【鬼宿】器の大きな親分



きしゅく/和名:たまほめ
前世の人物像「器の大きな親分」



この占いについて 解説・目次


前世のあなた

前世のあなたは義理人情に厚く、友を大切にした人でした。
乱世においては軍閥の頭領だった可能性が高いし、平和時においても組織の親分だったり、大家族の肝っ玉母さんだったでしょう。多くの人々を率いてまとめ面倒を見た人です。
大物なのですがまるで子供のように素直で、明るく純粋な人柄でした。このため人々はあなたを恐れて従うと言うよりも、好いて慕ってどこまでも付いて行ったという感じです。
先頭に立って時代を動かす能力があり、また強運もありました。もしかしたら歴史に残る大事業を成し遂げた英雄だったかもしれません。

波乱万丈、ドラマティックな人生だったと言えます。
常に危険と隣り合わせの生き方をしていたので、もしかしたら長くは生きていないかもしれません。
しかし短くも純真さをもって時代を駆け抜けたあなたの人生は、流星のように輝いたでしょう。

今世の幼少期~青年期

魂は前世で過ごした人生を今世でも引きずります。
これはボールが転がる様子と似ています。一度加えられたある力の作用は、他の力が加えられない限りそのままボールの転がる軌道に影響を与え続けます。魂も同じで、前世で得た生き方の作用は今世に伝わります。このため魂は直前の過去世で過ごした人生と、どこかしら共通する境遇や性格に生まれるのです。(注意:財力や家族の人数など、全てが完全に同じまま生まれ変わるという意味ではありません。変わらないのは特に、性格です)
このような魂の軌道を変えるためには、生きているうちに行動して別の力の作用を加えることがどうしても必要です。死ぬだけで劇的に性格が変化すること、つまり「別人に生まれ変わる」ことは決してありません。

~ここから下は前世の晩年が、今世の前半に最も自然に影響している場合を例として書きます。人によって前世の影響の表れ方は違いますし、指導霊のアドバイスで大きく環境を変えることもあります。また、前世で計画されていた課題を全うせずに亡くなった方の場合は、前世と同じテーマを始めから生き直すことになります。今の自分がどのような状態で生まれたかを知るためには、ホロスコープ(出生チャート)を詳細に読む必要があります。詳しくは、コラムで書きます。~

鬼宿の人は幼い頃から明るく純真です。
そしていくつになってもその子供っぽさ、純真さが抜けません。
あまりにも子供っぽいので「バカなんじゃないか?」と疑われ、親から心配されたりします。
確かに勉強は少し苦手な人が多いかもしれません。だけど心配する必要はないでしょう。それは鬼宿の人が感性を大切にし、何事もまず体を動かすことで成そうとする故なのです。
机上の勉強はあなたは苦手だし、実際に本を読んで身に付ける知識などあなたには必要ないかもしれません。他の人が追い付けない素晴らしいセンスと閃きを持っているので、知識に縛られることなく新しいアイディアを出して様々なジャンルの開拓者となることが出来ます。

何もないところから生み出す能力に長けているため、ビジネスでも新しい分野の開発が向いているかと思います。
勝負運が強く財運もあり、また頭領(トップリーダー)にも向いているとのことで起業家は最適ではないでしょうか。
何しろ日本初の株式会社を興した人がこの宿です。商売が上手なことは言うまでもありません。交渉事が得意のようですから貿易関係の事業は特に良いのでしょう。
芸能界やスポーツ関係も良さそうです。金銭的な幸運に恵まれることがあり、くじに当たったり株で大当たりする人もいます。

落ち着きがないところは要注意です。主義主張をころころと変えて付き合う相手も変えるため「節操がない」と思われ、時に深く恨まれます。
あなたの発想も斬新過ぎて理解されないことがあります。その斬新さを貫くと保守的な人々との軋轢を生みがちです。
また、いつまでも子供のように無邪気で自由なのは良いけれど、自由過ぎて社会生活をまともに送ることが出来ないようなら問題です。
男女とも恋愛では非常にもてますが、相手をとっかえひっかえするところがありこの点も要注意です。
自由奔放に生きられない人から見ればあなたの態度は時にうっとおしく感じられます。実際あなたの存在を「邪魔だ」と感じる人々もいます。この人々は足元をすくおうと虎視眈々と狙っているので気を付けたほうが良いでしょう。

人生の絶頂期に大きな災厄に見舞われる運を持っているようです。
親や身近な人たちがあなたの将来を心配するのも、決して杞憂ではありません。


今世をどう生きるべきか

来世のあなたの宿はまだ定まっていません。
今世の生き方によって来世も再び今と同じ宿になるか、それとも全く別の宿になるかが決まります。
来世を選ぶのは今世のあなた自身です。

鬼宿の人は、まず実際的な事務処理能力を持つ人をパートナーとして身近に置きましょう。
つい「めんどくさい」などといって実務や手続きを怠るので、秩序を大切にする人々から怨まれるのです。
現実的なことを申し上げると、特に国家とのお付き合いには注意してください。細かい手続きが面倒だからと甘く見ていると、国の場合、「有無を言わさず」処罰の手を降します。手続きなどバカバカしいなどとあなたが屁理屈を言っても一切無視されます。たとえば事業を起こす場合には必ず実務のパートナーの助言を聞き入れなければなりません。

そして家族、特に親の忠告には素直に耳を傾けること。
夢を追いかけて自由に突っ走るだけではなく、少しだけ現実を見る練習もしましょう。
それから健康にも注意してください。夢に夢中になるあまり健康管理を怠りがちです。
“太く短く”の生き方は、あなた自身はそれで良いと思っているかもしれないがもったいない。
あなたを失うことは社会の損失です。
性格を変える必要などありません。面倒なこと、苦手なことを周囲の者に任せれば良いだけです。
人の面倒を見ることばかりではなく、「人に助けてもらうこと」も覚えれば鬼に金棒です。


原典引用

『此の宿に生まれし人、相端正にして邪へきなく、学識も広く、妻妾睦まじく、心気あり。世情に明るく、財豊かにして、先んじて能く事を処す。人と親しみ貴人の愛を受く。病難ありて、ふと心配重なる事あり。』
出典「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」
秘伝 密教宿曜占星術 (エルブックスシリーズ)より再引用


注意書き

この占いは簡易版です。このページで表現した「前世」の内容は大まかなイメージですから、あなたの前世が完全にこの通りだと思い込み過ぎる必要はありません。ご自分の魂の軌跡について、もう少し詳しく知りたい方は「コラム」へ。


宿曜前世占いトップ

【畢宿】慕われ頼られる村の長老



ひっしゅく/和名:あめふり
前世の人物像「慕われ頼られる村の長老」



この占いについて 解説・目次はこちら


前世のあなた


前世のあなたはとても穏やかで寡黙な人でした。
堅実な仕事に就いていたようです。農耕に携わっていたか、職人だった可能性があります。
黙々と仕事に向かう姿は美しく誠実そのもの。あなたの寡黙な背中を尊敬のまなざしで眺める人は少なくありませんでした。

巨大な組織のなかで人を率いるというよりは、小さな集団のなかで少人数との絆を深めることに向いていました。
確実な仕事ぶりから信頼を得て、絆が絆を呼び、晩年には長老など大切な地位に置かれて慕われていたようです。若者にとってあなたは憧れであったし、頼りがいのある存在でもあったでしょう。

優しく聡明なあなたも慕って来る若者たちに尽くすことを厭いませんでした。
このためさらに威厳が増し、年を取るごとに堂々とした風格を備えていきました。

全体に平和な時代に生き、穏やかで幸福な人生だったと思われます。
あなた自身も自分の人生に満足していて、疑問を抱くこともありませんでした。
このように潔く恰好良く生きたいと誰もが憧れる人生だったと言えるのではないでしょうか。


今世の幼少期~青年期


魂は前世で過ごした人生を今世でも引きずります。

これはボールが転がる様子と似ています。一度加えられたある力の作用は、他の力が加えられない限りそのままボールの転がる軌道に影響を与え続けます。魂も同じで、前世で得た生き方の作用は今世に伝わります。このため魂は直前の過去世で過ごした人生と、どこかしら共通するものがある境遇や性格に生まれるのです。(注意:財力や家族の人数など、全てが完全に同じまま生まれ変わるという意味ではありません。変わらないのは特に、性格です)

このような魂の軌道を変えるためには、生きているうちに行動して別の力の作用を加えることがどうしても必要です。死ぬだけで劇的に性格が変化すること、つまり「別人に生まれ変わる」ことは決してありません。


~ここから下は前世の晩年が、今世の前半に最も自然に影響している場合を例として書きます。人によって前世の影響の表れ方は違いますし、指導霊のアドバイスで大きく環境を変えることもあります。また、前世で計画されていた課題を全うせずに亡くなった方の場合は、前世と同じテーマを始めから生き直すことになります。今の自分がどのような状態で生まれたかを知るためには、ホロスコープ(出生チャート)を詳細に読む必要があります。詳しくは、コラムで書きます。~


畢宿の人は今世でも穏やかな環境に生まれるでしょう。堅実な家庭に生まれ育つことが多いようです。
子供の頃から真面目で、誠実な性格。
何ごとも確実にこなしていこうとするので「のんびり屋」に見え、学校での学習のペースも遅かったのでは。そのせいで同級生に「鈍い」「真面目過ぎる」と悪口を言われることもあり得ます。

十代半ばから二十代に成長しても若者らしさはなく、地味な雰囲気です。
もしかしたらそんな自分が嫌で、変わりたいと悩む時期もあったかもしれません。
人生の選択に迫られた時も悩まれたことでしょう。周りと同じペースで期限内に決断することは苦手なのではないでしょうか。

本来は一本筋の通った考えがあり、信念を曲げずに理想を貫こうとする人です。
理想主義と地道さを活かして王道を歩むことが賢明でしょう。
職人には特に適しています。「暖簾分けの天恵を受ける」とのことなので、若いうちに有名な職人へ弟子入りすれば成功するでしょう。
地道な論理を積み重ねていかなければならない学者にも向いています。
財運があるとのことで、商売にも向いているようです。
いずれにしろ地道さを失わなければ成功する可能性が高いと言えます。ただIT産業など浮き沈みの激しい仕事には向かないと思われます。

前世と同様に社会で成功することが約束されている人です。人生の半ば以降、他人から信頼され安定した生活を得ることが可能です。
しかし自分の生き方に迷いがありますと、せっかくの道さえ見失ってしまうかもしれません。
また考えを転換するのも苦手で、一つの考えに囚われてしまうと変更出来ず同じやり方を繰り返すことにもなりがちです。
そんな時は「頑固者」に見え、出世の機会を逃すこともあります。
変化のスピードが速い今の社会では少し生きづらいと感じることが多いでしょう。

今世をどう生きるべきか

来世のあなたの宿はまだ定まっていません。
今世の生き方によって来世も再び今と同じ宿になるか、それとも全く別の宿になるかが決まります。
来世を選ぶのは今世のあなた自身です。

畢宿の人は忘れないでください。
周囲の人々に信頼され、慕われていた人生を。
いかに社会が変わろうとも人間として失ってはいけないことがあるかと思います。
あなたの前世は人の生き方として真っ当で、幸福な人生だったはずです。

だから無理に変わろうとする必要はないと思います。
もし生きづらくて社会生活に困るのでしたら、少しだけ行動のスピードを速くするよう心掛けると良いかもしれません。宿は変わらない性質ではないのですから、訓練すれば何とかなりそうです。
または行動力のある人を身近に置いて助けてもらいましょう。

生き方や性格を変えるのも良し。
ただ決して失って欲しくないのは、あなたの誠実さと信念です。
社会がどんなに変わっても心の内に堅い信念を抱いていってください。
そうすれば大器晩成運があると言われる宿ですので、きっと人生が開けていくでしょう。



原典引用

『此の宿に生まれし人、財産を多くして増長せしめ、男女を足す。性は聡明にして布施を好む。心胆を有して口語を省き、心意翻動さず。行歩牛王に似て容儀有り。質剛強の者にも恐れず、人是を憎む。火難あり。婦人は容貌美麗、沈静にして大徳を享くる。』

出典「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」

秘伝 密教宿曜占星術 (エルブックスシリーズ)より再引用


注意書き

この占いは簡易版です。このページで表現した「前世」の内容は大まかなイメージですから、あなたの前世が完全にこの通りだと思い込み過ぎる必要はありません。ご自分の魂の軌跡について、もう少し詳しく知りたい方は「コラム」へ。


宿曜前世占いトップ

【張宿】陽のもとを歩く大将



ちょうしゅく/和名:ちりこ
前世の人物像「陽のもとを歩く大将」


この占いについて 解説・目次


前世のあなた

前世のあなたは華やかな人生を生きました。
権力を得て高い地位にいた可能性は充分にあります。財力のない家に生まれて幼い頃は決して裕福とは言えなかったものの、裸一貫からのし上ってトップに立っています。女性だった場合も、貧しさから這い上がり成功をつかみ、晩年は社交界で華やかな暮らしをしていたでしょう。
しかも、“陽の当たる場所”と言うべき社会の表舞台で出世していったものです。
周囲の援助はありましたが、基本的に実力でその地位を得ています。女性の場合も玉の輿に乗ったわけではなく自分自身の知恵とセンスで成功を得たはずです。

明るく快活な性格で、また努力家でもありました。
そんなあなたは多くの人を惹きつけ、あなた自身も人に囲まれることでますます輝きを増していきました。人々を魅了し、人の輪の中心でスポットライトを浴びることが前世のあなたの生き甲斐だったようです。
恋愛遍歴は多過ぎて、かなりの晩婚だったかもしれません。
また明るい性格が人間的な深みを感じさせず、少数の人との付き合いにおいては逆に障壁となったので、深い悩みを打ち明けられるような「唯一無二」の親友は持たなかったでしょう。
それでもあなたは深刻な孤独感にさいなまれるようなことはなく、楽しく日々を過ごしていたかと思います。

ところが人生の絶頂期に、「出る杭は打たれる」で周囲からの圧力を受けて潰された可能性があります。
どうして自分がトップの座から追いやられるのか、疑問を持つ間もないうちに人生は終わりました。
その一点のみ不幸でしたが、全体で言えば暗いところのない、概ね幸福な人生だったと言えます。


今世の幼少期~青年期

魂は前世で過ごした人生を今世でも引きずります。
これはボールが転がる様子と似ています。一度加えられたある力の作用は、他の力が加えられない限りそのままボールの転がる軌道に影響を与え続けます。魂も同じで、前世で得た生き方の作用は今世に伝わります。このため魂は直前の過去世で過ごした人生と、どこかしら共通する境遇や性格に生まれるのです。(注意:財力や家族の人数など、全てが完全に同じまま生まれ変わるという意味ではありません。変わらないのは特に、性格です)
このような魂の軌道を変えるためには、生きているうちに行動して別の力の作用を加えることがどうしても必要です。死ぬだけで劇的に性格が変化すること、つまり「別人に生まれ変わる」ことは決してありません。

~ここから下は前世の晩年が、今世の前半に最も自然に影響している場合を例として書きます。人によって前世の影響の表れ方は違いますし、指導霊のアドバイスで大きく環境を変えることもあります。また、前世で計画されていた課題を全うせずに亡くなった方の場合は、前世と同じテーマを始めから生き直すことになります。今の自分がどのような状態で生まれたかを知るためには、ホロスコープ(出生チャート)を詳細に読む必要があります。詳しくは、コラムで書きます。~

張宿の子は人見知りしない、明るい性格です。
多くの場合はクラスの人気者となります。自然とグループの中心にいて皆を引っ張る「リーダー格」の子です。笑いが起きている輪を覗いてみるとこのタイプの子がいたりします。
派手好きでファッションへの関心も高く、たいていお洒落です。そんなところも人気を呼び多くの友達を持ちます。異性にもモテるでしょう。
ただ、やっかみの強い子が身近にいると、人気者であるというだけで恨まれることがあります。また細かいことを気にしない性格のため、ふとしたきっかけで苛めの対象になってしまうこともあり得ます。人気者だった立場が一転、“集団で叩き潰す”行為に及んだ者たちの苛めは、それまで密かにあなたを羨ましく妬ましく思っていただけに苛烈を極めます。
憎むべき卑劣な者たちですが、残念ながらこのような醜い本性を持つ人間が少なくないことは事実です。

適職は安定していて見栄えも良い職業です。
なるべく陽の当たる道、王道を生きるのが得策でしょう。
官界を目指すことは非常に良いと思います。大企業への就職も望ましいです。そのために勉学に励んで早くから進路を選びましょう。
と、アドバイスしても本人は「退屈だ」と嫌がるかもしれません。どちらかと言うと一攫千金のギャンブルを好み、起業家の道を選ぶ人も多い宿です。しかしその道はこの宿にとって危険と心得てください。
「知策あるも多業ならず」で、事業を広げようとして多ジャンルの経営に走ると概ね失敗します。就職しても満足出来ずに転職を繰り返すようですと、うだつの上がらない人生となってしまいます。

あまりにも自信過剰となり様々なジャンルに手を出したり、虚栄を張り過ぎると袋叩きの憂き目に遭いがちです。他人を見下すような言動をして怨まれることも多いようです。
大人になってから集団苛めに遭遇するとやっかいです。
大人は合法的に策略を練って、会社から追い出そうとしたり“社会的に抹殺”しようとします。
どうして自分がそんな目に遭うのか、理由も分からないままあなたは翻弄され、不幸な境遇に追いやられてしまうこともあるかもしれません。
目立つタイプのあなたゆえに常につきまとう危険と言えます。
なお恋愛でも気が多く、たくさんの恋人と付き合うとあります。このため結婚が遅れてしまうこともあるようです。


今世をどう生きるべきか

来世のあなたの宿はまだ定まっていません。
今世の生き方によって来世も再び今と同じ宿になるか、それとも全く別の宿になるかが決まります。
来世を選ぶのは今世のあなた自身です。

張宿の人には「危険だから目立つな」と言っても無理でしょう。
目立つことは決して悪いことではありません。派手で明るい性格も直す必要はないので、そのままでいていいと思います。
ただ、必ず“潰し”にかかってくる人々がいることを考えて、力は充分に蓄えましょう。
「力」と言っても権力や財力を蓄えてそれで逆に敵を潰そうとするのではなくて、あなた自身の知識と内面の人間性を磨くのです。
足元をすくわれないように王道を進むこと(正義的・道義的な手段を選ぶこと)も必要です。
これは敵の心理を読めば分かります。知識あり人間性に深みがある人、正義を守っている人には突っ込みようがなく攻撃が難しいものなのです。

言動が軽く、実力もないのに自分はトップにいるかのような発言をしてしまいがちなことにも問題はあるかと思います。
そのままでは周囲が潰すまでもなく、いずれ自滅するでしょう。それこそ“前世と同じ轍を踏む”ことになりかねません。
繰り返しますが人の上に立ちたいなら、内面を充実させることが不可欠です。
まず足元をかためてから人生を輝かせてください。そのためにアドバイスをくれる善き友を得ることも必要です。


原典引用

『此の宿に生まれし人、妻多くして男女少なし。出ずる語は人意に快く、人の愛を得。資材は少に似たり。知策あるも多業ならず。他人の財を得。柔軟の事をなして安楽に暮らすも、人を見下して誤る事あり。』
出典「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」
秘伝 密教宿曜占星術 (エルブックスシリーズ)より再引用

注意書き

この占いは簡易版です。このページで表現した「前世」の内容は大まかなイメージですから、あなたの前世が完全にこの通りだと思い込み過ぎる必要はありません。ご自分の魂の軌跡について、もう少し詳しく知りたい方は「コラム」へ。


宿曜前世占いトップ

【翼宿】貴族出身の騎士団長



よくしゅく/和名:たすき
前世の人物像「貴族出身の騎士団長」


この占いについて 解説・目次


前世のあなた

前世のあなたは正統派のリーダーでした。
由緒正しき家柄に生まれた可能性が高いでしょう。その家柄ゆえに自動的に領土や役職を得、誇りをもって勤めあげた人物と思われます。たとえば若い頃は騎士団を率いて主君を守り、後に先祖代々からの領土を継いで城主となった、など。女性の場合も“お嬢様”、“お姫様”で、良家に嫁ぎ責任をもって家を守っていたでしょう。

気品に溢れる人物で、自然に身に付けた自信と風格を持っていました。
優雅な物腰も幼い頃からの環境で身に染みていたかと思います。
礼儀正しく穏やかな、いかにも貴族らしい雰囲気の人でしたが甘えたところは少なく、むしろ潔癖で完璧主義なところがありました。計算処理などの実務能力もあったため評価は高く、周囲から引き立てられ重用されています。
状況によっては担がれて高い地位に押し上げられたことも考えられます。
しかしそんな場合もあなたは拒むことなく、素直に地位を受け入れて役を勤めたのでした。

根本的に正義の人だったと思います。
常に“善”とは何かを考え、“正義”にかなうことをしようと心がけていました。
領民を愛し、慈しむことも惜しみませんでした。
周りに担がれて高い地位に押し上げられ、権力闘争に巻き込まれることになり大変な苦労をしたかもしれません。
それでも愚痴一つ言わず周りの望むままの役をこなそうとしたのは、あなたの根底に人に施しをしようとする慈悲が備わっていたからでしょう。
苦労をしながらも有意義な人生を送られたと言えるのではないでしょうか。


今世の幼少期~青年期

魂は前世で過ごした人生を今世でも引きずります。
これはボールが転がる様子と似ています。一度加えられたある力の作用は、他の力が加えられない限りそのままボールの転がる軌道に影響を与え続けます。魂も同じで、前世で得た生き方の作用は今世に伝わります。このため魂は直前の過去世で過ごした人生と、どこかしら共通する境遇や性格に生まれるのです。(注意:財力や家族の人数など、全てが完全に同じまま生まれ変わるという意味ではありません。変わらないのは特に、性格です)
このような魂の軌道を変えるためには、生きているうちに行動して別の力の作用を加えることがどうしても必要です。死ぬだけで劇的に性格が変化すること、つまり「別人に生まれ変わる」ことは決してありません。

~ここから下は前世の晩年が、今世の前半に最も自然に影響している場合を例として書きます。人によって前世の影響の表れ方は違いますし、指導霊のアドバイスで大きく環境を変えることもあります。また、前世で計画されていた課題を全うせずに亡くなった方の場合は、前世と同じテーマを始めから生き直すことになります。今の自分がどのような状態で生まれたかを知るためには、ホロスコープ(出生チャート)を詳細に読む必要があります。詳しくは、コラムで書きます。~

翼宿の子はどこか気品があり物越しが穏やかです。
明るく爽やかな優等生で、リーダーシップがあります。しばしば学級委員長や生徒会長に推されることがあるかもしれません。そんな時はあえて拒絶せず受け入れ、頑張ろうとします。始め周りから推されて立候補したのにいつの間にか一番懸命に選挙活動をしていたりします。
根は正義感ある完璧主義。勉強に対してもスポーツに対しても真面目です。明るい性格だけれども、実は神経質なところもあります。
そんなところが時に刺々しくも見え、周りを寄せ付けない雰囲気を醸し出すかもしれません。

