両親が宗教や占いを信じていた場合も注意が必要です。吉日に合わせて出生日を偽ろうとする親が現にいます。

生年月日の誤り(親の偽り)は、…

西洋占星術初級講座(2) 基本性格の占い方

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基本性格の占い方、いろいろ次に、同じ占星術でも考え方によって占い方が違うことを書いていきます。

占星術ではまず、
「基本性格」
というものから調べていきます。
ただしこの基本性格については、最も重要視する星座をどの星にするかという考え方の違いによって結果が異なってきます。

現代の西洋占星術において、最もポピュラーな占い方となっているのは
「基本性格 = 太陽星座」
とする考えです。
この考え方の占い師が圧倒的多数であると言って良いでしょう。ほとんどの占星術家が何の疑問も持たずに「太陽星座・基本性格論」を採用していると思います。

雑誌の星占いが【太陽星座】だけで性格を占っているのは、このポピュラーな「太陽星座・基本性格論」に基づくわけです。
(だから雑誌の性格占いも根拠がないわけではないのです。ただし太陽星座一つで全ての性格が分かるかのように主張するのは、どんな流派から見ても間違いであると言っておきます)

いっぽう、今やひどく影の薄くなった
「アセンダント星座・基本性格論」
という説もあります。

上昇宮 最重要視論「アセンダント星座」とは「上昇宮」とも呼ばれます。
これは生まれた瞬間に東の地平線上にあった星座のことです。
(正確に言うと: アセンダントとは東の地平線と黄道が交わる点のこと。占星術に用いるホロスコープはこのアセンダントを基点として作成する。アセンダントが入っていた星座が、「アセンダント星座」または「上昇宮」)

古典占星術では上昇宮が重視されていました。
現代でも、古典占星術の流れを受け継ぐインド占星術では上昇宮を最重要視します。上昇宮は「基本性格」どころか「その人自身」すなわち「魂」とも考えられています。次に重要とされるのが月星座で、その後からようやく太陽や火星や金星が判断要素となっていきます。

このように、古典占星術で上昇宮が最重要とされていたことは明らかです。
それなのに現代の占星術家たちはこの過去を黙殺しています。
何故なのか?

ご主張は様々あるでしょう。
「近代の占星学の研究で太陽星座が最も重要と判明した」
という論拠をお持ちかもしれないし
「自分自身の占いの経験上、太陽星座に依頼者の性格が最もよく表れていた。だから太陽星座が基本性格であることに間違いない」
という確固たるデータをお持ちなのかもしれない。
しかし近代、商業が盛…

西洋占星術初級講座(1) 太陽だけを見る「星占い」は、占星術ではない

最初から読む

雑誌で見かける『星占い』とは女性誌でおなじみの『12星座占い』。
最近は、朝からテレビのニュースでも星占いが放送されるようになりました。

「今日の運勢 ランキング」とか
「ラッキーカラー」
「ラッキーパーソン」
などなど教えてくれて便利です。

だけど朝からアンラッキー 1位とか言われると、へこみませんか。
私はへこみます。笑
だからなるべく見ないようにしています。

占いサイト運営者としてこのようなことを言うのは失格かもしれませんが、実はテレビなどの星占いは見なくても構わないものです。
信じても信じなくてもどちらでも良いレベルと言えます。
何故なら本来の占星術では、あれほど単純に吉凶ランキングが出せるものではないからです。
(私は朝から他人に不吉と言われると気分が悪いので見ないようにしているだけです)

雑誌やテレビで紹介されている星占いは、太陽という一つの星だけを見て占っています。
太陽は確かに大切な要素ですので、それだけでラッキーかアンラッキーかを占うのは間違いではないと思います。
でもそれが“全て”ではありません。
だからテレビの星占いでアンラッキー1位だったからと言ってあまり深刻に受け止め過ぎなくても大丈夫です。

性格占いでも、一般的な雑誌に載っているものは太陽の星座だけを見て診断しています。
たった12分類の太陽星座で
「あなたは獅子座だから明るい性格でリーダーシップがある」とか
「あなたは魚座だから涙もろくて優しい」などなどと決めつけてしまっている。

今までそんな星占いで、「ものすごく当たってる!」と実感された方はいらっしゃいましたでしょうか?
もしものすごく当たっているという実感を持たれたのだとしたら、運良く太陽の影響を強く受けている方なのだと思います。あるいは言われた占い結果を何でも忠実に信じ込んでしまいがちな方か。
この太陽の12星座による性格占いは大いに問題あると考えられるので、私はお薦めしておりません。

占星術ってなに?じゃあ、「西洋占星術」って何なのか?
たくさんの流派がありますが、どんな流派であっても「占星術」と言えば、星の配置から対象を占う技法のことです。

占い対象となるものは始めは農業の植え込み時期や国家などで、後に個人も占うようになりました。
「星」とは、もともとは現実に空に見える星でした。
現在の占星術で使われている「星」は…

