冥王星とドラゴンテイルの合はどう解釈するか

2022年8月7日日曜日

ご質問回答 占星術コラム 複合アスペクト

 前回に引き続きご質問回答です。

 ドラゴンテイルと冥王星の合がありますが、吉野様はどう解釈されますか。
この2つの感受点のアスペクトは同世代が持っているため影響力は低そうですが、こちらも気になって最近解釈を始めています。

 

ううむ。難問です…。

一般に解釈を求めるのは難しそうですね。

 

そもそも、西洋占星術でドラゴンヘッド・テイルを考慮するのは異端とされ、少数の占星術師しか取り上げていないはず。ネットで散見される解釈のほとんどがジャン・スピラーの考えをコピーしたものだと思います。

私もテイル×冥王星合の件については「これ」と示す実例データを持ちませんので、理屈で考えた推測を書いてみます。

 

基本:ヘッド、テイルの解釈は逆だという前提

まず基本の振り返りから。

 

私はドラゴンヘッド・テイルの解釈をスピラーと「逆」に考えています。これは私自身の前世記憶に基づく分析です。

 

【前世記憶の分析】 カルマの閉じ方、見本。(公開版、過去世物語)

 

逆とはつまり、

ヘッドは前世で得たもの(経験、才能など)」

 「テイルは支払い請求書。今世で解消すべきカルマ

ということです。 

 

【この件について解説した当ブログの記事】ドラゴンヘッドを読む(5)実占編 ヘッドは「納品書」、テイルは「請求書」

 

今世でヘッドを“目標”と解釈するのは大きな誤り。テイルという支払請求書が来ているわけなので、まず支払いしなければなりません。

つまり、むしろ先にテイルの方へ向かうのが正解

再びヘッドの方向へ行って同じものを購入するのはお奨めできません。それではカルマという支払い義務が膨らむだけです。

ヘッドとMCが重なった場合を除く

 

ただしテイルはあくまでも前世からの解消すべきカルマテーマであり、「今世の役割・目標」ではないことご注意を。

分からなくなった場合は、

1.まずテイルの課題を解消する

2.MCを目指す

という順番で考えてください。MCの前に太陽を開発しなければなりませんがね。

 

たくさんのハードルがあるように思えて気が遠くなるかもしれません。ネイタルホロスコープだけ見つめているとほとんど達成不可能に思えてくるものです。でも心配は要りません。懸命に生きていれば自然と達成できるように人生計画が組まれています。テイルのカルマを解消したことによって、二つのハードルを同時に超えることもできたりしますから。

もし今世中で達成できなかったとしても、何度もチャレンジの機会はありますので焦らなくて大丈夫です。


 冥王星は前世で地上を去ったときの太陽位置

次に冥王星について分析。

 

ネイタルの冥王星はどうやら

前世で地上を去った時の太陽位置

を表すことがあるようです。

つまり前世で地球から抜け出た時空ポイントが冥王星に刻まれている場合がある、ということ。

これも私自身の前世記憶からの分析結果です。

 

【プライベート館】 「冥王星ログアウトポイント説」について、公開版の解説

 

もちろん全ての人に共通する絶対的な法則ではないと思います。おそらく前世で計画通り死んだ者だけに限るはず。その場合でも人によっては、冥王星ではなく土星のこともあるらしい。

 

ただ冥王星の発見時から言われてきた通り、冥王星が

死と再生(生まれ変わり)

に深い関わりを持つ星であることは確かだと思います。※

少ない事例ですが、私たち前世記憶を持つ者の体験が裏付けになるのでは。

 

※ それ故に冥王星は天文学で太陽系惑星から排除されたのかもしれない、と考えることもできます。とにかく欧米キリスト教圏の人たちや唯物主義者たちは「輪廻転生」思想を許すことができず「嘘だ」と根拠のない断定をし攻撃してきますので注意してください(理屈では否定できないので言論弾圧と暴力を使います。ワンパターン)。でも彼らがあれほどやっきになって否定するということは、「輪廻転生」こそが悪を滅ぼす不都合な真実であることの証にもなりますね。

 

冥王星×テイルの合を読む

以上を踏まえれば、冥王星×ドラゴンテイルの合も何となく解釈できるのでは?

 

質問者様はどうやら過去世から持ち越した重大な課題をお持ちのようです。

それは冥王星が象徴している通り、一つ前の人生の死にまつわる課題なのでしょう。

 

具体的にどういう前世で、今世で何のカルマを解消すべきなのか? ということは、霊能力者ではない私には分かりかねます。

ご自身の人生を知り尽くしている質問者様にしかお分かりにならないでしょう。

 

前世は今の人生に反映されています。特に幼い頃の性格は前世そのままであることも多いです。

 宿曜占星術も前世を推測するのに役立つはずですが、一番いいのは「今の自分を観察する」ことです。(内観や自己分析)

ぜひ今の人生と照らし合わせ考えてみてください。

 

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