社会に出てからはその能力の高さから注目され、引き立てられやすいです。
「君子の星」と言われているように政治や企業で権力を得ることもありそうです。もともと人を率いる能力があるのですから、高い役職には向いています。
ただ向いているだけに、地位を得れば積極的に仕事をこなそうと張り切ります。張り切り過ぎて、独善的となり強硬な政策を推し進めようとする人もいるようです。
周りの人々に厳しく接するようになる傾向もあります。
ルール違反者や仕事をさぼる人間に対しては、見た目の穏やかさからは想像もつかない強い態度で怒ります。そして厳しい処罰を下すでしょう。
完璧主義ゆえに失敗を恐れ、いい加減な仕事をしている部下は特に許すことが出来ないのです。神経質さが前面に出てヒステリックな毒舌で部下を戒めるようになったら注意が必要です。下から怨嗟の声が上がり立場が危うくなるかもしれません。

また人に尽くすタイプ全てに言えることですが、あなたも他人に頼ることが苦手なようです。
真面目に何もかも背負い過ぎて役に押しつぶされ、ストレスで倒れることのないよう注意してください。
音楽など優雅な趣味を持つとストレス発散となるでしょう。くれぐれも酒・タバコに走らないよう。
遠方に縁があるようですので、頻繁に海外旅行したりすると良いかもしれません。海外留学や、外国人と結婚する人も多いようです。
恋愛に関しては真面目ですが、我慢強さが仇となり浮気されても黙っているなど耐える傾向にあります。


今世をどう生きるべきか

来世のあなたの宿はまだ定まっていません。
今世の生き方によって来世も再び今と同じ宿になるか、それとも全く別の宿になるかが決まります。
来世を選ぶのは今世のあなた自身です。

翼宿の人は少し完璧主義を改めましょう。
疲れてきたら肩の荷物を少しだけ降ろして、リラックスすることです。
全ての仕事を同等に、完璧にこなす必要はないのです。
力の抜きどころを覚えてください。
まずは深呼吸してざっと全体を見渡し、重要なところとそうでもないところを見分ける。優先順位をつけていって出来るところから先に手をつけていく。
それでもこなしきれない量の仕事があるなら、それはもう人間の出来る範囲を超えているというだけのことです。そのまま背負い続ければ過労で倒れます。
もし可能であれば、役を断るということも選択肢として考えてみたらいかがでしょうか。

案外、「自分でなければ出来ない仕事」は少ないものです。(ということに実は、倒れた後で気付きます。死んでしまったら後の祭りです)
少しは他人を信じて頼りたいものです。

何より自分自身に対する高望みを改めたほうが良いかもしれません。
あなたは確かに能力があるけど、押し付けられたものを何もかも背負えるスーパーヒーローではないのです。そしてそれでいい。普通の人間で充分ではないでしょうか。
せっかく新しい命を得たのだから、今世では与えられた役だけではなく自分の好きな道も見つけていきましょう。


原典引用

『此の宿に生まれし人、鞍馬に乗り車牛を馭するを愛す。喫用を布施し、処に触れて遊従す。穏やかに語り、音楽謡曲を愛し楽しむ。闘争は宜しからず。執念深く口に毒あり、自然憎まれ勝ちなれば慎むべし。』
出典「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」
秘伝 密教宿曜占星術 (エルブックスシリーズ)より再引用

注意書き

この占いは簡易版です。このページで表現した「前世」の内容は大まかなイメージですから、あなたの前世が完全にこの通りだと思い込み過ぎる必要はありません。ご自分の魂の軌跡について、もう少し詳しく知りたい方は「コラム」へ。

宿曜前世占いトップ

【軫宿】参謀学校の講師



しんしゅく/和名:みつうち、みつかけ
前世の人物像「参謀学校の講師」


この占いについて 解説・目次


前世のあなた

前世のあなたは裏方役を勤めた人でした。
いわゆる参謀だった可能性が高いです。実際に戦争の作戦を立てる仕事をしていたか、政治の裏方を担っていたか。女性でしたら優秀な妻として夫を操り高い地位に押し上げたでしょう。
参謀の星として有名なのは他に【壁宿】がありますが、壁宿が相談役という立場で個人・集団をマルチに支えるのに対して、軫宿は全般的な社会・事象を裏から操ろうとします。時に自分の利益のため他者を裏から操ることもあります。
「参謀」という用語で世間の人々が思い浮かべるイメージに近いのはこちらかもしれません。
典型的な職業人としての参謀と言えるでしょう。

見事なまでに職業で培った性格を身に付けた人、と思います。
仕事に集中して深く入り込み周りの音を一切耳に入れない姿が目に浮かびます。職人気質なのです。
出世は始め望んでいたかもしれませんが、仕事に夢中になるあまり関心を失ったでしょう。
参謀という職人の世界に留まり、上の地位に就くことはありませんでした。本人も現場を離れることを望んではいなかったはずです。

物欲はなく、出世も望まず、周りを操り押し上げながらも自身は質素に生きています。
現役を退いてからは、参謀学校で講師をするなどして後進の指導・育成に勤めたことでしょう。
またはその道の研究に没頭したかもしれません。
壮大な社会の未来を思い描きながら、最後まで一参謀・一研究者として生きました。潔い人生です。


今世の幼少期~青年期

魂は前世で過ごした人生を今世でも引きずります。
これはボールが転がる様子と似ています。一度加えられたある力の作用は、他の力が加えられない限りそのままボールの転がる軌道に影響を与え続けます。魂も同じで、前世で得た生き方の作用は今世に伝わります。このため魂は直前の過去世で過ごした人生と、どこかしら共通する境遇や性格に生まれるのです。(注意:財力や家族の人数など、全てが完全に同じまま生まれ変わるという意味ではありません。変わらないのは特に、性格です)
このような魂の軌道を変えるためには、生きているうちに行動して別の力の作用を加えることがどうしても必要です。死ぬだけで劇的に性格が変化すること、つまり「別人に生まれ変わる」ことは決してありません。

~ここから下は前世の晩年が、今世の前半に最も自然に影響している場合を例として書きます。人によって前世の影響の表れ方は違いますし、指導霊のアドバイスで大きく環境を変えることもあります。また、前世で計画されていた課題を全うせずに亡くなった方の場合は、前世と同じテーマを始めから生き直すことになります。今の自分がどのような状態で生まれたかを知るためには、ホロスコープ(出生チャート)を詳細に読む必要があります。詳しくは、コラムで書きます。~

軫宿の子は慎重で、物事を深く考えようとします。
多くの場合は独りで何事か考え込んでいる様子に見えます。とうてい実行することが不可能な理想を思い描いていることもあります。
あまりにも喋らないと内向的に見られます。実は内向的なわけでも、人が嫌いなわけでもなく、人と会話する時間がないと思っているだけなのでしょうが。
人と会話しないのは作戦家に共通した職業病とも言えるものです。頭の中で考えを巡らせることに大変な時間と労力を使っているため、他人と会話している時間などないと思ってしまうのです。出来るだけ他人との会話をショートカットして、自己の思考に時間を費やしたいのです。またそうしなければとてもこなせる仕事ではなかったわけです。
ところが現代では喋らないことが「悪事」に匹敵する問題として扱われることが多く、コミュニケーションを大切にしない性格の悪い奴、との誹りを受けることがあります。「何を考えているのか分からない」と言われ無用な誤解を受けることもありますので、注意したいものです。

根が職人ですから、主人(現代では所属する組織のこと)を変えても能力を発揮出来ます。原典にある「州郡に遊歴す」とはその意味だと思います。長く一人の主人に仕えるより職能を活かして主人を変えたほうが本人も気楽でしょう。
専門家として派遣会社に登録するのも決して悪くないと思います。技術を活かして他社に出向するような仕事には向いています。プログラマー、システムエンジニアは特に適職と思われます。他の分野でも、専門技術を身に付けておけば後々生きやすいはずです。
冷静な一方で精神的なものを愛し、神秘的な直観力に優れるとの象徴もあります。
これは情報を集め精査するうちに答えがインスピレーションのように閃くものでしょう。
インスピレーションを神の啓示と考えて過剰に神仏へ傾倒する人もいます。神に祈るのも悪くないですが、直観力とは分析・努力の結果として得られるものだということを忘れないでください。
「天命を待つ」のは、「人事を尽くして」からでなければなりません。

物欲がなく出世欲がないことは、さっぱりした性格を生む場合もあります。
身の回りのことにもあまり気を遣えず、お洒落への関心も薄いかもしれません。重症になると服装に関心を払わず外出してしまい、社会生活上困る場面もあるでしょう。
また壮大な計画を夢見ていることは良いのですが、あまりに壮大過ぎて実行する機会がなく考えているうちに人生が終わってしまうこともあり得ます。
リスクを挙げ連ねる癖も作戦家の職業病として致し方ないものではあります。でも、やり過ぎるとマイナス思考が進んで病気になってしまいます。
恋愛においても、その覚めた観察眼のためになかなかチャンスをつかめないこともあります。婚期を逃すと一生独身ということになりますので、恋愛では少しくらいのリスクは許容しておいたほうが賢明です。


今世をどう生きるべきか

来世のあなたの宿はまだ定まっていません。
今世の生き方によって来世も再び今と同じ宿になるか、それとも全く別の宿になるかが決まります。
来世を選ぶのは今世のあなた自身です。

軫宿の人は自分が前世の職業病に侵されていることを自覚しましょう。
大丈夫、戦闘状態でなければ休んでも良いのです。
思考をオフする日を作ってみませんか。(と言っても難しいのは承知ですが。何事も訓練です)
それから極力、思っていることを口に出していきましょう。いきなりコミュニケーションの達人になれという要求は、それこそ不可能かと思います。なのでまずは、「自分の想いを語る」ことから始めるとやりやすいです。
言葉足らずで失敗した経験はあるかと思います。頭の中の計画は表に出していきましょう。
そして、計画を小さなことから実行する練習をしていきましょう。遠い目標を実現するには小さな実行の積み重ねが必要です。
時間がかかってもあなたの壮大な夢は実現する力を持っています。
気長に、あきらめないで実行・表現していくことです。


原典引用

『此の宿に生まれし人、物事を成すに風の如く疾く、諸宝物業を有す。州郡に遊歴す。稟性は嫉妬、性は裏なり。病い少なし、能く功徳を立て、喜捨し車乗を愛す。』
出典「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」
秘伝 密教宿曜占星術 (エルブックスシリーズ)より再引用

注意書き

この占いは簡易版です。このページで表現した「前世」の内容は大まかなイメージですから、あなたの前世が完全にこの通りだと思い込み過ぎる必要はありません。ご自分の魂の軌跡について、もう少し詳しく知りたい方は「コラム」へ。


宿曜前世占いトップ

【角宿】自由奔放な吟遊詩人



かくしゅく/和名:す
前世の人物像「自由奔放な吟遊詩人」


この占いについて 解説・目次

前世のあなた

前世のあなたは人生を楽しみ味わい尽くしたでしょう。
多芸多才で、一つの職業にこだわらず様々な楽しみを見つけた人です。芸術家や冒険家、各地を回った吟遊詩人や商人など多くの可能性が浮かびます。一つの人生で一つの職業に就いて終わったわけではないかもしれません。何にしてもお堅い職業ではなく、人付き合いを含めて楽しんでいけるような自由な仕事を選んだはずです。
女性の場合はさらに社交的で庶民的でした。料理が得意で近所付き合いも旺盛な、気さくなお母さんだったことでしょう。

幼少期は貧しくて苦労したこともあったのですが、乗り越えて成長しています。苦労を乗り越えたからこそ人生を楽しもうとして好きなことに打ち込んだのだろうと思います。
自由な生き方を選択出来たということは、それだけ精神が強靭で意志が強かったということでもあります。
お気楽な外見からは想像もつかないほど根は頑固な人でもありました。
その強さによって成功し、冨を得たことも充分に考えられます。温かみのある人格から多くの友も得ることが出来ました。豊かで満ち足りており、多くの人に囲まれた楽しい暮らしだったはずです。

ところが中年期以降、不意にもっと自由な生き方をしたくなり家を飛び出してしまいました。
同じ土地に縛られることに嫌気が差して人生をクリアしたくなったのかもしれませんし、もしかしたら他の異性を好きになって一緒に逃げてしまったのかもしれません。
「お気楽・無責任」という生き方ですが、本人はとても楽しい人生だったと思います。


今世の幼少期~青年期

魂は前世で過ごした人生を今世でも引きずります。
これはボールが転がる様子と似ています。一度加えられたある力の作用は、他の力が加えられない限りそのままボールの転がる軌道に影響を与え続けます。魂も同じで、前世で得た生き方の作用は今世に伝わります。このため魂は直前の過去世で過ごした人生と、どこかしら共通する境遇や性格に生まれるのです。(注意:財力や家族の人数など、全てが完全に同じまま生まれ変わるという意味ではありません。変わらないのは特に、性格です)
このような魂の軌道を変えるためには、生きているうちに行動して別の力の作用を加えることがどうしても必要です。死ぬだけで劇的に性格が変化すること、つまり「別人に生まれ変わる」ことは決してありません。

~ここから下は前世の晩年が、今世の前半に最も自然に影響している場合を例として書きます。人によって前世の影響の表れ方は違いますし、指導霊のアドバイスで大きく環境を変えることもあります。また、前世で計画されていた課題を全うせずに亡くなった方の場合は、前世と同じテーマを始めから生き直すことになります。今の自分がどのような状態で生まれたかを知るためには、ホロスコープ(出生チャート)を詳細に読む必要があります。詳しくは、コラムで書きます。~

角宿の子は頭の回転が速く、器用です。
カンが良いのでしょう、何でもすぐこなしてしまいます。そのわりに飽きっぽいという、いわゆる器用貧乏。
一つの物事に夢中になると強靭なる精神をもって究めてしまうのに、究めたとたん急に目標を転換して「他を目指す」と宣言します。変わり身の速さに周りは呆然唖然、ついていけません。
あれほど打ち込んでいたのにあっさり棄てて方向転換する理由が周りには分からないのです。あなたにとっては単に「飽きた」というだけでも充分に辞める理由となるのですが、普通の人の理解は及びません。
「何がやりたいのか分からない」、「無責任な人」と悪口を言われてしまうこともあります。

実務的な勘がよくはたらき、数字にも強いとありますので小規模でしたら起業にも向くと思います。
デザインや企画に携わるのも吉です。いずれにしろ高望みや精神性の高さを追及しても失敗に終わります。庶民的で地道な仕事を選べばうまく生きられるでしょう。
気さくな性格のため友人は多く、仕事もうまくこなすので社会生活において困ることは少ないはずです。
ですが大人になってからも飽きっぽい癖が直らずにいると、不意に会社を辞めてしまい放浪の旅に出てしまう、などということを繰り返しかねません。
特に生活が安定すればするほどその傾向が強くなるようです。
人生をいったんクリアしたくなったら注意が必要です。

また嫉妬心の強いところも思わぬ災難を起こしがちです。
特に恋愛では注意してください。自分は「自由第一」のわりに恋人は独占したがる人です。
熱い嫉妬が燃え上がり相手を“刺す”、毒のある言葉などで鋭く責めてしまうこともあり得ます。
あるいは逆に、結婚しているにも関わらず道ならぬ恋に燃え上がってしまうかもしれません。くれぐれも内心の情熱には気を付けたほうが身のためです。


今世をどう生きるべきか

来世のあなたの宿はまだ定まっていません。
今世の生き方によって来世も再び今と同じ宿になるか、それとも全く別の宿になるかが決まります。
来世を選ぶのは今世のあなた自身です。

角宿の人はまず生活が安定してくると投げ出したくなる衝動を抑えるべきでしょう。
人生は楽しむためにあるもの。命は味わい尽くすためにある。それは正しいし、自由に生きることは良いことです。人間らしい生き方とも思います。自由に生きられず苦しんでいる人たちは、あなたの態度を見習うべきでしょう。
だけどもし周りの人を翻弄して困らせてしまうようなら、どこか間違った自由なのだと言わざるを得ません。
本当の自由とは一方的なものではないはずです。お互いに自由であることを尊重し合い、譲歩し合って、お互いほんの少しの不自由を味わうもの。そうすればもっと深い付き合いが出来て一人の人と長く幸せに生きることが出来るのではないでしょうか。

それから、今世ではぜひ長く道を究めてください。
せっかく能力があるのに、若いうちに見切りをつけて放り出してしまうのではもったいない。
どんな道でも奥深いものです。たとえ金メダルや各界の賞を取り、トップに立てたとしてもそこが到達点というわけではないと思います。「これからその世界の深みに行くかも」と期待されている時に他の道に転身しては、皆がっかりします。
皆、あなたの能力を認めて憧れ期待しているのです。
“二足のわらじ”でも構いません。ただ放り出さないこと、辞めないことです。
性格の多面性をもうまく使いこなし、才能を活かしていけたなら更なる飛躍が可能かと思います。


原典引用

『此の宿に生まれし人、経綸を善くし、六畜を豊かにし、所作事多し。手巧所作、人情に叶うも小器なる量の人なり。子供は男で三人あり。性は剛情にして巧みあり。病難、水難を用心すべし。運命最上とは云い難きも和善宿にて物事都合よき人なり。』
出典「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」
秘伝 密教宿曜占星術 (エルブックスシリーズ)より再引用

注意書き

この占いは簡易版です。このページで表現した「前世」の内容は大まかなイメージですから、あなたの前世が完全にこの通りだと思い込み過ぎる必要はありません。ご自分の魂の軌跡について、もう少し詳しく知りたい方は「コラム」へ。


宿曜前世占いトップ

【参宿】勇猛果敢な将軍



さんしゅく/和名:からすき
前世の人物像「勇猛果敢な将軍」


この占いについて 解説・目次


前世のあなた

前世のあなたは激しく熱い人生を生きました。
勇猛果敢に兵を率いた将軍、革命軍の旗頭、ビジネスにまい進した実業家など。いついかなる時代に生まれようとも、熱い情熱に突き動かされるようにして目標の実現に向かい真っ直ぐ突き進んだ人であることは間違いないでしょう。

革命に関わり得る宿は他に【亢宿】・【胃宿】などがあります。それらの宿が革命や反乱を起こす張本人であるのに対し、【参宿】はその革命家のもとで現実的にリーダーシップをとり実行していった人と思われます。
計画を夢物語で終わらせず現実化しようと努力した人だったわけです。
これと定めた目標には迷いを見せず突き進みました。その姿は力強く、時に激しくて周りを押しのけてでも目標を達成するといった様子だったので、人々から尊敬されつつ恐れられていたでしょう。
目標にこだわるあまり手段を選ばず、もしかしたら残忍な方法を採ったこともあるかもしれません。

「慎重」という言葉は前世のあなたの辞書にはありませんでした。何故なら混乱の時代であったし、あなた自身に考えている余裕がなかったからです。慎重に考えて立ち止まっていたらせっかくの勝利の機会を失い、志を果たすことが出来ないのではないかと常に恐れていました。
慎重に考える傾向のある上司には特に苛々して、「臆病者!」と諌めたこともあるでしょう。
冷静に状況を判断することをせず、考えるより先に起こした行動は「無謀」とも言え、危機に陥る場面も多々ありました。
最悪のケースで言えば戦闘において正面攻撃に出て全滅に近い敗れ方をしたり、無計画な反乱を起こして処罰された可能性もあります。

ただ他人から何を言われようとも自身の信念を貫き通して生きたあなたは、自分の生き方に最期まで誇りを抱いていたことでしょう。


今世の幼少期~青年期

魂は前世で過ごした人生を今世でも引きずります。
これはボールが転がる様子と似ています。一度加えられたある力の作用は、他の力が加えられない限りそのままボールの転がる軌道に影響を与え続けます。魂も同じで、前世で得た生き方の作用は今世に伝わります。このため魂は直前の過去世で過ごした人生と、どこかしら共通する境遇や性格に生まれるのです。(注意:財力や家族の人数など、全てが完全に同じまま生まれ変わるという意味ではありません。変わらないのは特に、性格です)
このような魂の軌道を変えるためには、生きているうちに行動して別の力の作用を加えることがどうしても必要です。死ぬだけで劇的に性格が変化すること、つまり「別人に生まれ変わる」ことは決してありません。

~ここから下は前世の晩年が、今世の前半に最も自然に影響している場合を例として書きます。人によって前世の影響の表れ方は違いますし、指導霊のアドバイスで大きく環境を変えることもあります。また、前世で計画されていた課題を全うせずに亡くなった方の場合は、前世と同じテーマを始めから生き直すことになります。今の自分がどのような状態で生まれたかを知るためには、ホロスコープ(出生チャート)を詳細に読む必要があります。詳しくは、コラムで書きます。~

子供時代のあなたの個性はシンプルです。
細かいことにこだわらない陽性の性格で、何事においても単純明快。
短気で、友達にすぐ喧嘩を吹っかけるのですが、次の日にはけろっとして忘れている。このさっぱりした性格に加えてリーダーシップもあるので、友達に好かれてクラスの中心的存在になる要素は充分にありました。
ただ少し成長すると強情で無理を押し通す性格が周囲と摩擦を起こすようになります。強気過ぎるところは「傲慢」「独善的」と見られることもあるかもしれません。
また目標を定めて真っ直ぐに突き進む性格が、正義のほうへ向けば良いけれど間違った方向に進んでしまうと修正がきかないので落とし穴にはまることがあります。

自信過剰なところがありますから職選びには慎重になってください。
商売で利益を追求し過ぎると大失敗する恐れがあるとのことです。
悪の道に走ってしまうこともあるとされます。充分に自戒なさってください。
会社勤めではストレスが溜まりそうですが、企画を実行する部署など積極性を活かした部門を選べば成功するのではないでしょうか。新規事業の開拓なども向いているように思われます。

創意工夫を活かせば教師、文筆、コンピュータ関連にも向いていると言われています。
見栄っぱりなところは後々ストレスとなります。
気丈な豪傑を装っているけれども、内心は裏腹に繊細でもろい人です。
若い頃は強さを装っていられてもいずれ疲れが出てくるでしょう。
限界がきてストレス発散のため周囲に当たり散らすかもしれません。暴言を吐いて他人を踏みにじろうとすることさえあり得ます。いわゆる悪いタイプの「独裁者」とならないよう注意が必要です。


今世をどう生きるべきか

来世のあなたの宿はまだ定まっていません。
今世の生き方によって来世も再び今と同じ宿になるか、それとも全く別の宿になるかが決まります。
来世を選ぶのは今世のあなた自身です。

参宿の人は自分が間違った方向に進んでいないか、常に検討を要します。
このために今世では
「立ち止まって考える」
ことを少し覚えると良いです。

大丈夫。もうあの時のように混乱の世の中ではないのです。少しくらい考える余裕を持っても成功の機会を失うことはありません。むしろ、
「急いては事をし損じる」
こちらの言葉を処世訓として生きたほうが何事もうまくいくでしょう。