宿曜占星術とは

起源はインドの占星術古代バビロニアで生まれた占星術が西に渡りギリシャで発展したのが、星の配置図を用いた占星術です。一般に「西洋占星術」や「西洋星占い」と呼ばれているものです。
いっぽう、同じバビロニア起源の占星術がギリシャ・ヘレニズムを経て、インドに渡り独自の解釈を施されたのが『宿曜占星術』。
現在の宿曜占星術は仏教とともに中国に渡り翻訳されたもので、日本では空海が「仏教の経典」として国に持ち帰り伝承したものだそうです。その後、吉凶の判断や相性においては中国か日本でのアレンジが入っていると推測されます。
起源は同じでありながら何故か宿曜占星術は潔く【月】だけを見ます。
この点、西洋のホロスコープ占星術ともインド占星術とも異なります。
しかも独特の暦を用いているため、誕生日のみからシンプルに占うことが出来ます。
ちなみに宿曜での星座計算は西洋占星術と異なりますので、宿曜で言うところの【宮】は西洋占星術の月星座が入る黄道12宮とは一致しません。・・・詳しくは暦の解説にて

宿は前世を映す鏡古来、月の星座は過去世を表すと言われてきました。
西洋占星術においても月星座に前世~幼少期が反映されていると見るのが一般的です(転生を否定する宗教が介入しない場合)。
しかし西洋占星術では12分類。確かに12分の1で前世を見るのも間違いではないけれど、“当たらずも遠からず”といった漠然とした診断内容になってしまいます。
だとしたら、もともとが月に基づく象徴で、さらに詳しい27分類の宿曜で占ったならもっと正確に前世が分かるのではないでしょうか。
こう考えるようになったのは、実は自分というサンプルが先にあったからです。
『宿曜占星術』で初めて自分を占った時は、衝撃を受けました。まるで前世が記録されているかのように感じられたのです。⇒詳しい話
宿曜に自分の前世が映し出されていた。だとすると他の方にも同じことが言えるのではないかと考えまして、前世を知る手がかりとしてこの占いをご提案することに致しました。

※一般的な宿曜占星術での前世占いについて宿曜占星術では仏教に根差した思想から「業を前世」、「胎を来世」、「命を今世」とする教えがあるそうです。私はこれをインド的な意味での“輪廻思想”の象徴と見ます(輪廻思想:必ずしも個人の魂の転生を意味するものではありません)。
当サイトでは転生を古代ギリシャ的な…

宿曜占星術が当たらない理由2・3

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2.前世の影響を脱している宿曜占星術が当たらない第二の理由は、すでに前世の影響を脱している人である場合です。

トップで書いた通り、宿曜占星術のベースとなっているのは【月の星座】です。
この【月の星座】はギリシャ系の西洋占星術では前世~幼年期を表すものとされます。
したがって、前世の影響から脱してしまった人は【月の星座】である宿の解釈がほとんど当たらなくなってくるでしょう。
理屈のうえでは年齢が若い人よりも、中年期以降の方にこのような人が多くなってくるはずです。

では前世の影響を脱している人の場合、どこを見れば良いのかというと【ASC/上昇点。生まれた時の東の地平線上の点、その星座】を見れば概ねその人の本質が見えてきます。
そもそも人の魂の変わりがたい本質は【ASC】に出るのではないかと考えられます。
このため古典占星術や、現在のインド占星術では【ASC】を最も重要視しているのです。
(現在主流の西洋占星術では【太陽】を基本性格と見ますが、魂の本質・個性として見るのは誤りです。⇒詳しくは西洋占星術へ

【月星座】の影響力も確かに強く、人生が終わるまでなかなか影響を脱することが出来ない人も多いですが、【ASC】に比べればほんの一時期の通過点に過ぎません。
あるいは、【太陽星座】を見ることもあります。これは今世の半ば、最も活躍している時の行動に影響を与えるでしょう。

占星術によって性格を読み取ることは、実はなかなか繊細で難しいものです。
宿という【月星座】だけで人生の最後までの性格を決めつけてしまうのは、西洋占星術の観点から申し上げると正直ナンセンスと感じてしまいます。
ただ上記の通り前世の影響を受けたまま・あるいは増幅させて人生を終える人も多くいることは確かです。その人々が宿曜占星術を「当たっている」と感じるのだとしたら、6~7割という数字が前世の影響を受けたまま生きている人の数ということになります。かなり高い割合ですから、宿を調べることの益は大きいでしょう。

3.誕生日が間違っている当たらない理由として考えられる例外中の例外を示しておきます。
占いが当たらない理由で占い師が言うのは「禁じ手」なのですが、
誕生日そのものが間違っている
ケースです。
つまり戸籍上の誕生日と、実際に生まれた日が違うという場合です。

あり得ない!とお考えでしょう。
しかし、戸籍と事…

宿曜占星術が当たらない理由1

始めから読む

暦の選択が間違っている 宿曜占星術が当たらないまず第一の理由として、選択した暦が解釈と一致していないことです。

宿曜占星術に使用すべき暦には様々な考えがあります。
最近で有力らしいのは、太陽暦で実際の天体における月星座を計算して、宿曜盤の通りに無理やり宿を当てはめるというもの。
たとえば天体の月星座が「水瓶座」だったら、下図の通り強制的に「室」「危」「虚」へ分類してしまうといったやり方です。
参照→図 宿曜盤(宿曜盤の外円、宮を主として出します)

現実の星座に合わせているのだから一見正しそうにも見えますが、私の実感では、このやり方ですと宿解釈と鑑定対象者の性格が大きく異なってしまうことが多いようです。
これは宿曜盤と現実の天体に“ズレ”があることが原因なのではないかと思われます。


宿曜盤の正体 西洋占星術的な知識で宿解釈を見ると、どうやら宿曜盤外円に記入されている宮は西洋占星術の天体とは合致していません。
(つまり、宿の解釈が外円の十二星座解釈と一致していない

