12星座の基本解釈【水瓶座】

2018年10月4日木曜日

12星座の基本解釈



最もオーソドックスな星座解釈をご紹介しています。
ページ下に「アセンダントの場合」「太陽の場合」ごとに見え方の違いを書きましたので、参考にしてください。
正しく性格鑑定する場合は度数ごとに分析する必要があります。

水瓶座の分類

風のエレメント・男性宮・不動宮

水瓶座の性格

1月後半~2月、初春を象徴する星座である水瓶座のキーワードは、「物質からの遊離」です。

いつも現実から浮いているようなエキセントリックさを持つ水瓶座のテーマは、地上から解き放たれることです。
水瓶座が得意とする抽象思考は地上から浮いた俯瞰的な視点で得られるもの。

また水瓶座の口癖である「平等」も物質を離れた次元で初めて叶えられるものです。それはもはや思想としての「平等であるべきだ」との主張でさえなく、ただ本質的に「平等でしかありえない」ものです。

 

なお水瓶座は不公平・非合理を最も嫌いますので、努力を無視した“結果の平等”は水瓶座に合わないイデオロギーと言えるでしょう。魂という本質の平等を見抜いているなら、求めるべきは“機会の平等”です。


水瓶座は個性的で独創的、と言われますが、このようにポジション(組織や団体の中での役割、階級)から離れたところで発想します。多くの人は人間社会のルールに従いポジションから発した考えをもとに生きていますので、所属に縛られない自律的な発想は「個性的」で「変わっている」と見られるわけです。


さらに水瓶座は友愛の星座で、人との共感を求めます。それはインターネット通信に喩えられるような個人同士の共鳴・融和です。団体のイデオロギーや宗教戒律で繋がるのではなく、本心から理解し合う絆で繋がりたいと考えています。

当然、地上の社会ルールはネット界で通用しません。だから水瓶座は縦社会など無視しますし、集団に合わせて行動することも苦手です。
水瓶座は単に宇宙原則に則った振る舞いをしているだけなのですが、「意図的に奇抜な行動をしている」と誤解されがちなのも不利なところです。また不動宮ですので決めたことは頑固に変えません。そのようなところも反感を買う原因となります。

とは言えマイペースな性格、他人から何を言われても構わず飄々と生きていけるのが水瓶座の特権ではないでしょうか。
あまり頑固に思いつめるとストレスになります。神経系は弱いので気を付けなければなりません。変人の誹りを称号と勘違いしつつ、気楽に生きていくのが本来のこの星座らしさとなります。

水瓶座の一般的なイメージ

上記も踏まえ、世間で語られている水瓶座の一般的なイメージを分かりやすくまとめてみました。
  • 何らかのジャンルで天才タイプ
  • 人道主義(漢語の意味で※)、公平
  • こだわりなく淡白、冷たそうと見られがち
  • 独創的、計画立案能力がある
  • 自由でマイペース、束縛を嫌う
  • 奇抜な行動をしがち
  • 無意味な習慣は無視する
  • 伝統文化へのリスペクトはある
  • 友情を重んじる

※人道主義:漢語の意味は、人としての道徳を守り他者への同情や慈しみを持つこと。ところが現代では「人道主義」が欧米の「ヒューマニズム(アンチキリスト、神を殺しての人間優位。道徳を否定して破壊と暴力を求める思想。革命テロリズムのベースともなる)」と混同されて使われることがあります。正反対の意味であるため区別してください。

 

アセンダントの場合

アセンダント星座(上昇宮)の場合、このステレオタイプな解釈のイメージで見るのが正解です。よく観察すれば、何をするときにもその行動のバックグラウンドに水瓶座の個性を透かし見ることができるはずです。
無意識の癖であるため本人は自覚していないことがよくありますし、自覚している場合でも努力して隠していることがあります。特に社会人の場合は、職場で別の顔を持つことがほとんどです。
しかしプライベートな場など、ふと気を抜いた瞬間にこのアセンダント星座らしさが垣間見えるでしょう。
アセンダント星座はよく「第一印象」と言われますが、感性の鋭い人は初対面のコンマ数秒で本質を見抜いているものと思われます。その後印象が変わっても、付き合いが深くなりプライベートで会うようになると、「第一印象が正しかった」と知って驚くことはよくあります。

実際のアセンダント水瓶座生まれ

性根から「THE変人」です。無意識に変人なのであえて奇抜な振る舞いはしません。そのため表面的には常識人に見えますが、いつでも常識から飛躍する準備は出来ています。
公平で友好的、善良な人がほとんどです。前半生まれには気が短く世渡りのうまい人もいますが、概ね広い視野と異次元の発想を持ちます。実際、頭の良い人が多いので敵対は避けたほうが良いでしょう。


太陽の場合

太陽星座は行動として表れます。
太陽は自分自身ではなく、今世で「模範とする星座」のイメージです。今世でこの星座のように振る舞おう、という決意をもって生まれてきています。
たとえるなら学校や職場で与えられる「こう生きなければならない」という行動指標のようなものです。アセンダント星座と太陽星座が同じ人は本質のまま生きられますが、アセンダントから太陽が離れている人は苦労するでしょう。

太陽が水瓶座にある人は、広い視野で生きることを課題として生まれてきています。人間社会のルールに囚われないようにしてください。既成概念を越えた発想が人生目標を達成させます。太陽がうまく発揮されたなら、独自のアイディアを持つ人材として重宝されます。
うまく発揮できない時は視野が狭くなり博愛精神を持つことができないでしょう。狭い社会の囚われを脱することが必要です。
逆に水瓶座の身に付け方を間違うと、わざと奇抜な振る舞いをしたり、理屈っぽくなり過ぎることがあります。水瓶座らしさの演技が上滑りしてしまうようなら、本来の自分を少し表に出してください。無理は禁物です。

月の場合

月は慣れた振る舞いです。月が水瓶座にある人は、前世で革新的に生きたのでしょう。
月は幼少期の行動パターンであり、自覚することの出来る内面ですから、「月星座こそが自分の根本個性だ」と勘違いすることがあります。また、月星座らしく生きることを「正しいこと」と信じている人も多いはずです。
しかし月は永く変わらない個性ではないので、この個性にしがみつく必要はありません。いずれ変わるものだと思ってください。

月星座に表れる性格は、宿曜占星術のほうが詳細で的確です。星座とあわせてご自分の宿を読んでみてください。

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