それから強がりで見栄張りなところはやはり直したほうが、自分自身がラクになると思います。
身近な人たちにつらく当たっていないか、暴言を吐いていないか自分の行動を振り返ってみてください。もし周りの人たちを泣かせているのだとしたらそれは悪い傾向です。あなた自身が強がることに疲れている証なのです。

強がる必要はもうないのですよ。強いリーダーを装わなくても人はついてきます。いや反対に、弱いところも正直に見せたほうが、本当の味方を得ることが出来るはずです。強いリーダーについて来る人々など結局は利益に釣られているだけ、そんな人々は本当の味方とは言えず、最後には裏切ると考えるのが正しいと思います。

純真で正直なところはあなたの魅力です。
何よりも、その実行力はこれからも社会で必要とされます。
ぜひ良い方向に目標を定めて進んで行って欲しいです。


原典引用

『此の宿に生まれし人、怒りを嗜み、口舌毒害を好む。心硬く事に臨みて怯まず。悪行を為さんとすれば利益少なし。貴に近づき能く信を守る。性は手早く、才気過ぎて身を破るなり。少し盗心ある者あり。悪心を抱きて銭財を求るを慎むべし。』
出典「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」
秘伝 密教宿曜占星術 (エルブックスシリーズ)より再引用

注意書き

この占いは簡易版です。このページで表現した「前世」の内容は大まかなイメージですから、あなたの前世が完全にこの通りだと思い込み過ぎる必要はありません。ご自分の魂の軌跡について、もう少し詳しく知りたい方は「コラム」へ。


宿曜前世占いトップ

【亢宿】稀代の改革リーダー



こうしゅく/和名:あみ
前世の人物像「稀代の改革リーダー」


この占いについて 解説・目次


前世のあなた

前世のあなたは高潔な理想主義を掲げてまい進した人でした。
赤く輝く情熱の星のような人生。社会体制の変革を目指した革命家、頑なに信念を貫いて政敵を組み伏せようとした政治家など、変革期に活躍する人物だった可能性が高いです。女性の場合も、女性ながらに革命を率いた闘士だったのではないでしょうか。
同じ反骨精神を持つ宿としては【星宿】があり、また【参宿】があります。しかし星宿は一匹狼で群れて戦うことはなく、参宿は実行することは得意でも改革の提案者になるとは言い難い。いっぽうこの亢宿は正義への理想と信念を抱いているため字義通りの革命者となり得ます。
混沌としていたその時代、あなたが提案した思想も闘い方も未熟だったため、もしかしたらすぐに捕縛され人生を終えてしまったかもしれません。
しかしその場合も、革命の英雄として後世まで語り継がれ人々の精神的リーダーであり続けたでしょう。
初期の混沌を潜り抜けて成功させていた場合、実はさらなる困難に見舞われています。
新しい社会体制は成立したとしても往々にして未熟で、欠陥だらけであることが多いからです。
そのような未熟な社会や政策を続けていくことは困難を極めます。むしろ古い体制と戦うことよりも難しいと言えるでしょう。
新しいことを提案するのは得意でも、守ることは苦手なあなたです。
すぐに引退すれば良かったのですが、英雄としてトップの座にあり続けた場合、今度は引きずり下ろそうとする者たちと戦うことになりました。もしかしたら状況によっては極端な手段で政敵を排除した場合もあるかもしれません。
根は繊細な人ですので、強がっていても精神的に追い詰められていた可能性があります。
あまり心安らかとは言えない晩年を過ごしたのではないでしょうか。


今世の幼少期~青年期

魂は前世で過ごした人生を今世でも引きずります。
これはボールが転がる様子と似ています。一度加えられたある力の作用は、他の力が加えられない限りそのままボールの転がる軌道に影響を与え続けます。魂も同じで、前世で得た生き方の作用は今世に伝わります。このため魂は直前の過去世で過ごした人生と、どこかしら共通する境遇や性格に生まれるのです。(注意:財力や家族の人数など、全てが完全に同じまま生まれ変わるという意味ではありません。変わらないのは特に、性格です)
このような魂の軌道を変えるためには、生きているうちに行動して別の力の作用を加えることがどうしても必要です。死ぬだけで劇的に性格が変化すること、つまり「別人に生まれ変わる」ことは決してありません。

~ここから下は前世の晩年が、今世の前半に最も自然に影響している場合を例として書きます。人によって前世の影響の表れ方は違いますし、指導霊のアドバイスで大きく環境を変えることもあります。また、前世で計画されていた課題を全うせずに亡くなった方の場合は、前世と同じテーマを始めから生き直すことになります。今の自分がどのような状態で生まれたかを知るためには、ホロスコープ(出生チャート)を詳細に読む必要があります。詳しくは、コラムで書きます。~

亢宿の子は見た目は落ち着いていますが、内に秘めた情熱があります。
間違っていると思う相手は許すことが出来ずに、突き刺すような言葉で徹底攻撃します。普段の言葉数が少ない態度から見るとまさに“豹変”で周りは恐れを抱きます。
「キレやすい」「喧嘩っぱやい」といった評価を与えられることもあるかと思います。
実際、喧嘩上手とも言え、言葉でも態度でも相手を負かしてしまうことが多いです。
楯突くと怖い人と陰では言われているかもしれません。

何でもひたむきに頑張るため、早いうちに頭角を表すでしょう。
権力を目指すこともあるかもしれません。トップに立つ運命であり、その能力もあります。
しかし本質的に宗教者のように潔癖でストイックな人です。清廉さを善として求める人でもありますので、権力を得ても派手な生活に走ることはありません。
清潔感のある服を選び、いつもお洒落ですが、高いだけの衣服で着飾ることはないでしょう。ブランド一点豪華主義です。
高みを目指しながらも潔癖なため人間の欲望渦巻く世界には本来、不向きです。学業や芸術の世界を目指したほうがストレスは少なく落ち着くかもしれません。

収入がどれだけあっても生活は寂しいほど簡素で質素です。
さらに周囲の人々に同様の生活を求めてしまうので、その点が周囲に「近寄りがたい」・「プライドの高い人」と思わせてしまいます。気楽に冗談など言えば斬られてしまうのではないかと思ってしまい、誰も近寄らなくなるのです。
恋愛でもプラトニックを好みます。
本人は冗談も解するし気さくなつもりですが、なかなか伝わりにくいようです。地位が高くなればなるほど近寄りがたいと思われる傾向は増して孤独が進みます。
気付けば味方が一人もいなくなった、ということになりかねません。
情熱の裏返しとしての激しい怒り、憎しみに身を焦がす性分でもあります。恐ろしい手段で他人を攻撃しようという衝動が湧いた時は気を付けてください。実行してしまえばそれこそ周囲に誰もいなくなり、孤独へのスパイラルとなります。


今世をどう生きるべきか

来世のあなたの宿はまだ定まっていません。
今世の生き方によって来世も再び今と同じ宿になるか、それとも全く別の宿になるかが決まります。
来世を選ぶのは今世のあなた自身です。

亢宿の人は他人の欠点を赦し、受け入れる努力が必要かと思います。
世の中には様々な人がいます。なかなか欲望を抑えられない人も、自由が好きで享楽的に生きたい人もいます。あなた自身がストイックなのは良いことですし清廉なのも正しいことですが、それを他人にまで押し付けてはなりません。
出来る人と出来ない人がこの世にはいるのです。
何よりそう思えばあなた自身がラクになるはずです。
前世とは異なり、罰しなければいけない責任など今はもうないのだと気付くことです。
他人は他人、自分は自分。今はそれでいい。
善なることは、自分を手本として示していけばいいだけのことではありませんか。
どうしても赦せない人がいるなら、そっとその人から離れるか重要な立場からはずしましょう。
お互いに取り返しのつかないことにならないうちに距離を置くのも一つの手です。

何にしても社会と断絶し孤独に閉じ籠もることは危険です。
孤独の深みに沈殿すると、あなたのストイックさと情熱の強さが良くない方向に動き始めます。
繊細な性格も自覚しましょう。実力もないうちから情熱のまま行動するのもいけません。
まずあなたが赦すべきは自分自身の弱さ、未熟さです。
弱い自分も受け入れて他人の助けを求めていけば、孤独の穴に落ちることはなく温かい人生を過ごすことが出来るはずです。


原典引用

『此の宿に生まれし人、頭首を頭領し、弁口能く、財物を経営し、所決を巧みに成す。装束を清め、喫用を愛し、功徳を造り力を足し、家風を益す。性は静かなる時は柔和に、万物に寇せざるも、喬ぶるに至っては五行ともに大尅する質。火難に用心すべし。物事は控え目が宜し、求めて破る也。』
出典「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」
秘伝 密教宿曜占星術 (エルブックスシリーズ)より再引用

ご注意

この占いは簡易版であり、このページで表現した「前世」の内容は大まかなイメージです。あなたの前世が完全にこの通りであると思い込み過ぎる必要はありません。ご自分の魂の軌跡について、もう少し詳しく知りたい方は「コラム」へ。


宿曜前世占いトップ

【房宿】良家を継いだ生粋エリート



ぼうしゅく/和名:そい
前世の人物像「良家を継いだ生粋エリート」


この占いについて 解説・目次

前世のあなた

前世のあなたは相当に良い家柄を承継した人だったでしょう。
王家や宮家に近い家系、または代々王家の傍に仕えてきた名門など。歴史と伝統あり、財産も相当ある家を受け継ぐべくして生まれた人です。男性なら家督を継いだでしょうし、女性も同等の家柄の長子に嫁いだでしょう。
もちろん政治的な実権も持っていて、陰に日向に政治活動をしていました。

言わば生粋の、エリート中のエリート。

幼い頃から徹底した教育も受けていたため、知識と教養ある能力の高い人でした。
華やかで気品あり、礼儀正しく温厚、と貴族を絵に描いたような人だったと思います。気位の高さは天下一品でしたがそれも悪気はなかったので嫌味は感じさせず、苦労知らずで育った人特有の鷹揚さが周囲を惹きつけました。
真面目に家を守ることにも努めたので、家はあなたの代でさらに繁栄し財産も増えたはずです。
使いきれないほど豊かな財力と広い領土に囲まれて、あなたは幸福に暮らしました。

何の疑問も覚えることなく苦労も少ない人生でしたが、その足元で領民の不満が溜まっていることにあなたは気付いていなかったようです。
高い場所からしか見えない景色だけ見つめたあなたには、下々の苦しみなどとうてい理解出来なかったでしょう。民に気持ちがあることを想像すらしなかったかもしれません。
最悪のケースでは領民の反乱に遭っている可能性もあります。
あるいは戦争で領土を失ったかもしれません。敵に侵略されてもあなたは抵抗する術を知らないので、領民を放り出す形で降参したのではないでしょうか。
殿上人として生きている限りは幸福な人生だったと言えるかと思います。

今世の幼少期~青年期

魂は前世で過ごした人生を今世でも引きずります。
これはボールが転がる様子と似ています。一度加えられたある力の作用は、他の力が加えられない限りそのままボールの転がる軌道に影響を与え続けます。魂も同じで、前世で得た生き方の作用は今世に伝わります。このため魂は直前の過去世で過ごした人生と、どこかしら共通する境遇や性格に生まれるのです。(注意:財力や家族の人数など、全てが完全に同じまま生まれ変わるという意味ではありません。変わらないのは特に、性格です)
このような魂の軌道を変えるためには、生きているうちに行動して別の力の作用を加えることがどうしても必要です。死ぬだけで劇的に性格が変化すること、つまり「別人に生まれ変わる」ことは決してありません。

~ここから下は前世の晩年が、今世の前半に最も自然に影響している場合を例として書きます。人によって前世の影響の表れ方は違いますし、指導霊のアドバイスで大きく環境を変えることもあります。また、前世で計画されていた課題を全うせずに亡くなった方の場合は、前世と同じテーマを始めから生き直すことになります。今の自分がどのような状態で生まれたかを知るためには、ホロスコープ(出生チャート)を詳細に読む必要があります。詳しくは、コラムで書きます。~

房宿の子はごく普通の家庭に生まれ育っても気品を持ちます。
礼儀正しく所作の正しい、どこかクラシカルな雰囲気のある「良い子」でしょう。
頭も良くお勉強は出来るほうで、学校の成績も良いと思います。だからと言って内向的な勉強ばかりしているタイプではなく、明るく社交的なほうですから友達は多いでしょう。人好きで世話好きでもあります。
でしゃばることはしないのですがクラスでは目立つ存在となります。それゆえ、特に女性同士では妬まれることがあって「お高く留まっている」と悪く言われ疎外されることがあるかもしれません。ただ本人には悪気はなくお高く留まるつもりもないのですから、そのうち悪口も乗り越えて人気を獲得出来るでしょう。

この宿は27宿中一位とされる財運を持つとされます。
自分からあえて求めることはなくともお金が集まってくる、という幸運の持ち主です。
成人してからはその能力の高さと魅力から人気を得、ごく自然に財を成すことが出来ます。
タレント業には特に向いているかもしれません。チヤホヤされることに慣れていてつけあがることはないし、人気を得ても嫌味がないからです。
政治の世界も人気商売ですから向いています。もともと前世では高い地位にいたので政治に関われば活躍出来るでしょう。政界で「影の黒幕」となり得る現実的な実力もあります。
ビジネスの才能もあるようです。エリートの道を進むのも本来の性格に合っているから良し。とにかく何をやっても成功する力があります。
ただ一点、弱者に対する共感力がないことは【昴宿】以上の難点です。
他人の苦しみを想像することが出来ないというより、“想像することさえしない”、弱い立場の人たちが苦しんでいることすら夢にも思わないといった感じです。
このため部下や後輩など下位の者への無神経に思われる言動を繰り返し、気付かないうちに根深い怨みを買っていることがあります。事件などに発展しないまでも、少なくともそのように他人の痛みに無関心な人はやがて人の信頼を失うかと思います。
異性にはもてますが、相手に対して少し冷淡なところがあり興味がなくなると別れるということを繰り返しがちです。


今世をどう生きるべきか

来世のあなたの宿はまだ定まっていません。
今世の生き方によって来世も再び今と同じ宿になるか、それとも全く別の宿になるかが決まります。
来世を選ぶのは今世のあなた自身です。

房宿のあなたは何よりも他人の気持ちへの想像力を持つよう努めてください。
前世でも経験したことがないのだから、弱い人の生活が想像出来ないのは仕方ないことでしょう。でも、“理解するよう努める”というその気持ちがあるとないでは信頼感が大違いです。
まずは弱者の言葉に耳を傾けてみてください。
痛いとか、辛いという訴えを「弱さゆえ」などと批判したりバカにしてはいけません。
「この人は自分を下々として見ている」という意識は必ず相手に伝わります。注意してください。

この宿には財運はあるものの、トラブルが多く短命の象徴もあるようです。
くれぐれも他人への思いやりを失わないように。
自分が上位にいることを感じるとワンマンになるのも悪い癖です。特に恋愛で優位にある時などは、相手の恋心を笑ったりしないように気を付けるべきです。
他人への思いやりを持つよう努めていけばきっと幸福な晩年が待っているでしょう。


原典引用

『此の宿に生まれし人、貴上に親しみ縁を得て身を全うす。威徳を有し、男女を足し、銭財を豊かにす。快活にして、一族を超越して家風を栄えしむも末を遂げざるあり。事を成すに疾速、その為に崖より落つる如き病の危険あり。何事にも身を慎むべし。』
出典「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」
秘伝 密教宿曜占星術 (エルブックスシリーズ)より再引用

ご注意

この占いは簡易版であり、このページで表現した「前世」の内容は大まかなイメージです。あなたの前世が完全にこの通りであると思い込み過ぎる必要はありません。ご自分の魂の軌跡について、もう少し詳しく知りたい方は「コラム」へ。


宿曜前世占いトップ

【氏宿】かぶき者な若き頭領



ていしゅく/和名:とも
前世の人物像「かぶき者な若き頭領」

※実際の「てい」は底のまだれを取った字です

この占いについて 解説・目次


前世のあなた

前世のあなたは自由で斬新な人生を送ったでしょう。
“自由”と言っても一人で放浪するようなタイプではなく、発想が自由ということです。大将や頭領として思うまま次々に新しいアイディアを実行していった人だと思います。
「かぶき(傾奇)者」とは、人目をひく変わった服装を好む者のこと。「常識はずれ」の意味で大人が若者を批判する言葉ではありますが、いっぽうで斬新、体制に与せず古いものを壊す人として尊敬や憧れのニュアンスも含みます。

若い頃から頭領・親方などの高い地位にあり組織の改革を成した人であったと思います。女性の場合も女将として大きな家や店を仕切っていたことでしょう。
華やかな色気があり、お洒落でもありました。情熱的で派手な色が似合いそうです。新奇な物を好む性分のためいつまでも若々しい雰囲気を保っていたのではないでしょうか。
トップの地位にありながら柔らかな思考を失わず、そのうえ「やる時はやる」といった度胸と剛毅もありましたので部下からは慕われました。
理想の主君としてさぞかし多くの家臣を集めたでしょう。

恐れを知らない性格ゆえに勝負好きでもありました。
博打も好きだったところは玉に瑕(キズ)。
とうてい敵うはずもない大きな戦に打って出て損害を蒙ったこともあったかもしれません。
それでも暗く落ち込んで懲りるということがなく、すぐに立ち直って治世に励んでいます。
先見の明もありましたし、根が善良だったので全体に良い方向へ民を導いたでしょう。


今世の幼少期~青年期

魂は前世で過ごした人生を今世でも引きずります。
これはボールが転がる様子と似ています。一度加えられたある力の作用は、他の力が加えられない限りそのままボールの転がる軌道に影響を与え続けます。魂も同じで、前世で得た生き方の作用は今世に伝わります。このため魂は直前の過去世で過ごした人生と、どこかしら共通する境遇や性格に生まれるのです。(注意:財力や家族の人数など、全てが完全に同じまま生まれ変わるという意味ではありません。変わらないのは特に、性格です)
このような魂の軌道を変えるためには、生きているうちに行動して別の力の作用を加えることがどうしても必要です。死ぬだけで劇的に性格が変化すること、つまり「別人に生まれ変わる」ことは決してありません。

~ここから下は前世の晩年が、今世の前半に最も自然に影響している場合を例として書きます。人によって前世の影響の表れ方は違いますし、指導霊のアドバイスで大きく環境を変えることもあります。また、前世で計画されていた課題を全うせずに亡くなった方の場合は、前世と同じテーマを始めから生き直すことになります。今の自分がどのような状態で生まれたかを知るためには、ホロスコープ(出生チャート)を詳細に読む必要があります。詳しくは、コラムで書きます。~

氏宿の子は器用なアイディアマンです。
本当に変わり者ゆえにうっかり人と違ったことをしてしまう、という変人タイプとは違い、意図的に新しいことをやりたがる。つまり「新しもの好き」です。
次から次へと新しいものに手を出して実行していきます。
束縛は苦手。上から抑え付けられることは嫌いです。親や教師の言うことなど当然、聞いている振りをしていても耳に入れていません。気分の赴くまま自由な発想でやりたいと思ったことをやります。大人から見ると「我がままで困った子」に思える時もあります。
思春期の頃は特にわざと古いものに反抗したり、新奇な服装をしたりして「目立ちたがり」と陰で言われることもあるのではないでしょうか。

適職は、アイディアマンというところからやはり企画開発が向いていると思われます。
上から押し付けられたものをこなすのは苦手なので、長く会社勤めをするとストレスが溜まるかもしれません。実力がついてきたら独立起業、フリーランスの道を選ぶのも良いでしょう。
どんな分野でも身近で小さなことへ地道に力を注いだほうが成功します。
外面的には柔和で、人付き合いは良いほうだと思います。性根も善良です。
面倒見が良く世話を焼くため人から好かれます。女性は姉御肌でさっぱりとしていて、少し色気には欠けますが同性からも異性からも好かれるはずです。
何を着ても華やかでお洒落なところも魅力です。相当に変わった服でも着こなすことが出来るはずですので、少し勇気が要るかなと思うくらいの服を選んだほうが魅力が増すでしょう。
あまり欠点の見受けられない人ですが、強情で勝気なところが他人と衝突を起こすこともあるかもしれません。悪気はないのでしょうが「毒舌」な傾向もあります。毒気のある言葉で人を刺す癖を続けていると恨まれます。

恋愛では大変もてるほうではないでしょうか。しかし気が多いため婚期を逃したり、トラブルに巻き込まれることがあります。
また、博打好きな性分にはくれぐれも注意してください。
大きな野望を抱きがちな人です。自信過剰になり身の丈に合わない勝負に出て、大失敗することがありますのでそこは慎むべきです。


今世をどう生きるべきか

来世のあなたの宿はまだ定まっていません。
今世の生き方によって来世も再び今と同じ宿になるか、それとも全く別の宿になるかが決まります。
来世を選ぶのは今世のあなた自身です。

氏宿の人は行動する前に少しだけ考える癖を持つと良いでしょう。
新しいものは新しいうちに手に入れなければ意味がない。その気持ちは分かりますが、何でも手を出しているときりがないので少しブレーキをかけてみては。
野望を抱くのも若いうちは仕方がないと思います。若ければ取り戻すことも可能なので少々の運試しも構わないでしょう。ですが中年期以降も変わらず無謀な勝負に出ていると、修正のきかない失敗をして人生が破綻します。
特に遊びとしてのギャンブルには手を出さないように。

まず実力を養うことが肝要です。
謙虚さを持てば、もともと強運に支えられた人ですから成功するでしょう。
冷静であること、慎重であることを少し訓練して身に付けてみてください。


原典引用

『此の宿に生まれし人、質剛柔なり。天仏に供養するを好み、心性は能く事を解し思慮あり。善良にして、君主の寵愛を受く。財物を富まし、家を修め家族を養いうる。大事より小事を成すに巧みなり。直なれど一刻も過る故、愛を失う事あり。物を借り取らるる事あり。策謀巧みなる者あり。或いは愚にして住所の難あるもあり。また婦女に淫犯し災害来る事あれば慎むべし。』
出典「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」
秘伝 密教宿曜占星術 (エルブックスシリーズ)より再引用

ご注意

この占いは簡易版であり、このページで表現した「前世」の内容は大まかなイメージです。あなたの前世が完全にこの通りであると思い込み過ぎる必要はありません。ご自分の魂の軌跡について、もう少し詳しく知りたい方は「コラム」へ。


宿曜前世占いトップ

【箕宿】新大陸の政治リーダー



きしゅく/和名:み
前世の人物像「新大陸の政治リーダー」


この占いについて解説・目次

前世のあなた

前世のあなたは自由のために生きた人でした。
たとえば独立戦争を戦い新しく誕生した国にて、初めての選挙で選ばれた政治家。差別を跳ね除けて社会に出た、フェミニズムの旗を掲げる女性闘士など。
そのように、抑圧と戦って自由を勝ち得た後、新しい世界のリーダーとなり人々を率いた人生だったでしょう。