始め計算上の問題のせいだと思っていました。
※中国系の暦は月の朔望、ギリシャ系の月計算は惑星の位置。インドは白道周期。これらを同一視することがそもそも不可能だし計算も狂う。
でも、どうもそういうことではないらしい。
このズレは計算上で修正出来るような機械的で正確なものではなくて、もっとアナログでアバウトな、昔の人の都合のせいではないかと思いました。

あくまでも西洋占星術の解釈だけから推測すると、宿曜盤のもともとの宿は星座に対して概ね一つ分ほどズレており、なかには大きく戻って二つ前の星座の解釈が入っているらしき宿さえあります。
こうして分類していくと12星座に約3宿(正確には2.25宿)ずつというきれいな形では分類されず、宮が伸びたり縮んだり、重なったりのいびつな占星術盤が出来ます。

何故このようなことになったのか。
ギリシャ系の占星術が伝来した時点で、インドでは既に独自の27日の暦が使われていたそうです。
ということは以下の想像が出来ます。
1)占星術を導入しようとした際に、インドの人たちは土着の暦に合わせて先に27日ごとで宿を分けて名を付けた。
2)それから後で、毎月一宿ごとに月が通過する星座全ての解釈をミックスして当てはめていった。

この、2番目の手順の「星座全て」が宿曜のポイントです。

宿曜占星術が当たらない人へ

このサイトの解釈を見ても、また他の宿曜占星術のサイトを見ても「当たっていない」と感じる人は必ずいらっしゃると思います。
(全ての占いは当たらないと信じている人は除きます。何を聞いても当たらないと思う人は、何を聞いても当たると思う人と同じ)

宿曜占星術は分類が27とただでさえ多いうえに、解釈が具体的で細かいため単なる思い込みだけで「当たっている」という感覚を得るのは難しいものです。
また、あまりポピュラーではない占いですから解釈が一般的に知られていないこともポイントです。
たとえば血液型性格のように日本人の多くが知っている占いの場合、刷り込み教育で「自分の性格はそういうもの」と思い込んで影響を受ける可能性が高くなります。
しかし宿曜占星術のようにあまり知られていない占いでは、初めて知る解釈ですから刷り込み教育の影響がある可能性はほとんどないと言って良いでしょう。

このため、宿曜占星術の場合は激しく当たっていると感じる人と、全く当たっていないと感じる人の二者にはっきりと分かれるようです。
言ってしまえば、宿曜占星術は占い師にとって商売上「都合が悪い」占いと思います。
ただ占いの研究対象としては、上記「思い込みが強くて何でも信じてしまう」タイプを除外して話が出来ますので知的好奇心をくすぐられ、非常に面白いです。

さて、ではどれほどの確率で当たっていると感じる人がいるのか。
これはもちろん大規模にアンケート等を取って統計を取らないと正確に判明しませんが、宿曜占星術に批判的な人の経験でさえ6割~7割ほどの人が「当たっている」と感じるそうです。
一般に広く知られていない占いの解釈を平均60%以上の人が「当たっている」と感じることは、実は占いとしてはかなり凄い確率なのではないかと思います。
占い師の間では、占いで当たる確率は50%前後という噂があるそうです。あくまでも噂ですが。
ちなみに天気予報で当たる確率が7割ほどですから、占いで6割を超えるというのは既に脅威の数字です。

さらに当たらないと感じている人も、多くの場合は次の理由で説明出来るようです。

次へ 『暦の選択が間違っている』

水のエレメントサインの特徴

【水エレメントのサイン】蟹座、蠍座、魚座水のエレメントに属するサインは全て、
情緒的受動的優しい、憐みに富む共感能力が高い芸受性を持つ人を魅了するという本質特性を持ちます。

水のエレメントを持つ人々、特にアセンダントサインが水エレメントの人は接するだけで癒される優しさを持ちます。
相手を思いやり、踏み込み過ぎず離れ過ぎず、そっと見守る距離感が絶妙です。疲れて振り向いたとき水サインの人が見守ってくれていたことに気付いて救われる人も多いはずです。
全ての人を癒し守護する女神のような性質があります。共感力や同情心、芸術性などが高く、実際に著名な芸術家には水サインを持つ人が多くいます。人類の心のオアシスを担っているエレメントだと言えるでしょう。

他者を癒し救う一方、感情に同調しやすい長所は
優柔不断、流されやすい執着しやすい という短所にもなり得ます。
ボランティアにはまり過ぎて身を滅ぼす人が多いのもこのエレメントの特徴です。また、執着する対象が恋愛相手や崇拝する人だったりすると、追いかける気持ちがストーカー行為に発展してしまうこともあります。
流されやすさと執着しやさをネガティブな方へ向かわせないよう、自制することが必要になります。
また、受け身ばかりでいると悪い人に利用されることもあります。あまり他人の言いなりにならないよう注意が必要です。


水のエレメントには結びつく性質があります。このため人としての「色気」が生来備わっていて、異性を始め他者を惹きつけやすいという得な面もあります。
蠍座など一部のサインは自分が他者へ執着しやすい一方、他者からの執着も集める力を持ちます。アセンダント蠍座の人が一時代を築くカリスマとなることがよくあるのは、このためです。
蟹座は母性や集団性を高めると、家庭や社会で「なくてはならない人」と呼ばれる重要な人となります。魚座は芸術性や霊性を高めると成功しやすいでしょう。
深い神秘と可能性を秘めるエレメントです。

