日主【水】 智徳

2018年9月4日火曜日

東洋占術

カラー:黒
方角:北
四獣:玄武



水の気を持つ人の特徴

水気は「智」の徳を持ちます。柔らか頭の智恵者です。

対人関係は「友」で考えています。立場、性別、年齢にこだわりなく、対等の関係で交流しようとします。友は血縁と違って情が絡まないため、淡泊で距離のある関係となりがちですが、友となった相手は徹底して尊重し末永く付き合っていきます。

水気の智は学校で言う知性とは少し違い、何事にも囚われない自由な発想を意味します。このため斬新なアイディアに優れ、深謀遠慮で計画を立てる事に向きます。また譲る気持ちが強いため、一歩後ろにひく控え目な人物となり好感を持たれます。
ただしこれは水気がバランス良く働いている場合です。
また、陰・陽でも性格は異なります。さらにこの下の陰陽タイプをお読みください。

※下の文の中で「~冬を表します」等という表現がありますが、これはそのタイプのイメージを表したものであなたが実際に生まれた季節とは関係ありません


+ 陽タイプ

【壬】… じん・みずのえ 

日本語では、水の兄という意味で「みずのえ」と読みます。
水気のうち「陽」に分類される気です。

壬は初冬を表します。
“壬”の漢字は妊(はら)むという意味。枯れた草木が実を結び、新たな生命としての種を宿すことを表しています。全てを受け入れ包み込む柔軟さがあります。

性格は変人のアイディアマンタイプ。
多芸多才で何事にもこだわらない柔軟さを持ちます。自由を愛し束縛を嫌い、人間関係では「冷たい」と言われるほど淡白です。そのわり内面の情は厚く、同情心に富みます。
頭が切れ、こだわりがないため物事の本質をつかむカンに優れています。発明発見をする人も多いでしょう。
ただ何事も徹底しない欠点があります。活動力があるゆえに少し手をつけると満足し、他の目標へ向かいます。このためチャンスを逃すことが多くなります。
また安易な道に流れて堕落することもあります。人生を誤らないよう自戒してください。


- 陰タイプ

【癸】… き・みずのと

日本語では、水の弟と書いて「みずのと」と読みます。
水気のうち「陰」に分類される気です。

癸は寒さ極まる冬を表します。
“癸”の漢字は計ると同じで、生命を宿した種が地中で芽を出すときをじっと待っている状態を表しています。地中に留まるので自由はありませんが強靭な忍耐力があります。

性格は潔癖な勤勉タイプ。
物静かで真面目な努力家です。少々内向的で地味なところはありますが、その努力は周囲から認められ尊敬を集めているでしょう。修道士のように清貧で、潔癖な性質は美徳です。
水は本来柔軟な性質を持ちますが、癸は凍った大地に染み込む水なので、強情さを持ちます。一度決めたことは何を言われても変えません。梃子(てこ)でもその場から動かない態度を取るため周囲はお手上げです。この強情さのため大事を成し遂げる可能性がありますが、間違ったことにこだわってしまうと自分で自分の首を絞め、人生を誤る場合があります。
狭い世界に留まると卑小な人物ともなります。なるべく視野を大きく持つことが必要です。


他の気とのバランスが大切

この占いは『古代五行占術』です。
生まれた日の天干を魂と見て個人の性格を読みます。

ただし魂はあくまでも人生を創るベースとなる気質に過ぎませんので、ここに書かれていることが性格の全てではないことに注意してください。

正確に自分を知りたい場合は、生まれ持った全ての干支の五行バランスを見る必要があります。
詳しくは解説をお読みください。
⇒解説・『古代五行占術』トップ

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