希望という星に向けて放たれた一本の矢のように真っ直ぐ突き進む人でした。
不撓不屈の精神でどのような困難にも屈せず、自由を勝ち取っています。
新しくなった社会制度のもとでは自ら積極的に立候補してリーダーの地位に就いたはずです。希望に溢れて嬉々として責務を引き受けている姿が目に浮かびます。
あなたの前世に抑圧と闘った“革命者”特有の暗さはありません。
あっけらかんとした、自由な社会に相応しい明るさに輝いています。

たぶん、独立戦争や革命も後期の頃に参加されたのだと思います。それだけに少々思慮深さに欠けた未熟さが見受けられます。リーダーの地位に就かれた時も、まだとても若い頃だったのではないでしょうか。
ともかく真っ直ぐ突き進むことだけを信条として、脇目も振らず目標へ向かっています。
酸いも甘いも知る百戦錬磨の大人たちがあなたを潰そうと襲いかかってきましたが、未熟さにもめげず、ただ負けず嫌いだけを武器として戦いました。
残念ながら若いあなたは実力不足により政敵に打ち破れてしまった可能性が高いです。
それでも思うまま生きたあなたに後悔はなかったはずです。


今世の幼少期~青年期

魂は前世で過ごした人生を今世でも引きずります。
これはボールが転がる様子と似ています。一度加えられたある力の作用は、他の力が加えられない限りそのままボールの転がる軌道に影響を与え続けます。魂も同じで、前世で得た生き方の作用は今世に伝わります。このため魂は直前の過去世で過ごした人生と、どこかしら共通する境遇や性格に生まれるのです。(注意:財力や家族の人数など、全てが完全に同じまま生まれ変わるという意味ではありません。変わらないのは特に、性格です)
このような魂の軌道を変えるためには、生きているうちに行動して別の力の作用を加えることがどうしても必要です。死ぬだけで劇的に性格が変化すること、つまり「別人に生まれ変わる」ことは決してありません。

~ここから下は前世の晩年が、今世の前半に最も自然に影響している場合を例として書きます。人によって前世の影響の表れ方は違いますし、指導霊のアドバイスで大きく環境を変えることもあります。また、前世で計画されていた課題を全うせずに亡くなった方の場合は、前世と同じテーマを始めから生き直すことになります。今の自分がどのような状態で生まれたかを知るためには、ホロスコープ(出生チャート)を詳細に読む必要があります。詳しくは、コラムで書きます。~

箕宿の子はクラスの中でも目立つ存在になりたがる傾向があるようです。
たとえば学級委員長になるとか、文化祭などで段取りを仕切るとか。
皆から推薦されて自然にその役に押し上げられると言うよりは、自ら立候補して選挙活動も積極的にするほうです。
このため「自己顕示欲が強い」などと言われてしまうことがあります。

あまり周りの状況を判断して行動することはない、いわゆる“空気を読む”ことは苦手なようです。現代日本の子供社会では前へ出よう出ようとばかりする子は、「ウザい」と嫌われる場合もあるかと思います。
ですが、その果敢に前へ出ようとする意欲こそがあなたの魅力であり、最大の力であることは間違いありません。たとえくだらない苛めに遭おうとも、目標へ向かうことは決して悪いことではないので自分を否定する必要はないでしょう。

この宿も【尾宿】と同様に「狩人の星」とされます。執念深く追うのではなく正々堂々と獲物を追うタイプです。ですから目標へ向かって突き進むわけです。
目標を追うために自由の身でいたいと思うはずですから、会社勤めや公務員は適さないようです。いずれはフリーランスとして独立する方向で研鑽すると良いでしょう。
マスコミ関係やライター、商売も向いています。
遠方で成功するという暗示もあることから、海外へ行くのも良いかもしれません。
恋愛において海外の人と縁があることも多いようです。

目標だけ見つめ過ぎて見境がなくなることには要注意です。
欲しい物を手に入れたくて仕方がなくなり、手段を選ばなくなってしまうことは間違っています。
他人の足を引っ張ってまで自分が優位に立とうとするようになった場合、自戒してください。
自分だけ上に行けたならそれでいい、というのは勘違いです。他人を自分の目標のためだけに利用出来る道具と思い始めたなら、周囲の信頼はゼロとなり人生は良くない方向に動き始めます。
「目標=欲望」と、目指すものの方向性を誤ってしまった時は、暴力に走ったり性欲や酒に溺れたりすることさえあるようです。このため経典ではこの宿を「悪」と辛辣に書いているとのこと。「慎むべし」、です。


今世をどう生きるべきか

来世のあなたの宿はまだ定まっていません。
今世の生き方によって来世も再び今と同じ宿になるか、それとも全く別の宿になるかが決まります。
来世を選ぶのは今世のあなた自身です。

箕宿の人はまず、目標をよく見極めなければなりません。
矢を放つ前に、的をどれにすべきか深く考えて判断しなければならないということです。
深く考えることは苦手なのだとしたら、周りの人に相談してもいいのではないでしょうか。

一度放たれた矢を方向転換することは出来ません。間違った物を射ては大損害です。
前世のことを考えてください。
あなたの出世欲は自分一人のためだけではなかったはずです。
放たれた矢は的が見えなくなってしまった時、「どこかへ向かわなければならない」というエネルギーだけが残骸として残ります。生まれ変わった今のあなたはそういう状態だと思います。
どうかそのエネルギーを善き方向へ活かしてください。
あなたの明るさ、前向きな力は今の社会に必要です。


原典引用

『此の宿に生まれし人、江山を遊び渉り、利潤を経営し、人の為に辛苦に耐ゆ。淫婦を娶りて病多く、酒を愛す。大人を恐れず我意強きため目上に憎まる事あり。大酒大食すれば身を破り、人を害めるあり、慎むべし。』
出典「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」
秘伝 密教宿曜占星術 (エルブックスシリーズ)より再引用

ご注意

この占いは簡易版であり、このページで表現した「前世」の内容は大まかなイメージです。あなたの前世が完全にこの通りであると思い込み過ぎる必要はありません。ご自分の魂の軌跡について、もう少し詳しく知りたい方は「コラム」へ。


宿曜前世占いトップ

【心宿】孤独な天才役者



しんしゅく/和名:なかご
前世の人物像「孤独な天才役者」


この占いについて 解説・目次

前世のあなた

前世のあなたは、真昼と夜の二つの世界を歩いた人でしょう。
全体に仮面を被って演技をするような人生だったようです。たとえば文字通り役者だった可能性は高いと思います。夜になると舞台役者として様々な役に変身し、大衆の拍手喝采を浴びていたか。
または少し極端な推測を言えば、諜報員(スパイ)だったという可能性もあります。日本でしたら、“忍び”。外国人が思い浮かべるような忍者のイメージではなく、ごく普通の生活人として一般社会に紛れ込んで情報収集する任務を帯びた人です。
地位が高ければ裏社会との交流を隠し持ち、政治を動かそうとしていたかもしれません。
何にしても演技をし続けて生きた人生だったでしょう。

普段の生活は明るく賑やかで幸福を絵に描いたようでした。
人付き合いが旺盛で友達も多く、家族との関係もうまくいっていたと思います。気さくで親切な人柄も人気を呼びました。
しかし人と別れて自室に帰れば陰に籠もりました。仮面を脱いで寡黙に過ごしている姿が本来のあなただったのですが、その姿は家族さえ知ることはありませんでした。
誰にも言えない秘密をたった一人で抱えて生きなければならない。
想像を絶する孤独を味わったことと思います。
しかしあなた自身も納得した道義から選んだ人生ですから、仮面を被ることに誇りを抱いていたのではないでしょうか。

晩年、孤独のストレスにより精神的に疲れて病に倒れたことが考えられます。
それでもあなたは最期まで人前で仮面を脱ぐことはなく、役柄をまっとうして人生を終えたのでした。


今世の幼少期~青年期

魂は前世で過ごした人生を今世でも引きずります。
これはボールが転がる様子と似ています。一度加えられたある力の作用は、他の力が加えられない限りそのままボールの転がる軌道に影響を与え続けます。魂も同じで、前世で得た生き方の作用は今世に伝わります。このため魂は直前の過去世で過ごした人生と、どこかしら共通する境遇や性格に生まれるのです。(注意:財力や家族の人数など、全てが完全に同じまま生まれ変わるという意味ではありません。変わらないのは特に、性格です)
このような魂の軌道を変えるためには、生きているうちに行動して別の力の作用を加えることがどうしても必要です。死ぬだけで劇的に性格が変化すること、つまり「別人に生まれ変わる」ことは決してありません。

~ここから下は前世の晩年が、今世の前半に最も自然に影響している場合を例として書きます。人によって前世の影響の表れ方は違いますし、指導霊のアドバイスで大きく環境を変えることもあります。また、前世で計画されていた課題を全うせずに亡くなった方の場合は、前世と同じテーマを始めから生き直すことになります。今の自分がどのような状態で生まれたかを知るためには、ホロスコープ(出生チャート)を詳細に読む必要があります。詳しくは、コラムで書きます。~

心宿の子はお笑い芸人のように明るいか、親切な子です。
エンターテイナーのタイプはギャグを言ってクラスの子を笑わせるのが得意です。笑いの中心には常にこの子がいるといった感じでしょうか。「将来は芸人になれ」と言われたりします。
または、とても優しく親切です。クラスに具合の悪くなった子がいると手を挙げて保険室に連れていくようなタイプ。もしかしたら保健係をやったことがあるかもしれません。
どちらのタイプであれ、常に他人を気遣い、他人の望むことを素早く察知して行動するサービス精神に富んでいます。いわゆる「空気が読める人」と言えます。
サービスされることが大好きな現代人はこの空気が読める人を最高の人格者のようにもてはやしますが、空気が読めるとは言い方を変えれば、「いつも他人の顔色をうかがっていて合わせるのが得意」ということにもなります。
「いい人」と言ってもてはやすのは、実は「自分にとって都合のいい人」・「便利な人」という意味です。他人の望むままに動くばかりで自分の意志を持たないと、悪い意味での便利な道具として使い棄てられることもあります。

現代とは違い、昔の社会ではこの種の人を「他人の顔色ばかりうかがう迎合者」と呼び警戒の対象としました。誠実さがなく本心が読めず、いつ裏切るか分からないと見るからです。
心宿について「悪心があって他人を陥れる」などと悪く書いている経典もあるそうです。
なかには本当に裏側の世界へ潜り込んで悪いことをする人もいたのでしょうが、ほとんどの場合、本人が一人で心の闇を抱えているというだけのことで裏切りを考えているわけではないと思います。

根は内向的で神経質な人のようです。
明るい表向きの顔は仮面に過ぎず、一人になると暗く内に籠もります。誰にも本当の自分を見せることが出来ず、孤独にさいなまれることも多いのでは。
あまり孤独が深くなるとストレスも募ります。病気になる傾向も高いようなので注意が必要です。
恋愛では執着心と疑心が強くなる傾向があり、ストーカーに走る男性もいるとのこと。結婚しても疑い過ぎてうまくいかなくなることもあるようです。相手を信頼するよう努めてください。


今世をどう生きるべきか

来世のあなたの宿はまだ定まっていません。
今世の生き方によって来世も再び今と同じ宿になるか、それとも全く別の宿になるかが決まります。
来世を選ぶのは今世のあなた自身です。

心宿の人は、「今はもう本当の自分を見せても大丈夫」と思うべきでしょう。
きっと本当の自分を見せるのがとても怖いのだと思います。誰でも本心を言うのは勇気が要るものですが、あなたの抱いている恐怖は他の人の恐れを遥かに上回ります。命を失うのではないかというほどの恐怖です。

大丈夫です、今世では状況が違うはず。
今は本当のあなたを見せてもそのような大事件は起きません。
あなたが他人の顔色をうかがってサービスするのは、自己保身のためであることが多いです。
恐怖を拭い去り、「本当の自分を見せていい」と思えるようになればもう自分を守る必要はなくなるでしょう。
恐怖が消えた時、残るはあなたの「他人の気持ちを読む」能力です。
その能力を活かせば最高のサービスで他人の役に立つことが出来ます。

心宿が医療関係に向くと言われるのはきっとこの「他人の気持ちを読む」能力が抜群に優れているからでしょう。看護、介護などの仕事は最高です。
他に販売売、営業にも向いています。言うまでもなく芸能関係は天職でしょう。
サービス能力があるというのはどんな世界でも成功出来るということです。まったく羨ましいです。どうかその能力を他人のために活かしていってください。


原典引用

『此の宿に生まれし人、族衆に処して皆より敬愛を得、君主に事を承けて礼待を蒙る。悪をくじき、善を奨め、運命皆為す所を得。知慮深く、物を恐れず、人の虚を窺う質あり。疑い深き情ありて運を破るなれば慎むべし。』

出典「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」

秘伝 密教宿曜占星術 (エルブックスシリーズ)より再引用

ご注意

この占いは簡易版であり、このページで表現した「前世」の内容は大まかなイメージです。あなたの前世が完全にこの通りであると思い込み過ぎる必要はありません。ご自分の魂の軌跡について、もう少し詳しく知りたい方は「コラム」へ。


宿曜前世占いトップ

【女宿】権力闘争に敗れた高級役人



じょしゅく/和名:うるき
前世の人物像「権力闘争に敗れた高級役人」


この占いについて 解説・目次

前世のあなた

前世のあなたは少々不遇な人生を送られたでしょう。
抵抗出来ない権力闘争に巻き込まれ、敗れて左遷の憂き目に遭った役人。良家に嫁ぐ話が決まっていたのにライバルの誹謗中傷で破局させられた女性。そのように他者との争いにおいて敗北し、不遇な扱いを受けた人生だった可能性が高います。

役人だった場合、生まれたのは比較的に高い階級の家柄だったと思います。
輝かしい将来は約束されていたはずでした。
成人し出自に相応しい役職を得たあなたは、着実に出世の階段を昇っていきました。あなた自身にも出世欲はありましたので高い地位を目指して努力を惜しみませんでした。規律正しく真面目、君主によく仕えたために引き立てられ、目指した地位に就くのも目前となりました。
その頃、あなたに嫉妬するライバルに妨害されたのです。
根も葉もない悪い噂を流され、たちまち噂は事実として上に伝わることになりました。
濡れ衣によりあなたは将来を奪われ当時の地位も失い、都から遥か遠方の地へ左遷されてしまいました。

左遷の地ではたいした仕事もなく、あてがわれた住まいは粗末な庵。
客人が訪れることもない寂しい庵であなたは一人、都の人々への怨みを募らせていきました。
“何故、自分がこのような目に。自分は何も悪くはない”
絶たれた夢の残骸も怨みの心を膨らませました。このような目に遭わせた相手を呪い殺すことを願ったこともあるかもしれません。
まるで仏門に入ったかのような質素な生活をし、ろくに食事もとらなかったため次第にあなたの体は弱っていきました。心の苦しみも体に負担をかけました。
間もなく病気となり、あなたは無念の人生を終わらせたのです。

不幸な経験だったと言えますが、この人生はあなたの内に情熱を植え付けました。
途中で絶たれた夢への想いは静かに燃える火のように熱を発し続け、あなたを動かし続けて行くことになります。


今世の幼少期~青年期

魂は前世で過ごした人生を今世でも引きずります。
これはボールが転がる様子と似ています。一度加えられたある力の作用は、他の力が加えられない限りそのままボールの転がる軌道に影響を与え続けます。魂も同じで、前世で得た生き方の作用は今世に伝わります。このため魂は直前の過去世で過ごした人生と、どこかしら共通する境遇や性格に生まれるのです。(注意:財力や家族の人数など、全てが完全に同じまま生まれ変わるという意味ではありません。変わらないのは特に、性格です)
このような魂の軌道を変えるためには、生きているうちに行動して別の力の作用を加えることがどうしても必要です。死ぬだけで劇的に性格が変化すること、つまり「別人に生まれ変わる」ことは決してありません。

~ここから下は前世の晩年が、今世の前半に最も自然に影響している場合を例として書きます。人によって前世の影響の表れ方は違いますし、指導霊のアドバイスで大きく環境を変えることもあります。また、前世で計画されていた課題を全うせずに亡くなった方の場合は、前世と同じテーマを始めから生き直すことになります。今の自分がどのような状態で生まれたかを知るためには、ホロスコープ(出生チャート)を詳細に読む必要があります。詳しくは、コラムで書きます。~

女宿の子は真面目な“良い子”です。
友達との約束や学校のルールはよく守り、勤勉でしょう。けっこう社交的なところもあって人付き合いも上手くこなしています。
ただその内側にはどこか暗い陰が感じられます。
まるで目の奥に内から外を鋭く見据える光、常に人を窺っている光があるようです。そのため敏感な人だとあなたを「怖い」と感じているかもしれません。
その怖さのため、いわゆるガキ大将の座に座ってしまう子もいます。優位だと思うと友達へ容赦なく命令し手下のように使い始めます。生まれながらの独裁者のようです。

この宿は「官僚の星」と呼ばれていて、文字通り官界が適職です。司法、警察関係も向いているようです。民間でも大企業を目指したほうが合っています。
商売、サービス業は不向きですので避けたほうが無難でしょう。
ただ権力欲が強く、闘争の星とも言われていることには注意が必要です。
男性なら権力闘争に明け暮れるでしょうし、女性なら恋愛で同性と戦うかもしれません。何にしても手段は選ばないようです。策を弄して裏で相手を陥れるようなこともします。冷酷非道な手も使います。そこまで、この宿の欲への情熱は強いということです。
自分でも抑えようのない欲に突き動かされてしまうのは、きっと前世で夢を途中で絶たれたためでしょう。
 無念の想いが
「今世ではどんな手を使っても夢を獲得したい」
と必死にさせているわけです。
そのために暴力に走ってしまう場合さえあります。激しい情念が抑えきれずに爆発してしまうのです。

自分でこの暗い情念に気付いている人もいます。湧き上がる情念をどうにか抑え込もうとして芸術に打ち込んだり、仏門に入る人たちです。そのような人々は「自分は欲深く罪深い人間だ」と口にします。
仏門にまで入らなくともたいていは良識によって自分の情念をコントロールし折り合いをつけていられると思います。
ただ気を抜くと野望に身を焼かれかねない宿です。意識したほうが良いでしょう。


今世をどう生きるべきか

来世のあなたの宿はまだ定まっていません。
今世の生き方によって来世も再び今と同じ宿になるか、それとも全く別の宿になるかが決まります。
来世を選ぶのは今世のあなた自身です。

女宿の人は自分の欲望の源に気付いてください。
不幸な過去の歴史が無意識にそうさせているだけだということを。
あなたは、悪くない。
もとから罪深いのでもなければ欲の塊でもないはずです。
ただあなたは真面目に夢を目指していただけ。悪いのはそれを絶った人間です。

無意識の情念に支配されて翻弄されてしまうと、今世もまた同じ闘争の人生となります。今度はあなたが過去の敵と同じことをして繰り返しとなる。同じことを続けている限り来世もこの繰り返しが永劫に続きます。
「やられる前にやらなければ」
と必死になる必要は、今はもうないのだということに気付いてください。

そっと闘争の場から離れて、自分だけの大切な人生を味わうことに専念してください。
どのような環境に置かれても味わえる人生があります。
欲しい物を獲得するだけが人生ではないのだと思うべきです。


原典引用

『此の宿に生まれし人、力量あり、病少し。布施を好み、法律を守り、道業に勤めて宗祖を崇う。家業盛んなれど、陰性なり。色難を慎むべし。陰謀詭詐に利あり。』
出典「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」
秘伝 密教宿曜占星術 (エルブックスシリーズ)より再引用

ご注意

この占いは簡易版であり、このページで表現した「前世」の内容は大まかなイメージです。あなたの前世が完全にこの通りであると思い込み過ぎる必要はありません。ご自分の魂の軌跡について、もう少し詳しく知りたい方は「コラム」へ。


宿曜前世占いトップ

【斗宿】不屈のカリスマヒーロー



としゅく/和名:ひつぎ
前世の人物像「不屈のカリスマヒーロー」


この占いについて 解説・目次

前世のあなた

前世のあなたは夢を追って強敵と戦い続けた人だったでしょう。
“敵と戦う”と言っても国家など上から抑え付ける相手と戦ったわけではありません。スタート時においてほぼ対等なライバル関係にあった者たちとのバトル・ロワイヤルです。
政治家ならば壮絶な権力闘争をしたでしょうし、学者なら論文の優位性で争ったでしょう。女性なら美しさで競ったかもしれない。スポーツ選手なら最も分かりやすく、一位を目指してライバルと鎬(しのぎ)を削ったはずです。

仮に戦乱時代に生まれていたとするなら、あなたは大衆を惹きつけた英雄だった可能性もあります。
自分で大衆の上に立ち率いていったのではなく、大衆のほうから押し上げられていつの間にか英雄に祭り上げられていたという人です。まさにカリスマ、時代のスーパーアイドルです。
何故、英雄に祭り上げられたかと言うと、あなたが強い敵に臆することなく刃向っていったからでした。誰も敵う者がないと諦めていた強敵にあなた一人が戦い続けることを宣言した。このため大衆が熱狂し、あなたを崇めて応援したのです。

カリスマとなり、あなたを慕う者の人数が増えれば増えるほどあなた自身は苦悩しました。
何故なら頂点を目指して飛びたいだけの矢にとって、“人気”は余計な重荷となるからです。
あなた個人の人生も充実していたとは言えません。もしかしたら妻か子を失った可能性もあります。
ですがあなたを慕う者たちの親愛は強固でした。
最期まであなたは裏切りを経験することなく、人に囲まれて人生を終えたでしょう。


今世の幼少期~青年期

魂は前世で過ごした人生を今世でも引きずります。
これはボールが転がる様子と似ています。一度加えられたある力の作用は、他の力が加えられない限りそのままボールの転がる軌道に影響を与え続けます。魂も同じで、前世で得た生き方の作用は今世に伝わります。このため魂は直前の過去世で過ごした人生と、どこかしら共通する境遇や性格に生まれるのです。(注意:財力や家族の人数など、全てが完全に同じまま生まれ変わるという意味ではありません。変わらないのは特に、性格です)
このような魂の軌道を変えるためには、生きているうちに行動して別の力の作用を加えることがどうしても必要です。死ぬだけで劇的に性格が変化すること、つまり「別人に生まれ変わる」ことは決してありません。

~ここから下は前世の晩年が、今世の前半に最も自然に影響している場合を例として書きます。人によって前世の影響の表れ方は違いますし、指導霊のアドバイスで大きく環境を変えることもあります。また、前世で計画されていた課題を全うせずに亡くなった方の場合は、前世と同じテーマを始めから生き直すことになります。今の自分がどのような状態で生まれたかを知るためには、ホロスコープ(出生チャート)を詳細に読む必要があります。詳しくは、コラムで書きます。~