サインごとの基本解釈を学ぶ同じ水エレメントサインでも、各サインごとに個性は少しずつ異なります。特にアセンダントサインは、深く付き合うほどその個性の特徴が感じられるようになるはずです。

たとえば水エレメント同士で比較すると、
家庭的な優しさと厳しさを持つ母親風 … 蟹座人を魅了して虜にするカリスマ恋人風 … 蠍座守りたくなるデリケートな芸術家風 …

風のエレメントサインの特徴

【風エレメントのサイン】双子座、天秤座、水瓶座
風のエレメントに属するサインは全て、
知性的論理的冷静(クール)こだわりがない、淡白無私、無欲コミュニケーションに長ける という本質特性を持ちます。

このエレメントをネイタルに持つ人々は、知的で無欲な特徴を持ちます。
特にアセンダントサインが風のエレメントの人は、欲が薄いようです。このためたいてい無私無欲、清廉潔白なイメージの人となります。
また誰にも強制されず、「~のため」という目標も無しに、純粋な知的好奇心や学習意欲を持ちます。趣味と仕事の別なく学習すること自体が好きなので、自然に学問が深まり、いずれ広い見識を持つようになるでしょう。

ただしクールでドライ(淡白)な長所は、
人間味に欠ける冷酷 と見られがちな短所ともなり得ます。
感情表現が苦手なため、「冷血人間」と責められることが高確率であるでしょう。
双子座は利益を優先して人間関係をないがしろにしやすいので、最も「冷酷」と誤解されがち。水瓶座は友好的ですが、古い常識を無視するため非難を浴びることが多々あります。天秤座だけはソフトな言動で和を大切にするものの、対応が表面的なため「心がない」と言われるかもしれません。
一般に風のエレメントは「コミュニケーションに長ける」と言われますが、これはあくまでも交渉術に長けているということであり、感情的で濃密な人間関係は苦手です。
風エレメントは情報を受け取るセンサーが過敏なため、他人と距離を取らないと疲労しやすいのです。
現代で人間関係に疲れ切って引き篭もってしまう人は、風サインに最も多いようです。濃密コミュニケーションは自分に向かないとわきまえ、無理しないことです。特に24時間監視され束縛されるSNSは風サインの鬼門。休日はSNSをオフしましょう。

風のエレメントを持つ方(特にアセンダントが風サインの方)は、できれば知性を活かすような生き方をしてください。
敏感なセンサーを持つ故の学習能力の高さ、批判精神もうまく使えば、必ず誰かの役に立つはずです。


サインごとの基本解釈を学ぶ 同じ風エレメントサインでも、各サインごとに個性は少しずつ異なります。特にアセンダントサインは、深く付き合うほどその個性の特徴が感じられるようになるはずです。

たとえば風エレメント同士で比較すると、
若いエリートビジネスマン風 … 双子座成熟したス…

地のエレメントサインの特徴

【地エレメントのサイン】牡牛座、乙女座、山羊座
地(土)のエレメントに属するサインは全て、
安定的抑制的懐が深い慎重ルールを重んじる社会性に長ける という本質特性を持ちます。

地のエレメントをネイタルに持つ人々は、真面目なため信頼を集めます。
特にアセンダントサインが地のエレメントの人は人間社会で最も好かれやすく、重要なポジションを占めることが多いと言えます。いわゆる「人望がある」人々です。特に人間関係を縦で考え、約束事やルールを守ることを重んじる東洋社会では、地のエレメントの人が圧倒で有利です。

ただし地のエレメントの長所は、
地味で真面目何事もスローテンポ面白味がなくて退屈 と見られがちな短所ともなります。
若者社会ではこのような特徴を持つ人は軽く見られがちです。子供時代にはスローテンポなことをからかわれたり、苛められることもあるでしょう。ご本人も自身の性格にコンプレックスを抱き自虐的な自己評価を持っていることが多いようです。
しかし大人になれば、真面目さこそ社会からも家族からも求められる資質なのだと気付くはずです。たとえ始めはバカにされても少しずつ周囲の評価は高まり、やがて重要なポジションが得られるようになります。

ところで何を「重要なポジション」と見ているかは、サインごと求める価値が違うために変わります。
たとえば牡牛座にとっての価値は家族や親族、そしてその一族の生活を支えるための財産です。
乙女座にとっての価値は技術や学術、職能です。自分の能力を活かす立場を求めます。
山羊座にとっての価値は、文字通りの「重要ポジション」つまり社会上のステイタスとなります。

いずれのサインでも、地の人々は社会で生きることに長けています。
実は人間社会の最も根底のところを支えているのは地のエレメントだと言えます。人間の営みは地のエレメントがなければほとんど成り立ちません。
地のエレメントを持つ人はこのことを自覚し、自分の重要性を信じて研鑽してください。


サインごとの基本解釈を学ぶ同じ地エレメントサインでも、各サインごとに個性は少しずつ異なります。特にアセンダントサインは、深く付き合うほどその個性の特徴が感じられるようになるはずです。

たとえば地エレメント同士で比較すると、
几帳面で律儀な研究員、職人風 … 乙女座懐が深い大商人の家長風 … 牡牛座 巨大企業の役員、管理職風 … 山羊…

火のエレメントサインの特徴

【火エレメントのサイン】牡羊座、獅子座、射手座
火のエレメントに属するサインは全て、
行動的積極的陽性(明るい)正義感が強い信念が強い若々しい という本質特性を持ちます。

