宿曜占星術とは

2018年9月24日月曜日

宿曜占星術とは



起源はインドの占星術

古代バビロニアで生まれた占星術が西に渡りギリシャで発展したのが、星の配置図を用いた占星術です。一般に「西洋占星術」や「西洋星占い」と呼ばれているものです。
いっぽう、同じバビロニア起源の占星術がギリシャ・ヘレニズムを経て、インドに渡り独自の解釈を施されたのが『宿曜占星術』。
現在の宿曜占星術は仏教とともに中国に渡り翻訳されたもので、日本では空海が「仏教の経典」として国に持ち帰り伝承したものだそうです。その後、吉凶の判断や相性においては中国か日本でのアレンジが入っていると推測されます。
起源は同じでありながら何故か宿曜占星術は潔く【月】だけを見ます。
この点、西洋のホロスコープ占星術ともインド占星術とも異なります。
しかも独特の暦を用いているため、誕生日のみからシンプルに占うことが出来ます。
ちなみに宿曜での星座計算は西洋占星術と異なりますので、宿曜で言うところの【宮】は西洋占星術の月星座が入る黄道12宮とは一致しません。・・・詳しくは暦の解説にて

宿は前世を映す鏡

古来、月の星座は過去世を表すと言われてきました。
西洋占星術においても月星座に前世~幼少期が反映されていると見るのが一般的です(転生を否定する宗教が介入しない場合)。
しかし西洋占星術では12分類。確かに12分の1で前世を見るのも間違いではないけれど、“当たらずも遠からず”といった漠然とした診断内容になってしまいます。
だとしたら、もともとが月に基づく象徴で、さらに詳しい27分類の宿曜で占ったならもっと正確に前世が分かるのではないでしょうか。
こう考えるようになったのは、実は自分というサンプルが先にあったからです。
『宿曜占星術』で初めて自分を占った時は、衝撃を受けました。まるで前世が記録されているかのように感じられたのです。⇒詳しい話
宿曜に自分の前世が映し出されていた。だとすると他の方にも同じことが言えるのではないかと考えまして、前世を知る手がかりとしてこの占いをご提案することに致しました。

※一般的な宿曜占星術での前世占いについて

宿曜占星術では仏教に根差した思想から「業を前世」、「胎を来世」、「命を今世」とする教えがあるそうです。私はこれをインド的な意味での“輪廻思想”の象徴と見ます(輪廻思想:必ずしも個人の魂の転生を意味するものではありません)。
当サイトでは転生を古代ギリシャ的な意味での「生まれ変わり」、すなわちより現実的な個人の魂の転生と定義し、古典占星術に則り【月の象徴を前世】=【宿そのものを前世】と見ることにしました。これはもちろん私自身の経験からも「業が前世」などではなかったし、だいいち今世と継続しているはずの前世が今とかけ離れた個性だったということはあり得ないはずだからです。
個人の来世は一律の計算で決定されるものではなく、自分自身の生き方によって定まっていくものと考えます。

生まれる時は自ら選んだ

人は“自分にふさわしい時を選んで生まれてくる”といいます。
占星術が何かしら人の性格に関わっているように見えるのは、誰しも自らふさわしい時を待って生まれるからです。
今あなたがその「宿」を持っているのは、前世でのあなたの生き方がその「宿」に合致したから。
つまり「宿」は前世の評価書と言っても過言ではないのです。
前世など知らなくても今世だけ見つめていれば充分に幸せに生きていけます。
だけど今の人生につまずいてしまい、どうしても先に進めないなら、心を開いて過去を受け入れてみてください。

前世は決して甘い夢物語ではありません。
痛い過去も受け入れた時、きっと輝かしい未来が見えてくるはずです。


本音。~このサイトを始めた理由、本当のところ~

私は長年、多くの方々から「自分も前世を知りたいのですがどうすればいいですか?」という問い合わせメールを頂いてきました。そのたび自分の経験を丁寧にお伝えしてきましたが、やはり前世を思い出せた方はいらっしゃいませんでした。
不満を覚えたその方々が次にどうするかというと、必ず『前世療法』や『スピリチュアル・霊感商法』などを看板に掲げたカウンセラーのもとへ駆け込んでしまわれます。
正当な商売をしているところがほとんどだと思いますが、なかにはカルト宗教が実態であるなど危険な場所がないとも言い切れません。よく調べもせずに訪問することは大変に危険です。
しかしそう諭しても聞く耳を持って頂けない……。
引き留められず苦々しい想いをしていた頃、宿曜占星術を知りこの占いの可能性に気付きました。
もし宿曜で前世を知ることが出来るならこれほど有益な占いはないでしょう。
“前世の記憶”を自分で見ることの出来る人は限られているが、宿曜占星術なら誰でも簡単に知ることが出来る。この占いを用いれば誰もがある程度は前世の生き方を推測出来るはずです。
危険な場所へ出向くことを思いとどまる方が少しでも増えるよう、この占いをご紹介することにしたものです。
お役に立てれば幸いです。(長く続けるために一部商用とし、広告掲載します。ご理解ご了承願います)

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