斗宿の子はニコニコ穏やかに笑う優しそうな子です。
のんびりと構えて人畜無害の印象なので、「いい人」と思われることがほとんどで、たいてい甘く見られバカにされます。一見地味な印象のこともあり重要視されません。
ところが内面は非常にタフで強情。そして強烈な闘争心を秘めています。闘争心の強さでは27宿中一位と言われます。その内面が表に表れないのは、相手に合わせる器用さがあり本心をあまり言わないからです。(このため「タヌキ」「腹黒」などと呼ばれることも多いでしょう)
本能的に戦いを好みます。常に何かしら目標を設定し頂点を目指していて、同じ方向を目指すライバルと競い合うことが大好きなのです。敵が強ければ強いほど燃えます。ライバルの出現を歓迎している気もします。
脅威の負けず嫌いで、実際、負けません。何度やられても立ち上がりリベンジします。

あなたが戦いを好むのはどうやら、自分磨きが好きだからのようです。もし敵がいなかったら自分自身を“敵”と見立て、昨日の自分に勝つため鍛錬します。
従って、他人を意識しているかに見える挑戦も実は全て「自分軸」。あくまでも競争を通して自分が強くなることのみを考えているので、他人は意識に入っていない(敵は強ければいい)のです。
ということはつまり、「勝てば手段は何でもいい」と考える人とは真逆だということです。勝利そのものは目的ではなく、戦いの内容が焦点なのです。
他人軸の戦いを好む人によく見られるように、敵の評価を落として自分の評価を相対的に上げるという汚い真似はしません。汚い戦い方は大嫌い。嘘をついたりなど策を弄することも苦手です。
そのアスリートのような爽やかなチャレンジ精神と、内面の高潔さに惹かれる人も多いと思います。

さらにそれだけではない不思議な魅力がこの人にはあり、磁石のように人を惹きつけます。
異性にはもちろん同性にも激しく好かれます。典型的な“人たらし”タイプです。
クラスの人気者だったことがあるのではないでしょうか。実際、芸能人としてデビューするとカリスマとなり一時代を築く人が斗宿には多くいます。
でも本人は人気者となることを喜んでいないフシがあります。地味な印象の人がいるのは祭り上げられることを恐れているからかもしれません。
目立つ行動を自分でしておきながら、人気者となることを恐れ地味に振る舞おうとするなど矛盾した態度をとります。

「若い頃は不遇で苦労を重ねることが多い」と宿の象徴にあります。これも精神鍛錬のために魂が求めるものでしょうが、腐って自堕落に落ちると一生不遇のまま終わってしまいます。
また、“人気者”ゆえの苦悩もつきまといます。特に異性との交際には注意したほうが良いでしょう。
子孫運にも恵まれないと言われます。結婚後の家庭は大切にしてください。


今世をどう生きるべきか

来世のあなたの宿はまだ定まっていません。
今世の生き方によって来世も再び今と同じ宿になるか、それとも全く別の宿になるかが決まります。
来世を選ぶのは今世のあなた自身です。

斗宿の人は若い頃の不遇を乗り越えれば、中年期以降に一気に運が開け大成する運を持っているようです。
しかし、その運も人が切り拓くのだと思います。
恐れず人気を受け入れてください。
大丈夫です、あなたを重荷から守る友が今も周りにいるはずです。
少なくともあなたは孤独からは救われ、守られていることと思います。

精神的に疲れることがあれば高尚な趣味を持ってください。
斗宿は哲学や神秘的な思想に縁があります。
広い宇宙に想いを馳せれば癒されるのではないでしょうか。
磨かれ、鍛え上げられた宝剣のような輝きを放つ人です。
どうかその輝きを失わないよう願います。
そして周りの人には感謝をしてみてください。人への感謝を忘れて道具のように扱ったり、邪険にしたりするとせっかくの福運も逃げてしまいます。


原典引用

『此の宿に生まれし人、鞍馬を愛し、山林を遊歴し、祈祷祭祀を愛す。賢良と結び交わりて、技能を多くし銭財を足す。衆人を恐れず、相手剛なれば尚倍して強なり。』
出典「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」
秘伝 密教宿曜占星術 (エルブックスシリーズ)より再引用

ご注意

この占いは簡易版であり、このページで表現した「前世」の内容は大まかなイメージです。あなたの前世が完全にこの通りであると思い込み過ぎる必要はありません。ご自分の魂の軌跡について、もう少し詳しく知りたい方は「コラム」へ。


宿曜前世占いトップ

【虚宿】庶民と親しんだ貴族議員



きょしゅく/和名:とみて
前世の人物像「庶民と親しんだ貴族議員」


この占いについて 解説・目次

前世のあなた

前世のあなたは思うままの道を歩む人生を生きたでしょう。
高貴な家系に生まれながら、庶民の世界に身を置いて庶民と親しんだ人だったようです。身分を隠して下町に住んでいる風変りな城主や、人助けのため全国行脚をするご隠居様のイメージ。近代に生まれていれば庶民のために働いた貴族院議員などだった可能性があります。
何にせよ高い地位に甘んじず、庶民に寄り添い庶民のために身をなげうった人だったでしょう。

前世の幼い頃は何不自由のない暮らしをしていたのではないでしょうか。
家督継承者であったあなたは将来の地位も約束されていました。家にいれば、寝て暮らしていても誰にも責められることはなかったはずです。しかしその生活こそを退屈に感じていたのかもしれません。成人するとすぐ家を抜け出して庶民の生活場に近い場所で暮らすようになりました。
そんなあなたを一族は「変わり者」と呼び、時には「家の品格を下げる者」と非難し罵倒することもあったと思います。
それでもあなたは聞く耳を一切持ちませんでした。何故なら庶民との交流は楽しく、親しい友も大勢出来てこれまでにない充実した時を過ごすことが出来たからです。

後には家に戻り、家督を継いだと思います。
城主、あるいは国会議員として貴族院におさまり、高い場所から庶民を管理する身となりました。
ところが当然ながら庶民と親しんだあなたのこと、親友たちを上から見下ろすような真似が出来るはずがありません。さっそく仕事として庶民の暮らしぶりを調査、庶民が訴える問題解決へ積極的に動き始めます。
あなたの行動は周りの貴族たちにはなかなか理解されず、衝突することが多くなったでしょう。
晩年は闘争の人生だったかもしれません。

庶民の問題解決のため、正義を貫くために周りの貴族たちと戦い続けました。
(これが原典にある「国に在りては盗賊なり、余り政治事に関与すべからず」ということかもしれません。貴族にとって「庶民の味方」は盗賊なわけです)
闘争の過程で倒れて人生を終えたことも考えられます。
しかしあなたの志は後世の人が受け継ぎやがて花開いたでしょう。
思うままに生きたあなたの前世は人々に尊敬され、後悔のない人生だったと言えるのではないでしょうか。


今世の幼少期~青年期

魂は前世で過ごした人生を今世でも引きずります。
これはボールが転がる様子と似ています。一度加えられたある力の作用は、他の力が加えられない限りそのままボールの転がる軌道に影響を与え続けます。魂も同じで、前世で得た生き方の作用は今世に伝わります。このため魂は直前の過去世で過ごした人生と、どこかしら共通する境遇や性格に生まれるのです。(注意:財力や家族の人数など、全てが完全に同じまま生まれ変わるという意味ではありません。変わらないのは特に、性格です)
このような魂の軌道を変えるためには、生きているうちに行動して別の力の作用を加えることがどうしても必要です。死ぬだけで劇的に性格が変化すること、つまり「別人に生まれ変わる」ことは決してありません。

~ここから下は前世の晩年が、今世の前半に最も自然に影響している場合を例として書きます。人によって前世の影響の表れ方は違いますし、指導霊のアドバイスで大きく環境を変えることもあります。また、前世で計画されていた課題を全うせずに亡くなった方の場合は、前世と同じテーマを始めから生き直すことになります。今の自分がどのような状態で生まれたかを知るためには、ホロスコープ(出生チャート)を詳細に読む必要があります。詳しくは、コラムで書きます。~

虚宿の子は気さくで話しやすい雰囲気を持つでしょう。
そのわりどこか上品な気配があります。意識して気取ろうとすることはないのですが、立ち居振る舞いに隠せないプライドが見え隠れすることがあるようです。
勉強でもスポーツでも一度決めたことはやり抜く頑張り屋。根性もあります。
実は自尊心が高く見栄もあるので高学歴を目指したり、良い会社に就職を希望したりすることが多いと思います。「他人と競う」ことによる負けず嫌いというよりも、見栄えの良さを求めるために高みを目指すようです。

適職は弁護士、医師、学者など安定していて見栄えの良い職種です。商売には向いていません。
大企業での出世を目指すのも性に合っているでしょう。
良い会社に就職し、生活が安定してからも努力することをやめません。
貪欲に見えるほど努力して高収入や出世を求めます。
働きぶりが良く面倒見が良いので、上からは引き立てられ下からも慕われます。このため実際出世します。

あまり悪い人生ではなさそうですが、注意すべきはやはりプライドの高さです。
一度挫折してしまうとプライドが傷付いて心が折れ、立ち直れなくなることがあります。他人に頭を下げることも苦手なので、SOSを出すことが出来ず救われないまま堕落します。
挫折に備えて何かプライドを守るような資格を持つのは好ましいですが、それも高みを目指し過ぎて長年取得出来ずにいると気持ちがくじけ、いじけた態度になる可能性があります。


今世をどう生きるべきか

来世のあなたの宿はまだ定まっていません。
今世の生き方によって来世も再び今と同じ宿になるか、それとも全く別の宿になるかが決まります。
来世を選ぶのは今世のあなた自身です。

虚宿の人は“庶民のため”に生きた前世を思い出してください。
キーワードは、「人のため」です。
あなたが出世や高収入を目指すのは、無意識に自分が強くなって弱い人々を救いたいと思っているからではないですか。
なにも「貴族」や「お武家様」なみに力がなくても、何か他人に与えられるものはあるのではないでしょうか。自分が充分に満たされてから、優位な立場で人助けしたいと思うのは少し都合が良過ぎるかもしれません。
弱くても金などなくても、今の自分にしか出来ないことがあるはずです。
今この瞬間の自分を見つめてみて優れたところを探ってください。

今世では本物の庶民になる気持ちでプライドなしに生きてみれば、きっとより良き人生を送ることが出来るでしょう。


原典引用

『此の宿に生まれし人、穀食を足して貯積を多くす。長貴勝れ、君主の寵愛を蒙る。神廟を祭るを好み、終身楽す。辛苦に耐ゆる者あり。性格は陰にして能く人身の法を知る。困窮の節、悪心生ずるを慎むべし。其家に生まれて其家の器材を害す。国に在りては盗賊なり。故に余り政治事に関与すべからず。』
出典「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」
秘伝 密教宿曜占星術 (エルブックスシリーズ)より再引用

ご注意

この占いは簡易版であり、このページで表現した「前世」の内容は大まかなイメージです。あなたの前世が完全にこの通りであると思い込み過ぎる必要はありません。ご自分の魂の軌跡について、もう少し詳しく知りたい方は「コラム」へ。


宿曜前世占いトップ

【危宿】最先端の流行芸術家



きしゅく/和名:うみやめ
前世の人物像「最先端の流行芸術家」


この占いについて 解説・目次

前世のあなた

前世のあなたは優れた感性と行動力で時代の先端を生きたでしょう。
芸術家や発明家だった可能性が高いと思います。斬新な画法を生み出した画家、独特の設計で人気となった建築家、新しいデザインを次々と生み出していった服飾デザイナーなど。あるいは医薬品など専門分野の発明をした可能性もあります。
どのような分野であっても優れた感性で時代が必要とするものを読み取り、世に提供していった人であったと思います。

前世で生まれた家庭は貧しかったかもしれませんが、デビューするとまたたくまに人気が出ました。それはあなたの生み出す芸術品や発明品がどれもユニークで新しいセンスに溢れていたからです。
あなたの作品は引っ張りだことなり、あなたのもとには大金が舞い込むようになりました。
きらびやかな社交界に呼ばれるようになったあなた自身も、その個性が人気となり多くの友人を得ることが出来ました。地位の高い人々とも交流するようになって、あなたの生活は一変します。
食べ物に不自由せず、思う存分に着飾ることの出来る光輝く毎日。
それはまさに貧しかったかつてのあなたが憧れ夢見たものでした。
夢の世界にあなたは酔いしれ、満たされていきました。

気付けば酒に溺れる日々を送っていました。毎晩のようにパーティを開き大勢の友人たちと飲み明かしているうちに自堕落な生活に堕ちていたのです。
作品も生み出していたのですが、次々と新しい手法に手を出したために人々がついて来られず次第に売れなくなりました。
金がなくなれば友人たちはあっさり離れていきました。
広く浅くの付き合いしか持たなかったため、誰一人として親友と呼べる者がなく孤独を癒す手段もない。寂しくてさらに酒に溺れるの悪循環を繰り返します。

晩年は孤独だっただろうと思います。
ただ時代の先を歩いたあなたの感性は確かに、輝いていたのです。


今世の幼少期~青年期

魂は前世で過ごした人生を今世でも引きずります。
これはボールが転がる様子と似ています。一度加えられたある力の作用は、他の力が加えられない限りそのままボールの転がる軌道に影響を与え続けます。魂も同じで、前世で得た生き方の作用は今世に伝わります。このため魂は直前の過去世で過ごした人生と、どこかしら共通する境遇や性格に生まれるのです。(注意:財力や家族の人数など、全てが完全に同じまま生まれ変わるという意味ではありません。変わらないのは特に、性格です)
このような魂の軌道を変えるためには、生きているうちに行動して別の力の作用を加えることがどうしても必要です。死ぬだけで劇的に性格が変化すること、つまり「別人に生まれ変わる」ことは決してありません。

~ここから下は前世の晩年が、今世の前半に最も自然に影響している場合を例として書きます。人によって前世の影響の表れ方は違いますし、指導霊のアドバイスで大きく環境を変えることもあります。また、前世で計画されていた課題を全うせずに亡くなった方の場合は、前世と同じテーマを始めから生き直すことになります。今の自分がどのような状態で生まれたかを知るためには、ホロスコープ(出生チャート)を詳細に読む必要があります。詳しくは、コラムで書きます。~

危宿の子は発想の展開が速く、次々と新しい思いつきを口にします。
その「思いつき」をうまく言葉で説明出来ないために、なかなか周りはこの子のことを理解出来ないこともよくあります。
ファッション、絵画、音楽、文学など、芸術関係でのセンスは抜群に光っています。
研究の分野に才能を持つ人もいます。理科の実験が得意で「博士」と呼ばれたり、夏休みの自由研究で大人顔負けの工作を提出し「発明家」というあだ名を付けられたりする人もいるでしょう。
明らかに芸術・発明で才能があるので、早めにデビューしてしまえば成功すると思います。
ところが飽きっぽいために、早く職種を確定しておかないと次から次へと新しいものに手を出していきがちです。
こうなってしまうと、「いつ見ても目指しているものが違う」という状態になり何一つきちんと出来ない人になります。信頼も失いがちになるでしょう。

思いつきで目標を変えるのは良いのですが、単なるチャレンジ精神で目標設定されては周りがたまりません。
周りの人が目指している目標に飛びついてしまう癖には注意を要します。さらに中途半端にやった状態で、「自分は究めた」「自分のほうが上」という態度を取りがちなのは問題です。このような軽い行動と思い込みは、特に社会人となってからは仕事上の事故につながり危険ですので自戒しなければなりません。
気が短く、“誰彼構わず”で親友にも喧嘩を仕掛けることがあります。ただ喧嘩を売っても自分自身はすぐ忘れます。怒った直後に機嫌が直るサッパリした性格はこの宿の長所と言えます。しかし一方的に喧嘩を売られた相手の機嫌はそう簡単には直らないでしょう。
自分が失敗した時にも喧嘩っぱやい、負けず嫌いな性格がつい出てしまうようです。上司に叱られているのに逆切れして「自分は悪くない、相手が悪い」という幼稚な態度を取ってしまうと問題を広げ相手との関係の修復が難しくなります。

危宿の人は長く付き合う友人がいないとされています。
誰彼構わず喧嘩を売り、怒られても反省しないことを繰り返していると気付けば悪友しか残っていなかったということにもなりかねません。知恵がよく回ることも“悪知恵”に変わることがあります。悪友と悪さを考えることだけで繋がりがちです。
酒や薬物に溺れる象徴(安易なほうに流れがちということ)もありますので注意が必要です。


今世をどう生きるべきか

来世のあなたの宿はまだ定まっていません。
今世の生き方によって来世も再び今と同じ宿になるか、それとも全く別の宿になるかが決まります。
来世を選ぶのは今世のあなた自身です。

危宿の人にぜひ覚えていただきたいのは、
「生兵法(なまびょうほう)は怪我のもと」
という言葉です。
芸術であれば新しいことを次々と生み出していくほうが人気となり成功するでしょう。
しかし世の中には、じっくりと知識を蓄えたうえでなければ手出ししてはいけない仕事があります。たとえば兵法でしたら、生半可な知識で思いつきの作戦を立ててしまえば大敗につながります。

何でも素早くこなしてしまう能力にこそ気を付けてください。
すぐに「自分は優秀なんだ、自分は出来る」と思い込んでしまうことこそ命取りとなります。
優位だと思うならまず根拠を持つこと。客観的に自分の能力を判断する目を養うべきです。
また何にしても、志なければ手を出してはいけません。
“志”とは、何のためにそれをやるのかという理由。正しい意義。他人に挑戦するのではなく、他人を助けるために目標を持つよう心がけていただきたいです。
「生兵法」とは単に知識が浅いというだけではなく、「志という芯のない状態」のことも言います。
志のない人はどれほど膨大な知識があっても、使い道が分からないために間違うのです。
志を持ち、優れた感性を良いことに使って新しい人生を輝かせてください。


原典引用

『此の宿に生まれし人、酒を嗜み陰に耽り、辛苦に耐ゆ。心胆硬く、人と交わりを結ぶに久しく長く終始を存せず。嗔み多く、能く事を処分す。婦人は再縁を為す者あり。然し家連繁昌の性、其の家を忘れざる生にて故を恵む事深し。薬性医方を解す。家連繁盛するも散在火難を慎むべし。』
出典「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」
秘伝 密教宿曜占星術 (エルブックスシリーズ)より再引用

ご注意

この占いは簡易版であり、このページで表現した「前世」の内容は大まかなイメージです。あなたの前世が完全にこの通りであると思い込み過ぎる必要はありません。ご自分の魂の軌跡について、もう少し詳しく知りたい方は「コラム」へ。


宿曜前世占いトップ

【室宿】絶大なる支持を受けた僭主



しつしゅく/和名:はつい
前世の人物像「絶大なる支持を受けた僭主」


この占いについて 解説・目次

前世のあなた

前世のあなたは豪快な人生を送ったでしょう。
乱世に暴れ回った賊軍の首領。裏社会を操ったゴッドファーザー。法を破っても政策を推し進める政治家。等々、まるで『水滸伝』の梁山泊に集う盗賊たちのように違法なことも恐れない豪傑だった可能性が高いでしょう。
豪傑とは言え体格の優れた男性だったとは限りません。線の細い男性や女性だった場合も、法律やルール、前例など恐れずに生きた冒険家精神に富む人であったと思います。

最も室宿らしい前世として考えられるのは、大衆の支持を受けて政府を転覆させたヒーローです。
「カリスマヒーロー」と言えば【斗宿】が代表的ですが、【斗宿】のほうはアイドル的な人気を集め行いも爽やかなのに比べ、【室宿】のほうは言わば悪の魅力で大衆がついていくといった感じです。
【室宿】から見れば【斗宿】は、きれいごとばかり並べたてる軟弱者に思えるでしょう。
【室宿】はより現実的な力を持ち、現実をよく知ってもいます。このため権力を守るために手段を問わずということをしがちです。反乱を起こして政府を転覆させたとすると、その後に豹変して独裁者となった可能性があります。
これを古代ギリシャでは「僭主(せんしゅ)」と呼んで嫌いました。
「僭主/テュランノス」とは本来、王族や貴族などの血筋ではない者(民間出身)が大衆の支持を受けて権力の座に就くことを言います。民主主義的な世から見れば正しいことで、良いことのように思えます。ところが実際は多くの「僭主」たちが権力の座に就いたとたん独裁者となったため、「僭主」と「独裁者」がほぼ同義となり嫌われたのです。

前世のあなたも人々の絶大な支持を受けて権力を手にしたものの、強権をふるって独裁者と呼ばれたでしょう。民間出身者の自分が権力を守るためには致し方なかったのですが、理解してくれる人は少なかったと思います。
不幸にも国民から糾弾され、権力の座を追われて失意のなかで人生を終えたかもしれません。
理解者が少なかったのは悲しいことですが、あなたの行動力が多くの人を感服させ時代を変えたのは確かです。


今世の幼少期~青年期

魂は前世で過ごした人生を今世でも引きずります。
これはボールが転がる様子と似ています。一度加えられたある力の作用は、他の力が加えられない限りそのままボールの転がる軌道に影響を与え続けます。魂も同じで、前世で得た生き方の作用は今世に伝わります。このため魂は直前の過去世で過ごした人生と、どこかしら共通する境遇や性格に生まれるのです。(注意:財力や家族の人数など、全てが完全に同じまま生まれ変わるという意味ではありません。変わらないのは特に、性格です)
このような魂の軌道を変えるためには、生きているうちに行動して別の力の作用を加えることがどうしても必要です。死ぬだけで劇的に性格が変化すること、つまり「別人に生まれ変わる」ことは決してありません。

~ここから下は前世の晩年が、今世の前半に最も自然に影響している場合を例として書きます。人によって前世の影響の表れ方は違いますし、指導霊のアドバイスで大きく環境を変えることもあります。また、前世で計画されていた課題を全うせずに亡くなった方の場合は、前世と同じテーマを始めから生き直すことになります。今の自分がどのような状態で生まれたかを知るためには、ホロスコープ(出生チャート)を詳細に読む必要があります。詳しくは、コラムで書きます。~

室宿の子は強情で気が強いでしょう。
一見繊細な子でも実は気が強く、言い出したことは変えないはずです。
他の子の意見は耳に入れず、自分が思ったことは押し通そうとするので「我がまま」と言われることが多いかもしれません。
しかし明るい性格で社交的なので多くの友人を作ります。学校や近所ではいつも多くの子を従えて歩いている印象です。最も気の強いタイプならガキ大将として周りを仕切ります。
「お前のものは俺のもの 俺のものも俺のもの」というセリフに密かに共感するのでは。