このエレメントをネイタルに持つ人々は、何よりも無邪気で明るいことが魅力です。
特にアセンダントサインが火のエレメントの人は本質からの輝きを持ち、少し話をするだけで元気と楽しさを分けてもらえます。また、この人たちがいるだけで場が明るくなります。
「自分は暗い」と言っている人でも明るさが感じられるのは不思議です。
この場合の「明るさ」とはジョークを言って人を楽しませることではなく、幼い子の笑顔を見たときに元気が湧いてくるような、自然体の生命エネルギーの輝きのことを指します。

ただし火のエレメントの長所は反面、
計画なく行動する、無鉄砲他者へ遠慮しない世間のルールを読まない、ルールがよく分からない という欠点にもなるために、失敗を重ねた結果として、世間へ出て行くことに臆病になる場合もあります。
日本などの東洋社会では「空気を読まない」ことを悪とみなす傾向があるので、アセンダントに火サインを持つ人々(無意識に火の個性を発揮する人々)が疎外されやすいようです。特にアセンダントサインが獅子座や牡羊座の人のなかには現実に苛められたり、学校や会社で人の輪に入れなかったりした経験を経て、臆病になり引き篭もるケースも多く見られます。
牡羊座前半などは世間について疎く未熟なところもあるので、思春期の子のように人と接することに臆病となり、むしろ消極的な性格タイプになることもあります。射手座の人は競争に敗けたとき挫折感を覚えやすいでしょう。
 「私は火のエレメントが強いのに積極的ではない。ネガティブだ」
と思っている人は、このように今の環境が自分に合っていないだけ、または環境に慣れていないだけかもしれません。

アセンダントサインを持つ方(特にアセンダントが火サインの方)は、個性を抑え付ける環境に負けて自信を失わないようにしてください。
自分の正義感や信念を活かすことです。その明るく輝く信念を多くの人に見せ、共感を呼び覚ますようにすると良いです。
燃え移る火で象徴されるように、純粋な信念はやがて多くの人にエネルギーを与え共感を呼ぶでしょう。


サインごとの基本解釈を学ぶ同じ火エレメントサインでも、各サインごとに個性は少しずつ異な…

【星宿】反骨のアウトロー

せいしゅく/和名:ほとほり
前世の人物像「反骨のアウトロー」


この占いについて 解説・目次

前世のあなた前世のあなたは「一匹狼」という言葉のイメージ通りの人生を生きたでしょう。
体制への反発心を抱き、場合によっては集団を抜け出して流浪しています。日本で言えば“脱藩”した浪人、外国ならアウトロー(社会集団から離れ法律の保護を失った人々)と呼ばれる生き方です。

群れることを嫌ったため、体制へ戦いを挑んだと言ってもいわゆる「革命軍」を組成して戦うことなどはしませんでした。
強靭な精神をもって、たった一人で戦い続けた人です。当然ながら表舞台で生きることは不可能でした。文章を扱う人なら隠れてペンで戦い続けることも出来たでしょう。しかし多くの場合は社会を追い出され、居場所を失い放浪するしかなく、場合によっては任侠の世界へ身を寄せて生きたかもしれません。

ただ、どこまで追われても決して屈することがなかったあなたは、晩年にはひとかどの人物として成功し財を成しています。
困難に磨かれて、“何者をも恐れない”という風格を持つようになったため徒弟から尊敬されつつ恐れられていました。近寄りがたいと思われていたし、また実際に下手に近付いたら殺されるということもあったかもしれません。
友らしい友もなく、家族を慈しむような安息の日々もなかった人生ですが、「我が道を生きた」あなたは自分の生き方に誇りを抱いていたのではないでしょうか。


今世の幼少期~青年期魂は前世で過ごした人生を今世でも引きずります。
これはボールが転がる様子と似ています。一度加えられたある力の作用は、他の力が加えられない限りそのままボールの転がる軌道に影響を与え続けます。魂も同じで、前世で得た生き方の作用は今世に伝わります。このため魂は直前の過去世で過ごした人生と、どこかしら共通する境遇や性格に生まれるのです。(注意:財力や家族の人数など、全てが完全に同じまま生まれ変わるという意味ではありません。変わらないのは特に、性格です)
このような魂の軌道を変えるためには、生きているうちに行動して別の力の作用を加えることがどうしても必要です。死ぬだけで劇的に性格が変化すること、つまり「別人に生まれ変わる」ことは決してありません。

~ここから下は前世の晩年が、今世の前半に最も自然に影響している場合を例として書きます。人によって前世の影響の表れ方は…

【柳宿】家族想いの狩人

りゅうしゅく/和名:ぬりこ
前世の人物像「家族想いの狩人」

この占いについて 解説・目次


前世のあなた 前世のあなたは決して豊かとは言えない国に生まれたでしょう。
戦乱期だったというわけではなく、恒常的に貧しい国であり時代であったようです。農耕は盛んではなかったか、または飢饉だった可能性があります。このため食べ物を得るために狩猟をして暮らしていたり、場合によっては盗賊として生きたかもしれません。雇われの戦士や、賞金取りとして日々の糧を得ていた可能性もあります。

定住することはなく、大きな集団で行動することもなかったようです。
常に少数の友か、自分の家族のみ連れて移動していたと思います。
人とあまり喋ることもないため物静かな人格が形成されました。そんな静かな性分は狩りや戦闘時に役立ちました。
何時間でも動かずに待つ能力も身に付けていました。その代わり、獲物や敵が目の前に来たら驚くべき速さで攻撃に出て仕留めます。猫科の獣のよう。まさに名人でした。

