昨日は政治歴史ジャンルのURLで現状・近未来の予測を書きました。特に新型ウイルスを中心とした分析です。
先入観に左右されるのが嫌だったので、上の現状分析を行うにあたって占星術は参考にしませんでした。純粋に現実情報のみで書いたものです。
後出しになってしまいますが、こちらで少しだけ占星術にて未来読みしてみます。
ただし大きな方向性のみ書くこととします。
惑星・アスペクト分析・サビアン分析等は全て列挙しませんことご了承ください。
2021年冬至~2022年春分チャート
今回は「さくっとホロスコープ」さんをお借りして作成しました。
冬至と春分、まとめて置いておきます。場所は日本国兵庫県明石市ですね。
2021年冬至のチャート
2022年春分チャート
山羊座の最終期、不穏さの漂う冬至~春分
では最も重要なポイントから読み解いていきます。
2022年はいよいよ冥王星・山羊座の最終期となります。
2020年末に水瓶座へ大シフトチェンジした地球ですが、まだ山羊座に残っている冥王星が古い「地」のエネルギーに片足を残しています。
人類社会に照らし合わせて読むと、2021年末~2022年は「地」に属する国や集団が滅亡に抗って最後の攻勢に出ることになりそうです。
「地」を標榜する国と集団は昨年、滅びる危機感を抱いているのか、なりふり構わずで世界国家転覆・統一革命のための汚い手段を講じてきました。
2020年には信じがたいほどの欺瞞を重ね、病や毒物をばらまき、自国の民(仲間)を虐殺や拷問をするなどして多くの人々を苦しめてきたのです。
2022年は彼らにとって生き残る最後の機会となります。
「この機会を逃したら自分たちは滅びる」と自覚している彼らは、決死の覚悟で攻勢に出ると思われます。
このとき、ありとあらゆるバリエーションの悪事が披露されるでしょう。
もともと彼らは「地=物」に偏り過ぎて精神性が欠如した者たち。
なので、目的のためなら手段を厭わずでどのような蛮行でも行うことができます。
これまでも目をそむけたくなる残虐な犯罪が暴露されてきましたが、2022年に我々が目にするのはそれらを上回る蛮行なのかもしれません。
年末、世界は絶望で静まり返る?
2021年末~22年初頭、現実分析(冒頭リンク)ではロシアのウクライナ侵攻が近々あるのではないかと考えることができました。
しかし冬至のチャートからは壊滅的な出来事が起こることまでは読み取れません。
ただ、絶望感が漂い皆が言葉を失う、といった雰囲気が読み取れます。
つまり仮にロシアの侵攻が現実に起きたとしても、それだけで急に世界大戦へ発展するということはないのかなと思います。
欧米諸国はいつもの通り口先だけの「遺憾である」声明を出して非難するに留めるのかもしれません。
大衆は煮え切らないトップたちに失望して心離れ、冷たい視線を注ぐことになりそうです。
しかしいつまでも反人道の嘘つきを放置し、非難するだけでは済まされないでしょう。
欺瞞やごまかしが許されない、本義の「人道」「公平」時代が始まるときが刻一刻と近付いているのですから。(冥王星の水瓶座入りカウントダウンが始まっているという意味です)
悪事を見て見ぬ振りするのは文字通り、天道※に反します。
天の理はすでに彼らには無いのです。
※「天道」とはもともと天体惑星の通る道のことだが、転じて天命など神々が定める道理の意になった。日本語では「おてんとさま」と呼ぶように、正義を照らす明るさの象徴でもある
しかし「地」の者たちはまだこれからも自分たちの時代が続くと思って元気いっぱい。
冥王星を引き留めている彼らは、金星・水星を迎え入れて得意になってプロパガンダへ精を出すでしょう。
天王星を擁する牡牛座は、自分たちが改革の旗手になるのだと信じて水瓶座・土星をけん制。山羊座の仲間たちを支援しています。しかし当の天王星は本来の位置にありませんので弱っているのです。つまり彼らは革命の旗手になどなれません。
誰か、あの独裁勢力に「お前たちの時代はもう終わっている(お前たちは既に死んでいる)」と教えてあげる必要がありそうです。
残念ながら独裁国家は調子に乗るように見える
しかし2021年冬至のチャートをあの独裁国家の始原図に重ねると、どうやら波長が合ってしまっているようです。
【2021年冬至、某国との二重円】
さらに、トランジット海王星がネイタル金星を、トランジット天王星がネイタル土星を支援している。
これ以上ないくらい運気が高まっています。もしかしたら某国は計画を達成させ、一時的に大勝利を収め支配が成功するかに見えるかもしれません。
ただし。
勝利と同時にそのことが、根底から国家体制を崩壊させる※きっかけとなりそうです。それは国民にとっては解放と再生の契機となるのではないでしょうか?