わりと人付き合いがうまく、大人になるとスマートな印象で社会を渡って行くことが可能です。
なかには内面が強いためボンヤリした性格の人、いわゆる“天然”に見える人もいるのですが実は頭が良く策略もうまいようです。人付き合いがうまいのも「自分の利益になるから」であったりするでしょう。
「人は財産」と文字通りに考え、人脈を着々と増やしていきます。
そして気付いたら若社長や国会議員になっていて、権力と財産を手にしているでしょう。
ところで政界は向いていますし、本人も目指したがるでしょうが前世を考えれば凶と言えます。むしろ金運があるとのことで実業のほうがうまく行くようです。
人々を熱狂させる性質があるので、芸能人となれば絶大な支持を受けるでしょう。マスコミ関係にも向いています。内面の強情さを活かして、意外にも学者として成功する人もいます。

多くの人に囲まれ金はあり権力もあり、幸せそうに見えますが親友はおらず孤独かもしれません。
「悪の道に傾きやすい」と強く言われている宿です。
目的のためなら法を犯すことも厭わない、他人を泣かせてもいいという発想をするようになったら危険信号です。


今世をどう生きるべきか

来世のあなたの宿はまだ定まっていません。
今世の生き方によって来世も再び今と同じ宿になるか、それとも全く別の宿になるかが決まります。
来世を選ぶのは今世のあなた自身です。

室宿の人はとにかく目的のためなら手段を選ばない発想をやめたほうが良いです。
「目的が達成されることこそ正義」と思ってしまいがちでしょうが、他人が泣いたり苦しんだりすることは正義ではありません。
他人を犠牲にしなければならないようなことなら、目的を諦めなければならないと思うべきです。
大切なのは目的を持つこと自体ではなく、どのような目的を・どのような手段で行うかです。

前世で糾弾されて権力の座を追われたのは何故でしょうか。
「高尚な自分の目的を理解してくれない相手が悪い」のか、
「裏切り者どもがバカで卑しい性格だったから悪い」のか。
そうではないはずです。
自己を見つめ直したならきっとあなたの行動力が善き目的のために開放されるでしょう。


原典引用

『此の宿に生まれし人、剛猛にして他を顧みざる癖あり。嗔りを嗜み、劫奪を愛し、夜行を能くして恐れざる故に盗賊闘争を為す者あり。凛性は軽躁にして進退に早く謀計あり。正直律儀なるも慈悲少なし。貴人は宜し、小人は慎み、何事も控え目にすべし。ただし婦人は柔順の質なり。』
出典「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」
秘伝 密教宿曜占星術 (エルブックスシリーズ)より再引用

ご注意

この占いは簡易版であり、このページで表現した「前世」の内容は大まかなイメージです。あなたの前世が完全にこの通りであると思い込み過ぎる必要はありません。ご自分の魂の軌跡について、もう少し詳しく知りたい方は「コラム」へ。


宿曜前世占いトップ

【壁宿】君主を支えた補佐役



へきしゅく/和名:やまめ
前世の人物像「君主を支えた補佐役」


この占いについて 解説・目次

前世のあなた

前世のあなたは他人を支えた人生を送ったでしょう。
国家元首の秘書官。王や女王の世話役。財閥の執事。大企業社長の法務顧問。等々、表舞台に立つ人を陰で支える人生だった可能性が高いです。
典型的な参謀の星、女房役と言われています。どちらかというと女性であったほうが分かりやすく、文字通り夫を支える良き“女房”であったことでしょう。

参謀に向く宿は他に【軫宿】がありますが、【軫】のほうは職域を出ない純粋な作戦家であるのに対し、【壁】は職域を越えてマルチで主人の裏方を勤める相談役、主人お抱えの“事務方”です。現代では「参謀」という言葉はかなり誤解されて使われていますので、「参謀」と言うより「補佐役」と言い換えたほうが現代人にとってのイメージに近いでしょう。
ただし実際、前世で世界各国の「参謀」に相当する役職に就いていた人がこの宿に生まれている可能性は高いと思います。

前世の若い頃は「変わり者」であったために、高い階級に生まれたとしても通常の出世コースを嫌がり家族や集団から疎外されていたでしょう。
出世も望んでいませんでしたが、意外にも地位の高い人物に見初められ、いきなり出世しています。
以来、地位の高い人の補佐役として職務を全うしました。
ところがコミュニケーション下手のために周りとの調整がうまくいかず、主人の死後は理解者を失って孤立してしまいました。さらに自分を犠牲にして何もかも一人で抱え込み、他人を信頼して仕事を任せることをしなかったため、ついには働き過ぎで倒れた可能性があります。
不器用過ぎると批判されるような生き方でしたが、ひたすら他人のために生きた人生は幸福とも言えるはずです。


今世の幼少期~青年期

魂は前世で過ごした人生を今世でも引きずります。
これはボールが転がる様子と似ています。一度加えられたある力の作用は、他の力が加えられない限りそのままボールの転がる軌道に影響を与え続けます。魂も同じで、前世で得た生き方の作用は今世に伝わります。このため魂は直前の過去世で過ごした人生と、どこかしら共通する境遇や性格に生まれるのです。(注意:財力や家族の人数など、全てが完全に同じまま生まれ変わるという意味ではありません。変わらないのは特に、性格です)
このような魂の軌道を変えるためには、生きているうちに行動して別の力の作用を加えることがどうしても必要です。死ぬだけで劇的に性格が変化すること、つまり「別人に生まれ変わる」ことは決してありません。

~ここから下は前世の晩年が、今世の前半に最も自然に影響している場合を例として書きます。人によって前世の影響の表れ方は違いますし、指導霊のアドバイスで大きく環境を変えることもあります。また、前世で計画されていた課題を全うせずに亡くなった方の場合は、前世と同じテーマを始めから生き直すことになります。今の自分がどのような状態で生まれたかを知るためには、ホロスコープ(出生チャート)を詳細に読む必要があります。詳しくは、コラムで書きます。~

壁宿の子は大人しく、臆病に見えます。
いつも他の子の陰に隠れて前へ出ないため、「消極的過ぎる」と叱られることが多いでしょう。
ただ先生からは好まれ、特別扱いされることが多いです。いつの間にか先生の助手のような立場に置かれていることがあるでしょう。他の子に嫉妬され一時期は疎外されますが、基本的に空気を読む能力があるのでたいていは酷いイジメを受けることなく過ごします。
ただ過剰に空気を読み過ぎ、がんじがらめとなり何も出来ない状態にも陥りがちです。

このように集団においては自分を抑えますが、中身は独自な感性を持つ“変人”です。成長してマイペースさが表に出ると堂々「奇人変人」(概ね悪口)の称号を受けます。
隠遁・放浪癖があり、若いうちに引退宣言をして引き篭もったり、海外を放浪する人も多いでしょう。

引き立て運で出世したのは前世ですが、今世でも年上には可愛がられるようです。
仕事における態度はクールなリアリストとされます。解釈上では「本質を見抜く能力があるのに加え慎重・緻密な作戦を立てるに優れ」、「敵に回すと恐ろしい相手」と言われています。ただ壁宿は自分の能力を過小評価する傾向があるため本人は気付いていないことが多いです。
やや悲観主義な傾向があるのは【軫宿】と同じ作戦家の職業病でしょう。

空気を読み過ぎる、の裏を返せば情報を処理する能力が高いということで、だから司令塔の立場では能力が発揮出来ます。ただしトップ向きではありません。目立つことは生来苦手でしょうから、影の立場に徹して良いと思います。
適職は当然に参謀的な役割。秘書官や顧問向きです。組織では企画立案に適します。独自な感性で発明、芸術を目指しても良さそうです。なお文筆の才もあるようです。

絶望的にコミュニケーション下手なところはいずれ必ず足を引っ張ります。
他人に仕事を任せることは苦手でしょう。そこに自己犠牲精神が重なると全て一人で抱え込み破綻します。
ボランティアにはまりやすいのもこの宿の特徴です。身を削らないようご注意を。
おだてに弱いとの暗示もあるので注意が必要です。他人に必要とされることと、騙されて利用されることの区別がついていない場合が多いのだと思います。特に恋愛において尽くし過ぎる傾向があるようです。


今世をどう生きるべきか

来世のあなたの宿はまだ定まっていません。
今世の生き方によって来世も再び今と同じ宿になるか、それとも全く別の宿になるかが決まります。
来世を選ぶのは今世のあなた自身です。

壁宿の人は、身近な人を大切にするよう心がけると良いと思います。
壁宿の解釈には「庶民的」と書かれています。これは壁宿自身が庶民的なわけではなくて、実態は「弱者へ共感するあまり弱者に近付こうとする・庶民の中へ入ろうとする」ということだと思います。
壁宿には魂の歴史において踏みにじられた記憶を持ちます。このため弱者を見ると同情し共鳴することを抑えるのが難しいわけです。だからと言って、身を犠牲にしてボランティアに捧げるのはどうなのでしょうか。
問題は“自己犠牲”の“自己”のなかに家族も含まれていることです。あなたが無理をして倒れたら家族は泣くでしょう。無論、それでもやらねばならない場面は出て来ると思いますが、理解は得るようにしてください。

また、壁宿には「自分を探す旅」に出る人が多いようですので申し上げておきます。
あなたが探しているのは「自分」ではないはずです。本当は「支える対象」・「救うべき対象」なのではないですか。
それは前世あるいは今世の前半で失ったものです。今はもう無い幻を追っているに過ぎないと心得てください。
足元を見つめれば人様のお役に立てる場面はあるはずです。それは身近で些細なことでも充分と私は思います。
これからは少し人に助けてもらうことも覚えつつ、気楽に生きていきましょう。


原典引用

『此の宿に生まれし人、君王の恩寵を承け、男女多く、布施を愛し、天仏を供養し、教典を習学す。性は剛猛にして、人を嫌い、物事に慎密なり。長寿増益を求むるに吉なり。』
出典「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」
秘伝 密教宿曜占星術 (エルブックスシリーズ)より再引用

ご注意

この占いは簡易版であり、このページで表現した「前世」の内容は大まかなイメージです。あなたの前世が完全にこの通りであると思い込み過ぎる必要はありません。ご自分の魂の軌跡について、もう少し詳しく知りたい方は「コラム」へ。


宿曜前世占いトップ

【奎宿】伝統と誇りを守る家長



けいしゅく/和名:とかき
前世の人物像「伝統と誇りを守る家長」


この占いについて 解説・目次

前世のあなた

前世のあなたは伝統を継承し守る人だったでしょう。
名家名門として王家に仕えた家系の継承者。数百年の看板を受け継いだ老舗の家長。等々、古く正統なものを守り子孫に伝えた人だったと考えられます。家督だけではなく商売や伝統芸能、芸術や医業など父祖伝来の特殊な家業を継いだ可能性が高いです。
血統による承継に限らず集団の伝統、たとえば宗教やしきたりを守る人だった場合もあります。古い体制を護持しようとはたらいた国家の要人や、古典宗教の教義を守り抜いた法王などです。
女性の場合は玉の輿に乗った可能性がとても高いと言えます。名門の家督を継いだ夫の妻であることに誇りを持って、嫁いだ先の家業を盛り立てただろうと思います。

貴人の星と言われる【奎宿】は家柄への誇りを大切に抱いています。
良家出身の雰囲気を持つ星は他に【房宿】【翼宿】【虚宿】などがありますが、この【奎宿】が最も家柄の誇りを意識しているように思います。
自分の力で守り高めなければならない家業があったために、常に誇りを確認しながら自分を律して生きる必要があったのでしょう。

名門に生まれ家督を受け継いだあなたは、自分の代で家業を盛り立てて財産を増やし子孫に伝えました。
「家柄に誇りを抱く」と言ってもそれを鼻にかけて庶民を見下すこともなく、正義の心で弱者への布施を怠らなかったので庶民からも慕われ尊敬されていました。
ところが過剰に布施を義務と思い込むあまり負担を感じることもあったようです。
伝統の重みもストレスとなりました。そのため神経を擦り減らせ、臥せることもあったでしょう。
ただ、全体には穏やかで平和で、幸福な人生だったと思います。


今世の幼少期~青年期

魂は前世で過ごした人生を今世でも引きずります。
これはボールが転がる様子と似ています。一度加えられたある力の作用は、他の力が加えられない限りそのままボールの転がる軌道に影響を与え続けます。魂も同じで、前世で得た生き方の作用は今世に伝わります。このため魂は直前の過去世で過ごした人生と、どこかしら共通する境遇や性格に生まれるのです。(注意:財力や家族の人数など、全てが完全に同じまま生まれ変わるという意味ではありません。変わらないのは特に、性格です)
このような魂の軌道を変えるためには、生きているうちに行動して別の力の作用を加えることがどうしても必要です。死ぬだけで劇的に性格が変化すること、つまり「別人に生まれ変わる」ことは決してありません。

~ここから下は前世の晩年が、今世の前半に最も自然に影響している場合を例として書きます。人によって前世の影響の表れ方は違いますし、指導霊のアドバイスで大きく環境を変えることもあります。また、前世で計画されていた課題を全うせずに亡くなった方の場合は、前世と同じテーマを始めから生き直すことになります。今の自分がどのような状態で生まれたかを知るためには、ホロスコープ(出生チャート)を詳細に読む必要があります。詳しくは、コラムで書きます。~

奎宿の子は少々堅苦しい雰囲気のある、お行儀の良い子です。
一般家庭に生まれた場合でもお行儀が良いのですが、前世と同じく名家・名門に生まれることも多いようで、その場合は伝統的な礼儀教育を叩き込まれ立ち居振る舞いに品が表れます。
名家名門生まれの子は、何かと「うちの家柄は」とか「先祖は」などと口にする癖があります。親が常にそのような言葉を口にする環境で育っているため仕方がないのだと思います。悪気はないのですが、公立の学校などでは奇異に見られ少し浮いてしまうかもしれません。

理想主義者で純粋、正義感があり、清廉潔白です。また物より心を大切にする高潔な精神の持ち主です。
まるで修道士のような品格と心の美しさを周囲の人は感じているでしょう。
勉学を好み、真面目に取り組むため学校の勉強はよく出来ます。このため出身家庭に関わりなく高学歴でエリートコースに乗る人が多いようです。
ただ坊ちゃん・お嬢様的な雰囲気はいつまでも抜けず、甘く見られることがありそうです。少々潔癖過ぎるところもあります。人間の汚い欲望や争いには生理的に嫌悪感を覚えるだろうと思います。
潔癖ということは打たれ弱いということでもあります。清い水にしか棲めない魚のように、エリートコースをはずれては生きていけない面があるでしょう。
プライドが高く、正統な職種にこだわり過ぎるところも奎宿の泣き所です。
たとえば家業が医者などの資格がいる業種で、家を継がねばならないのに試験に落ちてしまった場合などは落ち込みが激しく、立ち直りがきかない場合もあるようです。

継ぐべき家業もなく、エリートコースからはずれてしまった場合は堕落しがちです。根拠もないのに自分の正統性を叫ぶ人になることもあるようです。
さらにボランティアへの情熱は【壁宿】以上です。思い込みも激しいため、人助けしなければならないと自らに義務を課すあまり過激な行動に走ることもあるようです(たとえば政治運動、宗教活動に走るなど)。くれぐれも自重してください。


今世をどう生きるべきか

来世のあなたの宿はまだ定まっていません。
今世の生き方によって来世も再び今と同じ宿になるか、それとも全く別の宿になるかが決まります。
来世を選ぶのは今世のあなた自身です。

奎宿の人は王道にこだわる気持ちをどうか少し解放してください。
エリートではなくとも生きていけます。家柄も勲章も人間が生きるためには必要ないのです。
名門に生まれ、継ぐべき家業がある人は致し方ない面もあります。でも、もしその家業を継ぐことが出来なくなったとしても人間としての人生は終わりではないと思っていただきたいです。
周りは期待しているようで案外、冷静に見ているものです。
特に家業を継ぐ立場にない従兄弟たちなどは、「跡継ぎって大変だなぁ。偉いなあ」と思いつつ覚めた目で見ています。残酷な言い方ですが家業が途絶えても彼らは何も思わないでしょう。
継ぐことが叶わなかったとしても、あなたはあなたです。それで人生が終わりになったわけではありません。

叶わなかった理想への情熱を昇華させたいからといって極端な活動に身を投じなくても良いと思います。
もっと広い世界を見つめると面白いです。世の中には色々なことをして生きている人がいます。
地味でも、評価されなくても生きる道はあるはずです。
目標を失った場合は休みを得たのだと思って、少し充電してから今度は自分のペースで歩いてみてください。


原典引用

『此の宿に生まれし人、父祖の産業を所有し、自ら経営して銭財を得、総て用い尽くして後に更に之を得。性は慎密、人を圧する癖あるも、義に堅く、布施の業を好む。遊蕩を為すも、善人を慕い、律儀なり。短気を慎み、優しくせば、万事に吉。夫婦の仲思い深し。教典を明らかにす。』
出典「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」
秘伝 密教宿曜占星術 (エルブックスシリーズ)より再引用

ご注意

この占いは簡易版であり、このページで表現した「前世」の内容は大まかなイメージです。あなたの前世が完全にこの通りであると思い込み過ぎる必要はありません。ご自分の魂の軌跡について、もう少し詳しく知りたい方は「コラム」へ。


宿曜前世占いトップ

【婁宿】庶民に寄り添う町医者



ろうしゅく/和名:たたら
前世の人物像「庶民に寄り添う町医者」


この占いについて 解説・目次

前世のあなた

前世のあなたは他人の世話を焼く人生を送ったでしょう。
長屋で店子たちの生活を見守った大家。大勢の子供たちを育てて送り出した母親。等々、思いやり深く人々に寄り添い、その生活の面倒を見た人生だった可能性が高いです。
あるいは役人として庶民に尽くしたり、経済を支えた勤労者だった可能性もあります。忍耐強く、出世は望まず、その立場において最大限に他人や社会に尽くそうとした人生だったはずです。
この宿には女性として家族に尽くした人が多く生まれていると推測出来ますが、医療関係の従事者だった人も多いでしょう。それも臨床の一医者として生きた人が多いと思います。
たとえば下町で庶民に医療を施した町医者、看護婦などです。

前世では自らの意志でその道を選び、苦労して開業したでしょう。たとえ良い家系に生まれて出世が約束されていたとしても、周囲の反対を押し切り庶民に近い場を選びました。
以来、下町の一町医者として生きました。
親切で思いやりの深いあなたは大勢の人々に慕われたでしょう。
本業を越えて生活の面倒を見たり、結婚の世話をしたこともあったはずです。
高い代金は取らないあなたでしたが、次第に評判が評判を呼び、生活も安定していきました。
ところがある日、あなた自身が病に倒れてしまいます。
“医者の不養生”で自分の健康管理を怠ったからです。不調を感じても我慢をして仕事を続けたためでもあったでしょう。
こうして間もなく、周りの人に惜しまれながら人生を終わらせました。
多忙ながら、多くの人と温かい交流をした幸福な人生だったろうと思います。


今世の幼少期~青年期

魂は前世で過ごした人生を今世でも引きずります。
これはボールが転がる様子と似ています。一度加えられたある力の作用は、他の力が加えられない限りそのままボールの転がる軌道に影響を与え続けます。魂も同じで、前世で得た生き方の作用は今世に伝わります。このため魂は直前の過去世で過ごした人生と、どこかしら共通する境遇や性格に生まれるのです。(注意:財力や家族の人数など、全てが完全に同じまま生まれ変わるという意味ではありません。変わらないのは特に、性格です)
このような魂の軌道を変えるためには、生きているうちに行動して別の力の作用を加えることがどうしても必要です。死ぬだけで劇的に性格が変化すること、つまり「別人に生まれ変わる」ことは決してありません。

~ここから下は前世の晩年が、今世の前半に最も自然に影響している場合を例として書きます。人によって前世の影響の表れ方は違いますし、指導霊のアドバイスで大きく環境を変えることもあります。また、前世で計画されていた課題を全うせずに亡くなった方の場合は、前世と同じテーマを始めから生き直すことになります。今の自分がどのような状態で生まれたかを知るためには、ホロスコープ(出生チャート)を詳細に読む必要があります。詳しくは、コラムで書きます。~

婁宿の子は明るく優しい性格です。
思いやりあって面倒見が良く、細々と周りの子の世話を焼きます。
よほどひねくれた子供たちでない限り婁宿の子を好きになるでしょう。このため多くの友達に恵まれますが、リーダーシップを取って偉ぶるようなこともありません。
また我慢強い子であることが最大の特徴のようです。
転んでも泣かなかったり悪口を言われても言い返すことの少ない子だと思います。具合が悪くてもじっと我慢してしまうかもしれませんので、周りの大人たちは注意が必要です。

進路についてですが、細かい専門的な知識を扱うことに優れているようです。
原典に「医方を解する」とあり、文字通り医療関係は適職です。もし興味があるなら医者・看護師・介護士を早いうちから目指すと良いかもしれません。薬剤師も良いでしょう。他人の苦しみを理解するためカウンセラーは最高です。
他に、細かい知識を扱う職業なら何でも良さそうですが、他人の面倒を見ることのない機械相手の仕事には向かないと思います。出来れば直接に他人と接したほうが良さそうです。
公職にも向いているとのことで、公務員や会社員でもうまく勤められます。この場合、我慢強く上司に従う点が評価されます。
人を見抜く目があるようですので、人事部などで能力を発揮出来ると思います。

社会に出てからは我慢強さがウィークポイントとなることもあるでしょう。
自己主張が苦手で意見を述べることが出来ず、自分の気持ちを正直に話すことも出来ない。この性格が強く出ると仕事や恋愛で苦労しそうです。今時、自己主張の一つも出来なければ社会人失格の烙印を押されかねません。
それから、気持ちを内に内に秘める傾向があるので、思い込みの激しい人になりがちです。
「慎重である」とこの宿の解釈にありますが、同じく慎重とされる【壁宿】とは少し違うタイプのようです。確実に成功させるという目的のために計画段階で慎重となるのではなく、おそらく実行段階で躊躇するのだろうと思います。
一つの計画を胸に抱き続けて熟成させ、ある日とつぜん爆発させてしまうことも現実にあるようです。
どのような計画も実行段階で躊躇して機を逃したり、方向を誤って暴発させてしまえば台無しとなります。少し「実行の時点では無為になる(感情を入れない)こと」を心がけてみてください。


今世をどう生きるべきか

来世のあなたの宿はまだ定まっていません。
今世の生き方によって来世も再び今と同じ宿になるか、それとも全く別の宿になるかが決まります。
来世を選ぶのは今世のあなた自身です。

婁宿の人はぜひ、自分の苦しみを告げて人に助けてもらうことを覚えてください。
日本初の“町の精神科医”として生きた人の言葉に、
「人を助けることと、人に助けてもらうことの両方が出来ない人は最後には孤独な人生を送る」
とあります。
人に助けてもらって「ありがとう」と言う。
これが実は最大の人への恵みなのだとご存じでしょうか。