家族がいたならとても大切にしていたはずです。
言葉で表現することはなくとも愛情深い人で、常に身近な相手に寄り添っていました。
派手なことは何もなかった人生ながら不幸は感じていませんでした。簡素で秩序ある生活と、家族や友に恵まれ、幸福な人生だったと言えるのではないでしょうか。


今世の幼少期~青年期 魂は前世で過ごした人生を今世でも引きずります。
これはボールが転がる様子と似ています。一度加えられたある力の作用は、他の力が加えられない限りそのままボールの転がる軌道に影響を与え続けます。魂も同じで、前世で得た生き方の作用は今世に伝わります。このため魂は直前の過去世で過ごした人生と、どこかしら共通する境遇や性格に生まれるのです。(注意:財力や家族の人数など、全てが完全に同じまま生まれ変わるという意味ではありません。変わらないのは特に、性格です)
このような魂の軌道を変えるためには、生きているうちに行動して別の力の作用を加えることがどうしても必要です。死ぬだけで劇的に性格が変化すること、つまり「別人に生まれ変わる」ことは決してありません。

~ここから下は前世の晩年が、今世の前半に最も自然に影響している場合を例として書きます。人によって前世の影響の表れ方は違いますし、指導霊のアドバイスで大きく環境を変えることもあります。また、前世で計画さ…

【尾宿】頼りがいある同心

びしゅく/和名:あしたれ
前世の人物像「頼りがいある同心」


この占いについて 解説・目次

前世のあなた前世のあなたは人から頼られる人生を送ったでしょう。
村や里などの集落を束ねる長であった可能性があります。仕事としては農耕よりも狩猟で暮らしを立てていた可能性のほうが高いでしょう。
近代でしたら刑事のような職業に就いていたのではないかと思います。日本で言えば犯罪者から町人を守る役目の「同心」です。(あくまでもフィクション時代劇のイメージの同心)

この宿は「狩人の星」と呼ばれているそうです。しかし狩人という個人プレーには【柳宿】のほうが近いように私は思います。【尾宿】は単独で黙々と狩りをするのではなく、それなりの人数のグループを率いて大きな獲物を捕りに行く人。つまり手下を連れて行く親方です。捕物帳の主人公などを思い浮かべるとイメージが近いはずです。
また軍人の星とも言われますが、軍人だった場合も作戦計画などを立てる軍事組織の上位より、最前線で兵団を率いる将軍だった場合に能力を発揮したかと思います。
いずれにしろ“現場”で、訓練した手下を率いて敵なり犯人なりの“獲物”を追っていた人と思われます。

徹底した捜査で犯人の居場所を突き止め、最後は綿密な捕物計画を立てて一気に捕縛する。
集団で執拗に獲物の跡を追い、じりじりと輪を縮め追い詰めていって襲いかかる狼のようです。
犯人から見れば恐ろしい名同心・名刑事だったでしょう。

人を束ねる技量もあったので部下たちから慕われていました。
優秀な仕事ぶりで組織の上からは絶大な信頼も受けていたはずです。
ただ高い地位に出世はしなかったのではないでしょうか。と言うよりも、あなた自身がそれほど出世を望んでいなかったのでは。
根っから庶民の味方であり、現場を最も重要と考える人です。
いつまでも現場近くに留まり町人を守り続けたでしょう。
家族も大切にした人ですので温かい家庭を得ることが出来ました。生活も安定しており、少し頑固な性格で家族からは敬遠されつつも豊かな晩年を送りました。


今世の幼少期~青年期魂は前世で過ごした人生を今世でも引きずります。
これはボールが転がる様子と似ています。一度加えられたある力の作用は、他の力が加えられない限りそのままボールの転がる軌道に影響を与え続けます。魂も同じで、前世で得た生き方の作用は今世に伝わります。このため魂は…

【胃宿】義侠心溢れる反乱軍の頭領

いしゅく/和名:えきえ
前世の人物像「義侠心溢れる反乱軍の頭領」


この占いについて 解説・目次

前世のあなた 前世のあなたは義理と人情に生きた人だったでしょう。
圧政に対抗して反乱を起こした軍の頭領。裏街道で弱者を救い、まとめて率いた任侠の親分。等々、義理人情に厚く集団を率いて戦った人であった可能性が高いです。
どのような時代、世界に生きたにせよ表ではなく裏街道の人だったろうと思います。強者ではなく、弱者の側に立った人。地位や名誉など当然に戴きませんでした。“弱きをたすけ、強気をくじく”。東洋的な正義の味方を絵に描いたような、よく中国の講談で語られるような義侠の人です。
なかなか女性のイメージが浮かびにくい宿ですが、女性だった場合でも反抗心が強い実力者であったことでしょう。

革命軍のリーダーとなり得るのは他に【亢宿】があります。【亢宿】のほうは清廉で潔癖、社会計画を打ち立てて実行しようとする近代的な“革命家”であるのに対し、【胃宿】は古代的。どっしりと深く民の心に根差している、大衆憧れの大親分です。思想家のような未熟さはなく、実力ある大人な反乱者と言えます。

