【尾宿】頼りがいある同心

びしゅく/和名:あしたれ
前世の人物像「頼りがいある同心」


この占いについて 解説・目次

前世のあなた

前世のあなたは人から頼られる人生を送ったでしょう。
村や里などの集落を束ねる長であった可能性があります。仕事としては農耕よりも狩猟で暮らしを立てていた可能性のほうが高いでしょう。
近代でしたら刑事のような職業に就いていたのではないかと思います。日本で言えば犯罪者から町人を守る役目の「同心」です。(あくまでもフィクション時代劇のイメージの同心)

この宿は「狩人の星」と呼ばれているそうです。しかし狩人という個人プレーには【柳宿】のほうが近いように私は思います。【尾宿】は単独で黙々と狩りをするのではなく、それなりの人数のグループを率いて大きな獲物を捕りに行く人。つまり手下を連れて行く親方です。捕物帳の主人公などを思い浮かべるとイメージが近いはずです。
また軍人の星とも言われますが、軍人だった場合も作戦計画などを立てる軍事組織の上位より、最前線で兵団を率いる将軍だった場合に能力を発揮したかと思います。
いずれにしろ“現場”で、訓練した手下を率いて敵なり犯人なりの“獲物”を追っていた人と思われます。

徹底した捜査で犯人の居場所を突き止め、最後は綿密な捕物計画を立てて一気に捕縛する。
集団で執拗に獲物の跡を追い、じりじりと輪を縮め追い詰めていって襲いかかる狼のようです。
犯人から見れば恐ろしい名同心・名刑事だったでしょう。

人を束ねる技量もあったので部下たちから慕われていました。
優秀な仕事ぶりで組織の上からは絶大な信頼も受けていたはずです。
ただ高い地位に出世はしなかったのではないでしょうか。と言うよりも、あなた自身がそれほど出世を望んでいなかったのでは。
根っから庶民の味方であり、現場を最も重要と考える人です。
いつまでも現場近くに留まり町人を守り続けたでしょう。
家族も大切にした人ですので温かい家庭を得ることが出来ました。生活も安定しており、少し頑固な性格で家族からは敬遠されつつも豊かな晩年を送りました。


今世の幼少期~青年期

魂は前世で過ごした人生を今世でも引きずります。
これはボールが転がる様子と似ています。一度加えられたある力の作用は、他の力が加えられない限りそのままボールの転がる軌道に影響を与え続けます。魂も同じで、前世で得た生き方の作用は今世に伝わります。このため魂は直前の過去世で過ごした人生と、どこかしら共通する境遇や性格に生まれるのです。(注意:財力や家族の人数など、全てが完全に同じまま生まれ変わるという意味ではありません。変わらないのは特に、性格です)
このような魂の軌道を変えるためには、生きているうちに行動して別の力の作用を加えることがどうしても必要です。死ぬだけで劇的に性格が変化すること、つまり「別人に生まれ変わる」ことは決してありません。

~ここから下は前世の晩年が、今世の前半に最も自然に影響している場合を例として書きます。人によって前世の影響の表れ方は違いますし、指導霊のアドバイスで大きく環境を変えることもあります。また、前世で計画されていた課題を全うせずに亡くなった方の場合は、前世と同じテーマを始めから生き直すことになります。今の自分がどのような状態で生まれたかを知るためには、ホロスコープ(出生チャート)を詳細に読む必要があります。詳しくは、コラムで書きます。~

尾宿の子は飾り気がなく、ぶっきらぼうな印象でしょう。
無口で大人しいように見えますが付き合えば優しく親切です。態度が堂々としていて、言葉は少なくても適切な発言をして信頼感を出しています。このため後輩に好かれ、いつの間にか取り巻きが出来ていることがあるかもしれません。
渋い雰囲気の親分肌と言えます。女性の場合も愛想はなく男勝りの雰囲気があります。
それでいて男女ともに意外に乙女な趣味を持っていたりするのでギャップに惹きつけられる人も多いはずです。

社会人になってからは愛想を振りまけないことで苦労するかもしれません。
販売・サービス業だけでなく、何でも新人のうちは他人に頭を下げることが必要です。時にはお世辞の一つも言わなければならない場面もあるでしょうが、それが何より苦手なのでは。打たれ強い図太い神経も「生意気」と言われかねません。
かと言って 独立独歩の道は危険とされます。組織において能力を活かすのが賢明ですので、我慢して上司に従ってください。
組織ではやはり警察・刑事などの仕事はとても向いていると思います。企画立案も可能ですが、机上の計画だけで実行に関われないとストレスが溜まるでしょう。研究でしたら実験メインが向きます。金融なども良いかもしれません。計画し、狙い、実行して捕獲する。この流れがある仕事だと生き生き仕事が出来るはず。
スポーツ関連や職人にも適しています。意外なところでは「花薬を愛する」ということで園芸や薬を扱う仕事にも縁があるそうです。(私は個人的に、微生物ハンターなどバイオ薬の素材を“狩る”仕事が良いのではないかと思いますが)

中堅になり部下を持つようになると、たちまち親分風を吹かせてワンマンになる傾向も出てきます。この独善的な癖を出してしまうと周りと衝突することが多くなると思います。
何でも徹底して突き詰める性格もトラブルのもとです。部下を追い詰めて反撃されないよう、充分に注意してください。
恋愛では、「独身星」と言われるほど不器用です。焦って結婚すると失敗する傾向にあるので、晩婚を覚悟していい相手を見極めたほうが良さそうです。


今世をどう生きるべきか

来世のあなたの宿はまだ定まっていません。
今世の生き方によって来世も再び今と同じ宿になるか、それとも全く別の宿になるかが決まります。
来世を選ぶのは今世のあなた自身です。

尾宿の人は他人の意見を耳に入れるよう訓練することが必要です。
無意識に自分は「親分」なのだという意識が抜けていない可能性があります。あなたはもう「親分」ではないことを自覚しましょう。
今の時代、上の絶対命令を押し通すことは困難です。
今はどんな仕事にあっても他者の意見を聞き入れなければ「常識がない」とされます。若ければなおさらですが、地位ある立場に就いても独善のないよう心がけてください。
中年期にトラブルに遭いやすいという象徴があるようです。大勢のいる前で部下や後輩を怒鳴るようなことは避けたほうが賢明です。

もともと能力がある方なので地道な仕事に就けば多大な信頼を得られ、安定した収入を得ることが出来ます。
何にせよ人を尊重することを学ぶとより良いです。
人の意見をうまく取り入れていけば、必ずまた良い人生を送ることが出来るでしょう。


原典引用

『此の宿に生まれし人、衣食を足して庫蔵を多くす。性は慳澁にして志悪巧みあり。闘争を好む者あり。物を解し、克く慎みを要す人なり。外に財力を得、花薬を愛す。争事、剣難に注意。独立よろしからず、大人に従って事を行えば吉運は末にあり。』
出典「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」
秘伝 密教宿曜占星術 (エルブックスシリーズ)より再引用

ご注意

この占いは簡易版であり、このページで表現した「前世」の内容は大まかなイメージです。あなたの前世が完全にこの通りであると思い込み過ぎる必要はありません。ご自分の魂の軌跡について、もう少し詳しく知りたい方は「コラム」へ。


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