人助けをして、感謝をして頂く。人間にとってそれほどの幸福はありません。
ということはあなたが一番よくご存じだと思います。
自分は人を助けて感謝してもらうが、自分自身が助けてもらうのは絶対に嫌。これでは一方的過ぎませんか。下手をしたら「プライドの高い人」にも見えてしまいます。
あなたが自分の苦しみを他人に吐き出さないのは、決して人間を信頼出来ないからではないはず。
ただ恥ずかしい姿を見せたくないと、自分を守っているだけなのではないでしょうか。
ぜひ今世では人に助けてもらい、感謝を告げて、周りの人を幸福にしてあげてください。


原典引用

『此の宿に生まれし人、技能を多くして疾病少なし。妙に医方を解し、布施を好み、臣下の徳を解す。田宅足りて僕従多し。君子に仕えて堅く励む。性は慎密なれど、親族及び他人との交わり深からず。我儘と火難に注意。運は中分なり。』
出典「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」
秘伝 密教宿曜占星術 (エルブックスシリーズ)より再引用

ご注意

この占いは簡易版であり、このページで表現した「前世」の内容は大まかなイメージです。あなたの前世が完全にこの通りであると思い込み過ぎる必要はありません。ご自分の魂の軌跡について、もう少し詳しく知りたい方は「コラム」へ。


宿曜前世占いトップ

【胃宿】義侠心溢れる反乱軍の頭領



いしゅく/和名:えきえ
前世の人物像「義侠心溢れる反乱軍の頭領」


この占いについて 解説・目次

前世のあなた

前世のあなたは義理と人情に生きた人だったでしょう。
圧政に対抗して反乱を起こした軍の頭領。裏街道で弱者を救い、まとめて率いた任侠の親分。等々、義理人情に厚く集団を率いて戦った人であった可能性が高いです。
どのような時代、世界に生きたにせよ表ではなく裏街道の人だったろうと思います。強者ではなく、弱者の側に立った人。地位や名誉など当然に戴きませんでした。“弱きをたすけ、強気をくじく”。東洋的な正義の味方を絵に描いたような、よく中国の講談で語られるような義侠の人です。
なかなか女性のイメージが浮かびにくい宿ですが、女性だった場合でも反抗心が強い実力者であったことでしょう。

革命軍のリーダーとなり得るのは他に【亢宿】があります。【亢宿】のほうは清廉で潔癖、社会計画を打ち立てて実行しようとする近代的な“革命家”であるのに対し、【胃宿】は古代的。どっしりと深く民の心に根差している、大衆憧れの大親分です。思想家のような未熟さはなく、実力ある大人な反乱者と言えます。

たとえば前世で地方の実力者だったあなたは、始め地位も名誉も受けました。
しかし中央政府は下々の暮らしをないがしろにした愚策を繰り返します。
地元で民の苦しみを見つめているうちにあなたは、中央政府への怒りを抑えることが出来なくなりました。
「乱を起こして欲しい」。地元の民たちの訴え、家臣たちの求めも日増しに強くなっていきます。
ついに地位も名誉も中央に叩き返し、地元の民を率いて反乱を起こしました。
始めから勝利は望めない戦いでした。官軍の強さに反乱軍は散り、あなたも命を失いました。
しかし義理人情に生きたあなたという英雄の生きざまは、時代を越えて人々の心に輝き続けています。


今世の幼少期~青年期

魂は前世で過ごした人生を今世でも引きずります。
これはボールが転がる様子と似ています。一度加えられたある力の作用は、他の力が加えられない限りそのままボールの転がる軌道に影響を与え続けます。魂も同じで、前世で得た生き方の作用は今世に伝わります。このため魂は直前の過去世で過ごした人生と、どこかしら共通する境遇や性格に生まれるのです。(注意:財力や家族の人数など、全てが完全に同じまま生まれ変わるという意味ではありません。変わらないのは特に、性格です)
このような魂の軌道を変えるためには、生きているうちに行動して別の力の作用を加えることがどうしても必要です。死ぬだけで劇的に性格が変化すること、つまり「別人に生まれ変わる」ことは決してありません。

~ここから下は前世の晩年が、今世の前半に最も自然に影響している場合を例として書きます。人によって前世の影響の表れ方は違いますし、指導霊のアドバイスで大きく環境を変えることもあります。また、前世で計画されていた課題を全うせずに亡くなった方の場合は、前世と同じテーマを始めから生き直すことになります。今の自分がどのような状態で生まれたかを知るためには、ホロスコープ(出生チャート)を詳細に読む必要があります。詳しくは、コラムで書きます。~

胃宿の子は正義感のある兄貴分・姉御肌でしょう。
普段は穏やかに笑っていて、優しくて親切。年下の面倒見も良く見ます。このため同い年の子からは好かれ、年下からは絶大な支持を受けます。
内面は反抗心が強くて、幼い頃から親や社会に対して何らかの不満を抱えているようです。
ふとした瞬間にその不満を爆発させることがあり、親や教師から見ると少し扱いづらいと感じるかもしれません。
時に不満から来る怒りが暴走して相手を選ばずぶつけてしまうことがあります。そんな時は周囲から孤立してしまいます。

ルールを守ることや集団行動が苦手なことは幼い頃から自覚あると思います。
ですから公務員などお堅い仕事や、年功序列のサラリーマンなどには不向きと言えます。
やはり実業家、政治家が適職なのでしょう。
早いうちに手に職を持って独立を目指す進路を考えたほうが成功への近道のようです。
また意外にも繊細で鋭い感性を持っているため、文筆家やコメンテーターでも成功している人はいます。有名な文豪にも多い宿です。

「智愚の相違甚だしく異なる」とのことで、権謀術数に長けた知恵者となるか、とんでもなく愚かな人となるか二つに分かれると言われています。あるいは「賢く見えて愚なること多し」とありますから、もしかしたら実力はあるけれども学業は苦手な場合が多いかもしれません。
簡単に人に心を許さず、本音を喋ることは滅多にないため秘密めいた雰囲気を持っています。
そこがまた大物らしさを醸し出す要因となっています。
内面には人知れず激しい葛藤を抱えていることが多いようです。そのため精神的な病に罹ってしまう人も実際います。
「激情型」と言われているように、日頃から蓄積された怒りを不意に爆発させることがあります。理の通った上への反抗心なら良いのですが、自分でも訳が分からず周りが理解に苦しむような怒りをぶつけてしまえば人々は離れていってしまいます。
粗暴で冷酷な面もあるようです。怒りが暴力的な形(精神的な暴力も含む)で相手に向かわないよう注意してください。


今世をどう生きるべきか

来世のあなたの宿はまだ定まっていません。
今世の生き方によって来世も再び今と同じ宿になるか、それとも全く別の宿になるかが決まります。
来世を選ぶのは今世のあなた自身です。

胃宿の人は怒りが暴発してしまわないように、不満を溜め込み過ぎないよう日頃から気を付けるべきでしょう。
ぜひ本音を話せる親友を一人くらいは得るようにしてください。
友がいなければ、家族。生涯の伴侶には何でも話せるようにしたほうが良いです。
また、あまり理想的な自分を描き過ぎないように。
大黒柱であり、期待の星である自分というものを理想としているかもしれませんが、そこまで完璧ではなくとも良いのです。弱い自分をパートナーに見せて頼ることも必要です。

胃宿の人が自分でも理解不能な葛藤を抱えているのは、もしかしたら前世で戦った体制に対して未だに戦おうとしているからなのかもしれません。
“生まれ変わり”というものはやっかいで、前世で経験したことの具体的な記憶は失うが、感情だけは残ってしまうのです。
だから次の人生において、自分でも訳が分からない怒りや恐怖に翻弄される。
人間というものは悲しくも目に見えている範囲のことしか理解出来ないので、どうしても見えているものだけで自分の感情に説明をつけたがります。それで、とりあえず身近な対象で怒りの理由をこじつけてしまう。たとえば、「親がムカつくことをしたからだ」とか「この社会にムカついているんだ」などと。
実はそれがたいてい見当違いだったりします。
あなたは今は無い幻に怒っているのかもしれません。
だとするとあなたはもう、怒る必要など本当にはないのです。見当違いの対象に不満を抱き続ければ空回りするだけです。

どうか今世では怒りを鎮め、友を信じて本音を語らい、心穏やかに生きてください。


原典引用

『此の宿に生まれし人、心胆剛にして、酒に耽り肉を嗜み、劫奪強暴を作す者あり。軽躁にして怨讐多し。男女に恵まれ、僕従多し。運は四時共盛衰なく他の養いを受けず、知恵の相違甚だしく異なる。賢く見えて愚なる事多し。能く人に就いて推知すべし。』
出典「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」
秘伝 密教宿曜占星術 (エルブックスシリーズ)より再引用

ご注意

この占いは簡易版であり、このページで表現した「前世」の内容は大まかなイメージです。あなたの前世が完全にこの通りであると思い込み過ぎる必要はありません。ご自分の魂の軌跡について、もう少し詳しく知りたい方は「コラム」へ。


宿曜前世占いトップ

【尾宿】頼りがいある同心



びしゅく/和名:あしたれ
前世の人物像「頼りがいある同心」


この占いについて 解説・目次

前世のあなた

前世のあなたは人から頼られる人生を送ったでしょう。
村や里などの集落を束ねる長であった可能性があります。仕事としては農耕よりも狩猟で暮らしを立てていた可能性のほうが高いでしょう。
近代でしたら刑事のような職業に就いていたのではないかと思います。日本で言えば犯罪者から町人を守る役目の「同心」です。(あくまでもフィクション時代劇のイメージの同心)

この宿は「狩人の星」と呼ばれているそうです。しかし狩人という個人プレーには【柳宿】のほうが近いように私は思います。【尾宿】は単独で黙々と狩りをするのではなく、それなりの人数のグループを率いて大きな獲物を捕りに行く人。つまり手下を連れて行く親方です。捕物帳の主人公などを思い浮かべるとイメージが近いはずです。
また軍人の星とも言われますが、軍人だった場合も作戦計画などを立てる軍事組織の上位より、最前線で兵団を率いる将軍だった場合に能力を発揮したかと思います。
いずれにしろ“現場”で、訓練した手下を率いて敵なり犯人なりの“獲物”を追っていた人と思われます。

徹底した捜査で犯人の居場所を突き止め、最後は綿密な捕物計画を立てて一気に捕縛する。
集団で執拗に獲物の跡を追い、じりじりと輪を縮め追い詰めていって襲いかかる狼のようです。
犯人から見れば恐ろしい名同心・名刑事だったでしょう。

人を束ねる技量もあったので部下たちから慕われていました。
優秀な仕事ぶりで組織の上からは絶大な信頼も受けていたはずです。
ただ高い地位に出世はしなかったのではないでしょうか。と言うよりも、あなた自身がそれほど出世を望んでいなかったのでは。
根っから庶民の味方であり、現場を最も重要と考える人です。
いつまでも現場近くに留まり町人を守り続けたでしょう。
家族も大切にした人ですので温かい家庭を得ることが出来ました。生活も安定しており、少し頑固な性格で家族からは敬遠されつつも豊かな晩年を送りました。


今世の幼少期~青年期

魂は前世で過ごした人生を今世でも引きずります。
これはボールが転がる様子と似ています。一度加えられたある力の作用は、他の力が加えられない限りそのままボールの転がる軌道に影響を与え続けます。魂も同じで、前世で得た生き方の作用は今世に伝わります。このため魂は直前の過去世で過ごした人生と、どこかしら共通する境遇や性格に生まれるのです。(注意:財力や家族の人数など、全てが完全に同じまま生まれ変わるという意味ではありません。変わらないのは特に、性格です)
このような魂の軌道を変えるためには、生きているうちに行動して別の力の作用を加えることがどうしても必要です。死ぬだけで劇的に性格が変化すること、つまり「別人に生まれ変わる」ことは決してありません。

~ここから下は前世の晩年が、今世の前半に最も自然に影響している場合を例として書きます。人によって前世の影響の表れ方は違いますし、指導霊のアドバイスで大きく環境を変えることもあります。また、前世で計画されていた課題を全うせずに亡くなった方の場合は、前世と同じテーマを始めから生き直すことになります。今の自分がどのような状態で生まれたかを知るためには、ホロスコープ(出生チャート)を詳細に読む必要があります。詳しくは、コラムで書きます。~

尾宿の子は飾り気がなく、ぶっきらぼうな印象でしょう。
無口で大人しいように見えますが付き合えば優しく親切です。態度が堂々としていて、言葉は少なくても適切な発言をして信頼感を出しています。このため後輩に好かれ、いつの間にか取り巻きが出来ていることがあるかもしれません。
渋い雰囲気の親分肌と言えます。女性の場合も愛想はなく男勝りの雰囲気があります。
それでいて男女ともに意外に乙女な趣味を持っていたりするのでギャップに惹きつけられる人も多いはずです。

社会人になってからは愛想を振りまけないことで苦労するかもしれません。
販売・サービス業だけでなく、何でも新人のうちは他人に頭を下げることが必要です。時にはお世辞の一つも言わなければならない場面もあるでしょうが、それが何より苦手なのでは。打たれ強い図太い神経も「生意気」と言われかねません。
かと言って 独立独歩の道は危険とされます。組織において能力を活かすのが賢明ですので、我慢して上司に従ってください。
組織ではやはり警察・刑事などの仕事はとても向いていると思います。企画立案も可能ですが、机上の計画だけで実行に関われないとストレスが溜まるでしょう。研究でしたら実験メインが向きます。金融なども良いかもしれません。計画し、狙い、実行して捕獲する。この流れがある仕事だと生き生き仕事が出来るはず。
スポーツ関連や職人にも適しています。意外なところでは「花薬を愛する」ということで園芸や薬を扱う仕事にも縁があるそうです。(私は個人的に、微生物ハンターなどバイオ薬の素材を“狩る”仕事が良いのではないかと思いますが)

中堅になり部下を持つようになると、たちまち親分風を吹かせてワンマンになる傾向も出てきます。この独善的な癖を出してしまうと周りと衝突することが多くなると思います。
何でも徹底して突き詰める性格もトラブルのもとです。部下を追い詰めて反撃されないよう、充分に注意してください。
恋愛では、「独身星」と言われるほど不器用です。焦って結婚すると失敗する傾向にあるので、晩婚を覚悟していい相手を見極めたほうが良さそうです。


今世をどう生きるべきか

来世のあなたの宿はまだ定まっていません。
今世の生き方によって来世も再び今と同じ宿になるか、それとも全く別の宿になるかが決まります。
来世を選ぶのは今世のあなた自身です。

尾宿の人は他人の意見を耳に入れるよう訓練することが必要です。
無意識に自分は「親分」なのだという意識が抜けていない可能性があります。あなたはもう「親分」ではないことを自覚しましょう。
今の時代、上の絶対命令を押し通すことは困難です。
今はどんな仕事にあっても他者の意見を聞き入れなければ「常識がない」とされます。若ければなおさらですが、地位ある立場に就いても独善のないよう心がけてください。
中年期にトラブルに遭いやすいという象徴があるようです。大勢のいる前で部下や後輩を怒鳴るようなことは避けたほうが賢明です。

もともと能力がある方なので地道な仕事に就けば多大な信頼を得られ、安定した収入を得ることが出来ます。
何にせよ人を尊重することを学ぶとより良いです。
人の意見をうまく取り入れていけば、必ずまた良い人生を送ることが出来るでしょう。


原典引用

『此の宿に生まれし人、衣食を足して庫蔵を多くす。性は慳澁にして志悪巧みあり。闘争を好む者あり。物を解し、克く慎みを要す人なり。外に財力を得、花薬を愛す。争事、剣難に注意。独立よろしからず、大人に従って事を行えば吉運は末にあり。』
出典「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」
秘伝 密教宿曜占星術 (エルブックスシリーズ)より再引用

ご注意

この占いは簡易版であり、このページで表現した「前世」の内容は大まかなイメージです。あなたの前世が完全にこの通りであると思い込み過ぎる必要はありません。ご自分の魂の軌跡について、もう少し詳しく知りたい方は「コラム」へ。


宿曜前世占いトップ

【柳宿】家族想いの狩人



りゅうしゅく/和名:ぬりこ
前世の人物像「家族想いの狩人」


この占いについて 解説・目次


前世のあなた

前世のあなたは決して豊かとは言えない国に生まれたでしょう。
戦乱期だったというわけではなく、恒常的に貧しい国であり時代であったようです。農耕は盛んではなかったか、または飢饉だった可能性があります。このため食べ物を得るために狩猟をして暮らしていたり、場合によっては盗賊として生きたかもしれません。雇われの戦士や、賞金取りとして日々の糧を得ていた可能性もあります。

定住することはなく、大きな集団で行動することもなかったようです。
常に少数の友か、自分の家族のみ連れて移動していたと思います。
人とあまり喋ることもないため物静かな人格が形成されました。そんな静かな性分は狩りや戦闘時に役立ちました。
何時間でも動かずに待つ能力も身に付けていました。その代わり、獲物や敵が目の前に来たら驚くべき速さで攻撃に出て仕留めます。猫科の獣のよう。まさに名人でした。

家族がいたならとても大切にしていたはずです。
言葉で表現することはなくとも愛情深い人で、常に身近な相手に寄り添っていました。
派手なことは何もなかった人生ながら不幸は感じていませんでした。簡素で秩序ある生活と、家族や友に恵まれ、幸福な人生だったと言えるのではないでしょうか。


今世の幼少期~青年期

魂は前世で過ごした人生を今世でも引きずります。
これはボールが転がる様子と似ています。一度加えられたある力の作用は、他の力が加えられない限りそのままボールの転がる軌道に影響を与え続けます。魂も同じで、前世で得た生き方の作用は今世に伝わります。このため魂は直前の過去世で過ごした人生と、どこかしら共通する境遇や性格に生まれるのです。(注意:財力や家族の人数など、全てが完全に同じまま生まれ変わるという意味ではありません。変わらないのは特に、性格です)
このような魂の軌道を変えるためには、生きているうちに行動して別の力の作用を加えることがどうしても必要です。死ぬだけで劇的に性格が変化すること、つまり「別人に生まれ変わる」ことは決してありません。

~ここから下は前世の晩年が、今世の前半に最も自然に影響している場合を例として書きます。人によって前世の影響の表れ方は違いますし、指導霊のアドバイスで大きく環境を変えることもあります。また、前世で計画されていた課題を全うせずに亡くなった方の場合は、前世と同じテーマを始めから生き直すことになります。今の自分がどのような状態で生まれたかを知るためには、ホロスコープ(出生チャート)を詳細に読む必要があります。詳しくは、コラムで書きます。~

柳宿の人は大人しい子供時代を過ごします。
決して人付き合いが苦手ではないが浮ついたところはなく、落ち着いた物越しの子供だったと思います。
ただ何かに夢中になると他の誰も適わない集中力を見せます。趣味にはまってしまうと何時間でもそれに入り込み、親や友達に声を掛けられても聞こえないということがあったかもしれません。
また、普段は物静かに見えるのに地雷を踏まれるとカッと怒り出し、激しく相手を攻撃することがあります。穏やかな人と思っていたあなたが急に激しく怒り出す様は、まさに豹変と言えます。その衝撃と恐ろしさで相手は驚いてしまい、あなたのことを「キレやすい奴」と陰で言ったりするかもしれません。

組織の中ではうまく出世出来ないかもしれません。気性の激しさが周りと軋轢を起こしやすいようです。
前世の生き方からも集団行動はあまり得意ではないと言えるので、独立稼業を目指したほうが得策でしょう。
フリーランスのライター、ジャーナリスト、カメラマンなどは最適と思います。適格に獲物を狙い特ダネを狩る名人になる可能性があります。
精神的なものを選ぶと良いこともあり、芸術家や宗教家にも向いているとされます。
また前世で放浪していた経験から、どこでも生きていけるタフさがあります。

「キレやすい」と言われる豹変ぶりは狩人や戦士だった頃の名残りで
“集中力と攻撃の迅速さ”
が並大抵ではないのだと思います。
この集中力を活かしていけば、オリンピック選手にもノーベル賞取得者にもなれます。
ですが、前世のように“敵”と見なした相手を反射的に攻撃する癖が抜けないようなら、現実に「キレて相手を徹底的に叩きのめす」という行動を取ってしまうこともあり得ます。
そんな時は、かつての名人芸だった反射神経の良さが禍いして理性より先に口や体が動いてしまうため、冷静さを取り戻した時には後の祭りとなります。相手にも自分にも不幸な結果となりかねませんので、注意すべきです。
さらにこの宿には“人を欺き侵奪を好む”との象意もあり、欲しいと思った物は罠を張り巡らしてでも手に入れるという悪知恵をはたらかせる場合もあります。獲得するという目的だけに囚われ、正義を見失っていないか考えることが必要です。
恋愛では文字通り狩りのごとく狙った相手を求めます。略奪愛に走る人もいるので、そこは慎んでください。


今世をどう生きるべきか

来世のあなたの宿はまだ定まっていません。
今世の生き方によって来世も再び今と同じ宿になるか、それとも全く別の宿になるかが決まります。
来世を選ぶのは今世のあなた自身です。

柳宿のあなたは攻撃の前に一歩立ち止まる癖を持つと良いでしょう。
本当にその相手を攻撃してしまって良いのか。
それを獲得することが正義にかなっているのか。
もう前世とは違って“殺さなければ自分が殺される”という状況はないのだし、その糧を今すぐ獲得しなくても飢え死にすることはないのです。(ジャーナリストなど特ダネを狩らねばならない特殊な職業に就いた場合は別でしょうが)
業務的な理由でない限り、特に喧嘩などの場合は立ち止まりましょう。
深く呼吸して、広い視点で周囲を眺めましょう。そうすれば「目標」だけを見据えていた視野が広がり、現実との折り合いがつけられるはずです。

本来が優しく家族を大切にする愛情深い人です。
少しだけ立ち止まる余裕を持ち、周りの言葉にも耳を傾ければ人生はずっとうまくいきます。
あなたの集中力は貴重な才能です。
目標を獲得するその“名人芸”を、善き方向に活かしていってください。


原典引用

『此の宿に生まれし人、軟眼にして睡り多し。性剛情にして怒りを嗜む。布施を好み、又侵奪も好みて著しく諸事に耽る。善にも悪にも強く、一切の悪行成るも愚なれば慎むべし。』
出典「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」
秘伝 密教宿曜占星術 (エルブックスシリーズ)より再引用

注意書き

この占いは簡易版です。このページで表現した「前世」の内容は大まかなイメージですから、あなたの前世が完全にこの通りだと思い込み過ぎる必要はありません。ご自分の魂の軌跡について、もう少し詳しく知りたい方は「コラム」へ。


宿曜前世占いトップ

12星座の基本解釈【魚座】




最もオーソドックスな星座解釈をご紹介しています。
ページ下に「アセンダントの場合」「太陽の場合」ごとに見え方の違いを書きましたので、参考にしてください。
正しく性格鑑定する場合は度数ごとに分析する必要があります。