たとえば前世で地方の実力者だったあなたは、始め地位も名誉も受けました。
しかし中央政府は下々の暮らしをないがしろにした愚策を繰り返します。
地元で民の苦しみを見つめているうちにあなたは、中央政府への怒りを抑えることが出来なくなりました。
「乱を起こして欲しい」。地元の民たちの訴え、家臣たちの求めも日増しに強くなっていきます。
ついに地位も名誉も中央に叩き返し、地元の民を率いて反乱を起こしました。
始めから勝利は望めない戦いでした。官軍の強さに反乱軍は散り、あなたも命を失いました。
しかし義理人情に生きたあなたという英雄の生きざまは、時代を越えて人々の心に輝き続けています。


今世の幼少期~青年期 魂は前世で過ごした人生を今世でも引きずります。
これはボールが転がる様子と似ています。一度加えられたある力の作用は、他の力が加えられない限りそのままボールの転がる軌道に影響を与え続けます。魂も同じで、前世で得た生き方の作用は今世に伝わります。このため魂は直前の過去世で過ごした人生と、どこかしら共通する境遇や性格に生まれるのです。(注意:財力や家族の人数など、全てが完全に同じまま生まれ変わるという意味ではありません。変わら…

【婁宿】庶民に寄り添う町医者

ろうしゅく/和名:たたら
前世の人物像「庶民に寄り添う町医者」


この占いについて 解説・目次

前世のあなた 前世のあなたは他人の世話を焼く人生を送ったでしょう。
長屋で店子たちの生活を見守った大家。大勢の子供たちを育てて送り出した母親。等々、思いやり深く人々に寄り添い、その生活の面倒を見た人生だった可能性が高いです。
あるいは役人として庶民に尽くしたり、経済を支えた勤労者だった可能性もあります。忍耐強く、出世は望まず、その立場において最大限に他人や社会に尽くそうとした人生だったはずです。
この宿には女性として家族に尽くした人が多く生まれていると推測出来ますが、医療関係の従事者だった人も多いでしょう。それも臨床の一医者として生きた人が多いと思います。
たとえば下町で庶民に医療を施した町医者、看護婦などです。

前世では自らの意志でその道を選び、苦労して開業したでしょう。たとえ良い家系に生まれて出世が約束されていたとしても、周囲の反対を押し切り庶民に近い場を選びました。
以来、下町の一町医者として生きました。
親切で思いやりの深いあなたは大勢の人々に慕われたでしょう。
本業を越えて生活の面倒を見たり、結婚の世話をしたこともあったはずです。
高い代金は取らないあなたでしたが、次第に評判が評判を呼び、生活も安定していきました。
ところがある日、あなた自身が病に倒れてしまいます。
“医者の不養生”で自分の健康管理を怠ったからです。不調を感じても我慢をして仕事を続けたためでもあったでしょう。
こうして間もなく、周りの人に惜しまれながら人生を終わらせました。
多忙ながら、多くの人と温かい交流をした幸福な人生だったろうと思います。


今世の幼少期~青年期 魂は前世で過ごした人生を今世でも引きずります。
これはボールが転がる様子と似ています。一度加えられたある力の作用は、他の力が加えられない限りそのままボールの転がる軌道に影響を与え続けます。魂も同じで、前世で得た生き方の作用は今世に伝わります。このため魂は直前の過去世で過ごした人生と、どこかしら共通する境遇や性格に生まれるのです。(注意:財力や家族の人数など、全てが完全に同じまま生まれ変わるという意味ではありません。変わらないのは特に、性格です)
このような魂の軌道を変えるためには、生きているうちに行動して別の力の作用を加えることがどう…

【奎宿】伝統と誇りを守る家長

けいしゅく/和名:とかき
前世の人物像「伝統と誇りを守る家長」


この占いについて 解説・目次

前世のあなた 前世のあなたは伝統を継承し守る人だったでしょう。
名家名門として王家に仕えた家系の継承者。数百年の看板を受け継いだ老舗の家長。等々、古く正統なものを守り子孫に伝えた人だったと考えられます。家督だけではなく商売や伝統芸能、芸術や医業など父祖伝来の特殊な家業を継いだ可能性が高いです。
血統による承継に限らず集団の伝統、たとえば宗教やしきたりを守る人だった場合もあります。古い体制を護持しようとはたらいた国家の要人や、古典宗教の教義を守り抜いた法王などです。
女性の場合は玉の輿に乗った可能性がとても高いと言えます。名門の家督を継いだ夫の妻であることに誇りを持って、嫁いだ先の家業を盛り立てただろうと思います。

貴人の星と言われる【奎宿】は家柄への誇りを大切に抱いています。
良家出身の雰囲気を持つ星は他に【房宿】【翼宿】【虚宿】などがありますが、この【奎宿】が最も家柄の誇りを意識しているように思います。
自分の力で守り高めなければならない家業があったために、常に誇りを確認しながら自分を律して生きる必要があったのでしょう。

名門に生まれ家督を受け継いだあなたは、自分の代で家業を盛り立てて財産を増やし子孫に伝えました。
「家柄に誇りを抱く」と言ってもそれを鼻にかけて庶民を見下すこともなく、正義の心で弱者への布施を怠らなかったので庶民からも慕われ尊敬されていました。
ところが過剰に布施を義務と思い込むあまり負担を感じることもあったようです。
伝統の重みもストレスとなりました。そのため神経を擦り減らせ、臥せることもあったでしょう。
ただ、全体には穏やかで平和で、幸福な人生だったと思います。