※ネイタルASC上を通過する冥王星は、その者の価値観を根底から崩し「別の者へ生まれ変わらせる」
【2022年春分、某国との二重円】
春分も同じく、支援はあるのですが自壊がごまかせないほどの規模になりそうです。
刻一刻と水瓶座へ近付き、独裁国家の根拠だった「地」の価値観を見捨てようとしている冥王星は、彼らのASC上を通過して再生のためのスクラップを促していきます。
おそらくこの時に降り注ぐ支援は、民に対するものでしょう。
長いこと傷付けられてきた金星(愛・芸術文化=民の心)へ、一斉に支援の手が差し伸べられています。その支援は感情的な世界(魚座)からやって来ます。同情と共感、救いです。
以上、ちょっと希望的観測も含みますが言霊ということで、叶うことを願って書いています。
2022年、唯心への反動でスピリチュアルが爆発するか
次に国家情勢よりもう少し広い視点で、社会全体の傾向を星読みしてみます。
当ブログでも去年からご説明している通り、地の時代だった19世紀から21世紀初めは「唯物主義」の時代でした。
このために心・感情は「脳の電機信号」としか解釈されず、存在しないものとして完全否定されました。人間自身もただ生きているだけの機械と同じ物体であるとされたのです。
目の前で動く感情さえ「存在しない」ということにされたのですから、当然に目で見えないものの存在、魂などが認められるはずがありません。
形而上(スピリチュアルや神秘的なもの)は「悪い妄想」として迫害されました。
天道など語る者は犯罪者として処刑され、愛や友情も踏みにじられて潰されたのです。
このように極端な地の価値観による「唯物主義」はたくさんの蛮行を正当化し、悲惨な歴史を人類史に刻みました。
【参考】唯物主義が招いた蛮行の例です
大虐殺の歴史(ショッキングな内容です。閲覧注意!)
ここまで極端な虐殺をした唯物国家だけではなく、“西側”の民主主義国であっても唯物主義は当然のように信奉されてきました。
「科学」の名のもとにスピリチュアルなどは弾圧されてきましたね。
幽霊を見た、前世記憶がある、予知夢を見た… などと告白した人は「精神病患者」のレッテルを貼られて大勢から責められ吊るされました(文化大革命と同じ行いです)。
オカルト話をしただけで精神病棟へ閉じ込められる、といった例も実際よくあったのです。
しかし今はもう風の時代。
風の星座は地の価値観に縛られないものですが、特に水瓶座は山羊座から解放された反動で地から浮遊する性質を持ちます。
このため「唯心」の傾向があり、身体よりも精神を、形而下よりも形而上を重視する価値観が生まれます。
ですので、これからは「科学崇拝」「唯物主義」は古い時代の価値観として廃棄されていくでしょう。
代わりにしばらく反動で訪れると考えられるのがスピリチュアルに偏る世界です。
地に抑えつけられていたバネが解放され、天上へ飛び跳ねる感じですね。抑えつけられたぶん高く飛びます。
2022年はそのスピリチュアル反動が一気に始まりそうなのです。
22年の春分図では、魚座入りしていた海王星が木星を迎え入れる形でコンジャンクションします。
さらにその木星へ水星もオーブ1度で重なりますので、スピリチュアル的な言説がどっと噴き出す可能性があります。
たとえば予言などが爆発的に流行したり、占いや宗教がスポットライトを浴びるなどの出来事があるかもしれません。
確かに人々を唯物主義の殺戮から救い出し、まっとうな「人道(本来の漢語の意味で)」を蘇らせるためには、対抗する形而上や唯心主義を強く打ち出していくことが絶対に必要と言えます。
しかし2022年の急激なスピリチュアルへの転換は、少し危ないという気がしてしまいます。
暴発という形で現れないとも限りません。
もしかしたら共産国で宗教革命――黄巾乱?※などが起きる可能性もあるのではと思ったり。
もちろんこれは空想に過ぎませんが、2022年は木星が挑戦的な牡羊座と行き来しますので、神秘団体が行動を起こす可能性はゼロではないと言えます。
※華人が土着の道教に基づく民族革命を起こすなら「赤」を滅ぼす「黄」または「黒」を掲げるのが正しくなります。特に「黒」は赤を剋す水の色なので強い意味を持ちます。しかし西洋でアナキスト(無政府主義者、マルクス主義者とも重なる)を表しますのであまり良くないかもしれません。香港革命では黒旗が掲げられましたが、あれはやはり無政府主義のつもりで掲げていた若者が多いようです(香港若者はアナキストやマルクス主義者が多いらしい。革命で共産主義に戻るなら元の木阿弥)。香港でも始めの頃は民族文化へ想いある人たちによって、黄の傘が掲げられていたようです。
2022年は精神の時代への移行期
まとめると、今年の年末から来年にかけては2023年以降の冥王星・水瓶座入りを準備する期間と言えそうです。
一時的にはスピリチュアルからカルト宗教のようなものが生まれる可能性はあります。
しかし宗教であれ国家権力であれ、とにかく支配され縛り付けられるのは水瓶座が最も嫌うこと。
イデオロギー支配も権威主義も、カルト宗教による抑圧も水瓶座時代ではびこることは不可能だと私は思います。
いずれ宗教にさえ縛られないで、皆が自然に死後世界を認め、スピリチュアルを当たり前に語る時代が来ることでしょう。
2022年はその「精神の時代」への本格的な移行期となりそうです。
2023年には国際情勢も人々も大きく変わるでしょう。