魚座の分類

水のエレメント・女性宮・柔軟宮

魚座の性格

2月後半~3月、早春を象徴する星座である魚座のキーワードは「死と再生」です。

魚座は最後の星座ですから、最初の牡羊座の「誕生」と対照的に「死」のイメージが与えられます。しかしその「死」とは次の「誕生」のための準備です。魚座は次に生まれる時を待ち眠りについている状態を象徴します。
死の世界、眠りの世界では一生のイメージが浮かんで通り過ぎます。全てのイメージを深く感じ取ることが出来るのですが、現実とは違って行動して変えて行くことは出来ません。眠りの世界でのイメージは受け取ること、感じることこそに意味があるのです。そうして重要なイメージだけを選択し記憶として携え、次の生へ向かいます。

魚座は感受性の塊のような星座です。
あらゆる人や物事に同調し、その対象になったかのように深く感じ取ることが出来ます。
魚座が同情心に富み、他人の苦悩に涙まで流すのは決して偽善ではなくて本心から自分自身のこととして感じているためです。
自己犠牲精神が強いのも、魚座に他人の苦悩を自分の痛みとして感じる能力があるからでしょう。周囲から見れば理解不能なボランティアなのですが、魚座にとっては自分のことと同じですから「何とかしなければならない」と必死に走り回るわけです。
このため自己犠牲が少々行き過ぎることがよくあります。体を壊してまでボランティア活動に走り回ったり、などです。

もともと死の世界に他者と自己との境界はありません。
それで魚座は他人を自分自身と混同してしまい、特に恋愛において“相手と自分の二人だけ”の世界に閉じ籠もってしまう傾向があります。
また人間関係とは、個と個の関係で初めて成り立つものです。
魚座は個が停止している状態ですから、同情心があり共感能力があるように見えるわりに人間関係は苦手です。常にボランティアのように一方的な関係になってしまい、相互の対等な繋がりを持つことは難しいのではないかと思います。
しかし魚座はその感受性の強さで多くの人の痛みや喜びを感じ取り、豊かな人生を送ると言えます。
他者の影響を受けやすいため悪い人間に引きずられないようにだけ注意してください。それから、あまりにも悲しみに同調し過ぎると鬱気分になります。
膨大に流れ込む人々の感情のなかから善きものを選び取ってください。

魚座の一般的なイメージ

上記も踏まえ、世間で語られている魚座の一般的なイメージを分かりやすくまとめてみました。
  • メランコリックな芸術家タイプ
  • 優しい、涙もろい
  • いつも人助けしている
  • 芸術的感性がある
  • 臆病で慎重
  • 自己犠牲が過ぎる
  • 感情に左右される
  • 他人に利用されがち
  • 重大問題には対処できない
  • 優れたボランティア精神で人々を支える

アセンダントの場合

アセンダント星座(上昇宮)の場合、このステレオタイプな解釈のイメージで見るのが正解です。よく観察すれば、何をするときにもその行動のバックグラウンドに魚座の個性を透かし見ることができるはずです。
無意識の癖であるため本人は自覚していないことがよくありますし、自覚している場合でも努力して隠していることがあります。特に社会人の場合は、職場で別の顔を持つことがほとんどです。
しかしプライベートな場など、ふと気を抜いた瞬間にこのアセンダント星座らしさが垣間見えるでしょう。
アセンダント星座はよく「第一印象」と言われますが、感性の鋭い人は初対面のコンマ数秒で本質を見抜いているものと思われます。その後印象が変わっても、付き合いが深くなりプライベートで会うようになると、「第一印象が正しかった」と知って驚くことはよくあります。

実際のアセンダント魚座生まれ

ウェットな雰囲気が魅力的で、優しくしたいという感情を掻き立てます。感情知能指数が高いため誰にも好感を持たれます。
ただ本人は人付き合いに翻弄され精神的に混乱をきたしていることがあります。ストレスが限界を超えると突発的に今までの生活をやめようとします。周りはおかしくなったと思うでしょうが、本人なりの新たな道に歩き出したのなら止めずに見守ってください。

太陽の場合

太陽星座は行動として表れます。
太陽は自分自身ではなく、今世で「模範とする星座」のイメージです。今世でこの星座のように振る舞おう、という決意をもって生まれてきています。
たとえるなら学校や職場で与えられる「こう生きなければならない」という行動指標のようなものです。アセンダント星座と太陽星座が同じ人は本質のまま生きられますが、アセンダントから太陽が離れている人は苦労するでしょう。

太陽が魚座にある人は、繊細で豊かな感性を養うことを課題として生まれています。共感力を伸ばして、何事も奉仕精神で取り組むことで人生目標が達成されます。この太陽がうまく発揮されると心優しい言動により多くの人を癒し、共感を得ることができます。芸術の道で成功することも可能です。
うまく発揮されない場合、他人への奉仕を嫌がり利己的になるでしょう。無理をしない程度に自己犠牲の心を養う必要があります。
逆に魚座の身に付け方を間違うと過剰にメランコリックになることがあります。精神が混乱し、惰弱となってしまう人もいます。魚座らしさの演技が上滑りしてしまうようなら、本来の自分を少し表に出してください。無理は禁物です。

月の場合

月は慣れた振る舞いです。月が魚座にある人は、前世で奉仕的に生きたのでしょう。
月は幼少期の行動パターンであり、自覚することの出来る内面ですから、「月星座こそが自分の根本個性だ」と勘違いすることがあります。また、月星座らしく生きることを「正しいこと」と信じている人も多いはずです。
しかし月は永く変わらない個性ではないので、この個性にしがみつく必要はありません。いずれ変わるものだと思ってください。

月星座に表れる性格は、宿曜占星術のほうが詳細で的確です。星座とあわせてご自分の宿を読んでみてください。

12星座の基本解釈【水瓶座】



最もオーソドックスな星座解釈をご紹介しています。
ページ下に「アセンダントの場合」「太陽の場合」ごとに見え方の違いを書きましたので、参考にしてください。
正しく性格鑑定する場合は度数ごとに分析する必要があります。

水瓶座の分類

風のエレメント・男性宮・不動宮

水瓶座の性格

1月後半~2月、初春を象徴する星座である水瓶座のキーワードは、「物質からの遊離」です。

いつも現実から浮いているようなエキセントリックさを持つ水瓶座のテーマは、地上から解き放たれることです。
水瓶座の口癖である「平等」とは物質世界から離れて初めて叶えられるもの。それはもはや思想としての「平等であるべきだ」という主張でさえなく、ただ本質的に「平等でしかあり得ない」ものです。

水瓶座は個性的で独創的、と言われますが、実はこのように個から離れたところで発想します。多くの人は人間社会のルールに従い、個から発した考えをもとに生きていますので、個を超えた視点から生まれる水瓶座の発想は逆説的に「個性的」で「変わっている」と見られるわけです。
さらに水瓶座は友愛の星座で、人との共感を求めます。それはインターネット通信に喩えられるような全体的な共感、個の所属が無いところでの共鳴・融和です。当然、地上の社会ルールはネット界で通用しません。だから水瓶座は縦社会など無視しますし、集団に合わせて行動することも苦手です。
水瓶座は単に宇宙原則に則った振る舞いをしているだけなのですが、「反逆精神から意図的に奇抜な行動をしている」と誤解されがちなのも不利なところです。
何より一方的に自分の考えを告げ理解されなくても構わないといった態度は、独善的に見えること獅子座以上と思います。また不動宮ですので、一度決めたことは頑固に変えません。そのようなところも反感を買う原因となります。

とは言えマイペースな性格、他人から何を言われても構わず飄々と生きていけるのが水瓶座の特権ではないでしょうか。
あまり頑固に思いつめるとストレスになります。神経系は弱いので気を付けなければなりません。変人の誹りを称号と勘違いしつつ、気楽に生きていくのが本来のこの星座らしさとなります。

水瓶座の一般的なイメージ

上記も踏まえ、世間で語られている水瓶座の一般的なイメージを分かりやすくまとめてみました。
  • 何らかのジャンルで天才タイプ
  • 博愛主義、人道主義、公平
  • こだわりなく淡白、冷たそう
  • 独創的、計画立案能力がある
  • 自由でマイペース、束縛を嫌う
  • 奇抜な行動をしがち
  • 無意味な習慣は無視する
  • 集団行動が苦手
  • 根はヒューマニスト、友愛至上主義

アセンダントの場合

アセンダント星座(上昇宮)の場合、このステレオタイプな解釈のイメージで見るのが正解です。よく観察すれば、何をするときにもその行動のバックグラウンドに水瓶座の個性を透かし見ることができるはずです。
無意識の癖であるため本人は自覚していないことがよくありますし、自覚している場合でも努力して隠していることがあります。特に社会人の場合は、職場で別の顔を持つことがほとんどです。
しかしプライベートな場など、ふと気を抜いた瞬間にこのアセンダント星座らしさが垣間見えるでしょう。
アセンダント星座はよく「第一印象」と言われますが、感性の鋭い人は初対面のコンマ数秒で本質を見抜いているものと思われます。その後印象が変わっても、付き合いが深くなりプライベートで会うようになると、「第一印象が正しかった」と知って驚くことはよくあります。

実際のアセンダント水瓶座生まれ

性根から「THE変人」です。無意識に変人なのであえて奇抜な振る舞いはしません。そのため表面的には常識人に見えますが、いつでも常識から飛躍する準備は出来ています。
公平で友好的、善良な人がほとんどです。前半生まれには気が短く世渡りのうまい人もいますが、概ね広い視野と異次元の発想を持ちます。実際、頭の良い人が多いので敵対は避けたほうが良いでしょう。


太陽の場合

太陽星座は行動として表れます。
太陽は自分自身ではなく、今世で「模範とする星座」のイメージです。今世でこの星座のように振る舞おう、という決意をもって生まれてきています。
たとえるなら学校や職場で与えられる「こう生きなければならない」という行動指標のようなものです。アセンダント星座と太陽星座が同じ人は本質のまま生きられますが、アセンダントから太陽が離れている人は苦労するでしょう。

太陽が水瓶座にある人は、広い視野で生きることを課題として生まれてきています。人間社会のルールに囚われないようにしてください。既成概念を越えた発想が人生目標を達成させます。太陽がうまく発揮されたなら、独自のアイディアを持つ人材として重宝されます。
うまく発揮できない時は視野が狭くなり博愛精神を持つことができないでしょう。狭い社会の囚われを脱することが必要です。
逆に水瓶座の身に付け方を間違うと、わざと奇抜な振る舞いをしたり、理屈っぽくなり過ぎることがあります。水瓶座らしさの演技が上滑りしてしまうようなら、本来の自分を少し表に出してください。無理は禁物です。

月の場合

月は慣れた振る舞いです。月が水瓶座にある人は、前世で革新的に生きたのでしょう。
月は幼少期の行動パターンであり、自覚することの出来る内面ですから、「月星座こそが自分の根本個性だ」と勘違いすることがあります。また、月星座らしく生きることを「正しいこと」と信じている人も多いはずです。
しかし月は永く変わらない個性ではないので、この個性にしがみつく必要はありません。いずれ変わるものだと思ってください。

月星座に表れる性格は、宿曜占星術のほうが詳細で的確です。星座とあわせてご自分の宿を読んでみてください。

12星座の基本解釈【山羊座】



最もオーソドックスな星座解釈をご紹介しています。
ページ下に「アセンダントの場合」「太陽の場合」ごとに見え方の違いを書きましたので、参考にしてください。
正しく性格鑑定する場合は度数ごとに分析する必要があります。

山羊座の分類

地(土)のエレメント・女性宮・活動宮

山羊座の性格

12月後半~1月、真冬を象徴する星座である山羊座のキーワードは、「物質の支配」です。

山羊座は成熟しきった大人の星座と言えます。物質世界たる地上の社会を完全に知り尽くし、自分の支配下に置いている感覚にあります。
政治権力など現実の支配力を持つこともありますが、ほとんどの場合は意識として知り尽くしているという意味での“支配”です。隅々まで物質社会を熟知しているからこそ、自分と相手を比べ相手が上だと分かった時は自我を抑え付け、「長い物には巻かれろ」的な生き方をします。大企業に忠誠を誓い、その企業のなかで出世街道を歩むような人生を正道と考えます。

階級意識が特に強いことが山羊座の特徴です。
山羊座は世界を“山”と見ます。このため常に上下を見比べています。自分は山の頂上を目指しながら、遅れて来る者たちを見下ろしている状態です。
山羊座のクラシカルで品格ある振る舞いは、階級の分別をわきまえているからこそ滲み出てくるものです。
少し古臭い印象はあるのですが、礼儀を重んじる山羊座の態度を好ましく思う人も多いでしょう。

現実社会を知り尽くしている大人ですから、実務能力には長けています。
活動力があり政治力もあります。当然ながら社会で実際に出世しやすいでしょう。
真面目なのですが他人に対して厳し過ぎるところは注意が必要です。特に権力や高い地位を得た場合、下位の人へ横暴に振る舞いがちです。
“物質は既に支配した”という満足感があるため物欲は強くないほうで、高級品を買い漁る趣味はありません。服装はむしろ地味な印象です。権力を得てもその物欲のなさは変わりませんから、たとえ横暴であったとしても清貧な独裁者となります。
このため周囲は責めようがありません。倒しがたく強い支配者となり得ます。

最も恐れられる古典的な父親像、支配者像を持つのが山羊座と言えます。
人間関係における不器用さがあることは否めないでしょう。「堅い」「厳しい」と言われ避けられることは致し方ないとも言えます。
少しだけ周りに対する優しさを持てば好感度が増すと思います。

山羊座の一般的なイメージ

上記も踏まえ、世間で語られている山羊座の一般的なイメージを分かりやすくまとめてみました。
  • 大企業社員、政治家タイプ
  • 大人っぽい
  • 世間知に長けている
  • 贅沢を嫌うが品格がある
  • 礼儀正しい
  • 真面目、厳格過ぎる
  • 密かな野心家、出世を目指す
  • 縦の人間関係を重視する
  • 秘密主義
  • 愛情表現は苦手
  • 現実対応能力があり、目標を叶える力を持つ

アセンダントの場合

アセンダント星座(上昇宮)の場合、このステレオタイプな解釈のイメージで見るのが正解です。よく観察すれば、何をするときにもその行動のバックグラウンドに山羊座の個性を透かし見ることができるはずです。
無意識の癖であるため本人は自覚していないことがよくありますし、自覚している場合でも努力して隠していることがあります。特に社会人の場合は、職場で別の顔を持つことがほとんどです。
しかしプライベートな場など、ふと気を抜いた瞬間にこのアセンダント星座らしさが垣間見えるでしょう。
アセンダント星座はよく「第一印象」と言われますが、感性の鋭い人は初対面のコンマ数秒で本質を見抜いているものと思われます。その後印象が変わっても、付き合いが深くなりプライベートで会うようになると、「第一印象が正しかった」と知って驚くことはよくあります。

実際のアセンダント山羊座生まれ

アセンダントに山羊座がある人は薫り立つ品格があります。一点豪華主義で良質な物だけ身に付けている人も多いでしょう。
前半生まれには反抗精神を持ち子供っぽいタイプ、半ばには神経質で攻撃的なタイプもいますが、現実を見つめる目は鋭く時事の把握に長けます。本能的な上下意識を持ち相手が弱いと見ると強く出ることがあるので、足元を見られないよう注意したいものです。

太陽の場合

太陽星座は行動として表れます。
太陽は自分自身ではなく、今世で「模範とする星座」のイメージです。今世でこの星座のように振る舞おう、という決意をもって生まれてきています。
たとえるなら学校や職場で与えられる「こう生きなければならない」という行動指標のようなものです。アセンダント星座と太陽星座が同じ人は本質のまま生きられますが、アセンダントから太陽が離れている人は苦労するでしょう。

太陽が山羊座にある人は、社会で重要なポジションを得るため地道な努力をすることが課題です。社会にアンテナを張り自分のポジションを意識することで人生目標が達成されます。この太陽がうまく発揮されると、品格ある大人として社会上の信頼を得ます。高い地位や高収入を得ることも可能です。
うまく発揮されない場合は社会に対して批判的となり、立場から逃げるようになります。社会ルールを受け入れ学ぶことが必要です。
逆に山羊座の身に付け方を間違うと地位にこだわり過ぎる傾向が出ます。上の者にへつらい下の者に辛く当たるのはこのタイプ。山羊座らしさの演技が上滑りしてしまうようなら、本来の自分を少し表に出してください。無理は禁物です。

月の場合

月は慣れた振る舞いです。月が山羊座にある人は、前世で行動的に生きたのでしょう。
月は幼少期の行動パターンであり、自覚することの出来る内面ですから、「月星座こそが自分の根本個性だ」と勘違いすることがあります。また、月星座らしく生きることを「正しいこと」と信じている人も多いはずです。
しかし月は永く変わらない個性ではないので、この個性にしがみつく必要はありません。いずれ変わるものだと思ってください。

月星座に表れる性格は、宿曜占星術のほうが詳細で的確です。星座とあわせてご自分の宿を読んでみてください。

12星座の基本解釈【射手座】



最もオーソドックスな星座解釈をご紹介しています。
ページ下に「アセンダントの場合」「太陽の場合」ごとに見え方の違いを書きましたので、参考にしてください。
正しく性格鑑定する場合は度数ごとに分析する必要があります。

射手座の分類

火のエレメント・男性宮・柔軟宮

射手座の性格

11月後半~12月、初冬を象徴する星座である射手座のキーワードは「挑戦と競争」です。

空へ放たれて遠く飛ぶ矢のように、目標を定めて一途に突き進む人です。
ただ自由な精神を持つ星座ですから、その目標とは一人生に一つだけとは限りません。ある夢を叶えれば次、次が叶ったらまた次、というように次々と目標を定めて突き進みます。
どうやら目標に向かうことそのものが好きなようです。
しかも他人と競争してトップを目指す状況であればより燃えます。ひとたび目標が定まり、さらにそれが他人と競争する状況であれば、他の物音など一切聞こえないほど集中して自己研さんに励むでしょう。

射手座の一つ前の星座は蠍座です。蠍座は密接な人間関係を築こうとする星座です。そこでは男女や年齢などの立場、地位は絶対的なものでした。
射手座はそのような立場や地位を非常に窮屈なものと感じます。
口癖は“フリーダム!”。
性別や年齢など関係なしにお互い挑戦し合い、フラットな立場で競い合うことを望みます。それは楽しみでもあるし、自分を鍛え上げるという目標のためでもあります。

スポーツなど競争が称賛される世界でその性格が発揮されれば良いのですが、射手座の闘争心はところ構わずなので時々周りに迷惑をかけます。
特に酒の席では注意してください。議論好きで周囲に論戦を吹っ掛ける癖があります。しかも哲学に興味があるものですから、むやみに理屈っぽい象徴論で攻めますので相手は辟易します。
またどれほど地位の高い相手であろうと構わず対等に議論しようとしますので、トラブルを起こすこともあるでしょう。

人畜無害の見た目に似合わず、射手座は腹芸も得意なのですが(腹芸とは腹に本心を隠して人と交渉すること。実は射手座は交渉の名手です)、政治などドロドロした世界にいたのでは射手座自身が参ってしまいます。射手座は不正が大嫌いだからです。
出来ればスポーツかそれに似た世界で生きることをお奨めします。

射手座の一般的なイメージ

上記も踏まえ、世間で語られている射手座の一般的なイメージを分かりやすくまとめてみました。
  • スポーツマンタイプ
  • 永遠の夢見る少年
  • よくリーダーに推薦されるが、面倒を嫌い逃げ回る
  • お気楽、ご気楽、楽天主義(に見える)
  • 自由が好きだと公言している
  • 内面は神経過敏
  • 腹芸が得意、交渉術に長ける
  • 徹底的な負けず嫌い、競争好き
  • ひどい議論好き(特に酒の席でひどい)
  • 哲学好き、誇大な概念に取り憑かれることがある
  • 汚いことは大嫌い、不正はしない
  • 基本的に爽やかな性質で人に好かれる


アセンダントの場合

アセンダント星座(上昇宮)の場合、このステレオタイプな解釈のイメージで見るのが正解です。よく観察すれば、何をするときにもその行動のバックグラウンドに射手座の個性を透かし見ることができるはずです。
無意識の癖であるため本人は自覚していないことがよくありますし、自覚している場合でも努力して隠していることがあります。特に社会人の場合は、職場で別の顔を持つことがほとんどです。
しかしプライベートな場など、ふと気を抜いた瞬間にこのアセンダント星座らしさが垣間見えるでしょう。
アセンダント星座はよく「第一印象」と言われますが、感性の鋭い人は初対面のコンマ数秒で本質を見抜いているものと思われます。その後印象が変わっても、付き合いが深くなりプライベートで会うようになると、「第一印象が正しかった」と知って驚くことはよくあります。

実際のアセンダント射手座生まれ

前半生まれは無邪気で闘争心に溢れ、半ば以降生まれは哲学や精神性の高いものに惹かれます。どの度数でも共通しているのは自分磨きが好きなところです。
明るくて気さくな雰囲気を持ちますが、他の火の星座に比べて射手座は少々大人です。好きな相手には遠慮せず近付くものの、断られたら無理強いはしないでしょう。自分が縛られるのが嫌いなので相手を縛ることもしません。むしろこの人を縛り過ぎると放浪の旅に出てしまいますから、束縛しないようにしましょう。

太陽の場合

太陽星座は行動として表れます。
太陽は自分自身ではなく、今世で「模範とする星座」のイメージです。今世でこの星座のように振る舞おう、という決意をもって生まれてきています。
たとえるなら学校や職場で与えられる「こう生きなければならない」という行動指標のようなものです。アセンダント星座と太陽星座が同じ人は本質のまま生きられますが、アセンダントから太陽が離れている人は苦労するでしょう。

太陽が射手座にある人は、良きライバルとともに高く遠い夢を目指して進む必要があります。多少背伸びをしなければ届かないものを目指し、訓練することで人生目標が達成されます。太陽がうまく発揮されたなら、若々しい精神を持つ爽やかなリーダーとして人々が自然に従うでしょう。
うまく発揮されない場合は怠惰となり、低い目標で満足するようになります。自分磨きを忘れないことが必要です。
逆に射手座の身に付け方を間違うと、闘争心だけが空回りすることがあります。他人ばかりを基準として自己研鑽を忘れるのはまずい傾向です。射手座らしさの演技が上滑りしてしまうようなら、本来の自分を少し表に出してください。無理は禁物です。

月の場合

月は慣れた振る舞いです。月が射手座にある人は、前世で高潔な目標に生きたのでしょう。
月は幼少期の行動パターンであり、自覚することの出来る内面ですから、「月星座こそが自分の根本個性だ」と勘違いすることがあります。また、月星座らしく生きることを「正しいこと」と信じている人も多いはずです。
しかし月は永く変わらない個性ではないので、この個性にしがみつく必要はありません。いずれ変わるものだと思ってください。

月星座に表れる性格は、宿曜占星術のほうが詳細で的確です。星座とあわせてご自分の宿を読んでみてください。