今世の幼少期~青年期 魂は前世で過ごした人生を今世でも引きずります。
これはボールが転がる様子と似ています。一度加えられたある力の作用は、他の力が加えられない限りそのままボールの転がる軌道に影響を与え続けます。魂も同じで、前世で得た生き方の作用は今世に伝わります。このため魂は直前の過去世で過ごした人生と、どこかしら共通する境遇や性格に生まれるのです。(注意:財力や家族の人数など、全てが完全に同じまま生まれ変わるという意味ではありません。変わらないのは特に、性格です)
このような魂の軌道を変える…

【壁宿】君主を支えた補佐役

へきしゅく/和名:やまめ
前世の人物像「君主を支えた補佐役」


この占いについて 解説・目次

前世のあなた 前世のあなたは他人を支えた人生を送ったでしょう。
国家元首の秘書官。王や女王の世話役。財閥の執事。大企業社長の法務顧問。等々、表舞台に立つ人を陰で支える人生だった可能性が高いです。
典型的な参謀の星、女房役と言われています。どちらかというと女性であったほうが分かりやすく、文字通り夫を支える良き“女房”であったことでしょう。

参謀に向く宿は他に【軫宿】がありますが、【軫】のほうは職域を出ない純粋な作戦家であるのに対し、【壁】は職域を越えてマルチで主人の裏方を勤める相談役、主人お抱えの“事務方”です。現代では「参謀」という言葉はかなり誤解されて使われていますので、「参謀」と言うより「補佐役」と言い換えたほうが現代人にとってのイメージに近いでしょう。
ただし実際、前世で世界各国の「参謀」に相当する役職に就いていた人がこの宿に生まれている可能性は高いと思います。

前世の若い頃は「変わり者」であったために、高い階級に生まれたとしても通常の出世コースを嫌がり家族や集団から疎外されていたでしょう。
出世も望んでいませんでしたが、意外にも地位の高い人物に見初められ、いきなり出世しています。
以来、地位の高い人の補佐役として職務を全うしました。
ところがコミュニケーション下手のために周りとの調整がうまくいかず、主人の死後は理解者を失って孤立してしまいました。さらに自分を犠牲にして何もかも一人で抱え込み、他人を信頼して仕事を任せることをしなかったため、ついには働き過ぎで倒れた可能性があります。
不器用過ぎると批判されるような生き方でしたが、ひたすら他人のために生きた人生は幸福とも言えるはずです。


今世の幼少期~青年期 魂は前世で過ごした人生を今世でも引きずります。
これはボールが転がる様子と似ています。一度加えられたある力の作用は、他の力が加えられない限りそのままボールの転がる軌道に影響を与え続けます。魂も同じで、前世で得た生き方の作用は今世に伝わります。このため魂は直前の過去世で過ごした人生と、どこかしら共通する境遇や性格に生まれるのです。(注意:財力や家族の人数など、全てが完全に同じまま生まれ変わるという意味ではありません。変わらないのは特に、性格です)
このような魂の軌道を変…

【室宿】絶大なる支持を受けた僭主

しつしゅく/和名:はつい
前世の人物像「絶大なる支持を受けた僭主」


この占いについて 解説・目次

前世のあなた 前世のあなたは豪快な人生を送ったでしょう。
乱世に暴れ回った賊軍の首領。裏社会を操ったゴッドファーザー。法を破っても政策を推し進める政治家。等々、まるで『水滸伝』の梁山泊に集う盗賊たちのように違法なことも恐れない豪傑だった可能性が高いでしょう。
豪傑とは言え体格の優れた男性だったとは限りません。線の細い男性や女性だった場合も、法律やルール、前例など恐れずに生きた冒険家精神に富む人であったと思います。

最も室宿らしい前世として考えられるのは、大衆の支持を受けて政府を転覆させたヒーローです。
「カリスマヒーロー」と言えば【斗宿】が代表的ですが、【斗宿】のほうはアイドル的な人気を集め行いも爽やかなのに比べ、【室宿】のほうは言わば悪の魅力で大衆がついていくといった感じです。
【室宿】から見れば【斗宿】は、きれいごとばかり並べたてる軟弱者に思えるでしょう。
【室宿】はより現実的な力を持ち、現実をよく知ってもいます。このため権力を守るために手段を問わずということをしがちです。反乱を起こして政府を転覆させたとすると、その後に豹変して独裁者となった可能性があります。
これを古代ギリシャでは「僭主(せんしゅ)」と呼んで嫌いました。
「僭主/テュランノス」とは本来、王族や貴族などの血筋ではない者(民間出身)が大衆の支持を受けて権力の座に就くことを言います。民主主義的な世から見れば正しいことで、良いことのように思えます。ところが実際は多くの「僭主」たちが権力の座に就いたとたん独裁者となったため、「僭主」と「独裁者」がほぼ同義となり嫌われたのです。

前世のあなたも人々の絶大な支持を受けて権力を手にしたものの、強権をふるって独裁者と呼ばれたでしょう。民間出身者の自分が権力を守るためには致し方なかったのですが、理解してくれる人は少なかったと思います。
不幸にも国民から糾弾され、権力の座を追われて失意のなかで人生を終えたかもしれません。
理解者が少なかったのは悲しいことですが、あなたの行動力が多くの人を感服させ時代を変えたのは確かです。


今世の幼少期~青年期 魂は前世で過ごした人生を今世でも引きずります。
これはボールが転がる様子と似ています。一度加えられたある力の作用は、他の力が加え…

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