12星座の基本解釈【蠍座】

2018年10月4日木曜日

12星座の基本解釈



最もオーソドックスな星座解釈をご紹介しています。
ページ下に「アセンダントの場合」「太陽の場合」ごとに見え方の違いを書きましたので、参考にしてください。
正しく性格鑑定する場合は度数ごとに分析する必要があります。

蠍座の分類

水のエレメント・女性宮・不動宮

蠍座の性格

10月後半~11月、晩秋を象徴する星座である蠍座のキーワードは「他者との密着」です。

星座エレメントの水は全体にさらさらと流れる水ではなく粘着性を持ちます。そのなかでも特に蠍座の水は粘着質で他者と結びつく性質があります。
一つ前の星座の天秤座では他者との関係を結ぶことがなく心が乾いてしまったので、その反動からも蠍座は深い人間関係に執着するわけです。
場合によっては自分を見失うほどの結びつきを求めます。

蠍座は常に自分に何か足りないと無意識で感じている星座です。多くの場合、“欠けている”のは愛情だと本人には認識されます。このため蠍座の人は現実の人間関係において愛情を強く求めることになります。
自分から愛情を与えるよりは他者を惹きつけて愛情を得ることのほうが多いでしょう。
無意識で愛情を求めているゆえに、愛情を惹きつける術を身に付けています。

蠍座は絶大なるカリスマ性を持つと言われる星座です。性的な魅力は確実に持っており、この魅力に囚われたら相手は離れることが出来ません。
嫉妬心が強く執念深いと言われている蠍座ですが、相手からの執着を受けること、すなわちストーカーに追われることも往々にしてあります。
また他者に執着するということは、他者に支配されることでもあります。
もし支配されることで不自由を感じたなら執着を手放してください。不自由を感じた時点で、既に蠍座は相手から得るものを得て充たされているはずです。

蠍座の一般的なイメージ

上記も踏まえ、世間で語られている蠍座の一般的なイメージを分かりやすくまとめてみました。
  • カリスマ支配者タイプ
  • 大人しいが内面は情熱的
  • 芯が強い、屈しない
  • 性的魅力がある、もてる
  • 神秘的
  • 献身的、優しい
  • 執着心が強い
  • 猜疑心が強い
  • 嫉妬深い
  • 大勢の人と交流するのは苦手
  • 命がけで人を愛し愛される

アセンダントの場合

アセンダント星座(上昇宮)の場合、このステレオタイプな解釈のイメージで見るのが正解です。よく観察すれば、何をするときにもその行動のバックグラウンドに蠍座の個性を透かし見ることができるはずです。
無意識の癖であるため本人は自覚していないことがよくありますし、自覚している場合でも努力して隠していることがあります。特に社会人の場合は、職場で別の顔を持つことがほとんどです。
しかしプライベートな場など、ふと気を抜いた瞬間にこのアセンダント星座らしさが垣間見えるでしょう。
アセンダント星座はよく「第一印象」と言われますが、感性の鋭い人は初対面のコンマ数秒で本質を見抜いているものと思われます。その後印象が変わっても、付き合いが深くなりプライベートで会うようになると、「第一印象が正しかった」と知って驚くことはよくあります。

実際のアセンダント蠍座生まれ

「カリスマ」と呼ばれる蠍座ですが、その通りにどの度数生まれの蠍座もセクシーで魅力があります。太陽星座の「モテる星座ランキング」に関わらず、現実で異性にモテる星座第一位はアセンダント蠍座でしょう。
水星座らしく基本的にとても優しい人が多いです。ただ内面の愛情が暗い情熱へ変わると破綻に向かうことがありますので注意しましょう。

太陽の場合

太陽星座は行動として表れます。
太陽は自分自身ではなく、今世で「模範とする星座」のイメージです。今世でこの星座のように振る舞おう、という決意をもって生まれてきています。
たとえるなら学校や職場で与えられる「こう生きなければならない」という行動指標のようなものです。アセンダント星座と太陽星座が同じ人は本質のまま生きられますが、アセンダントから太陽が離れている人は苦労するでしょう。

太陽が蠍座にある人は、人との密接な関係を意識する必要があります。過剰に人を求め過ぎる傾向があることには注意して、愛や情け深さを抱き続けることです。この太陽がうまく発揮されると魅力が増し、カリスマ的な吸引力で多くの人を惹きつけることになります。
うまく発揮されない時は愛情に欠ける人となります。温かい気持ちを忘れないようにしてください。
逆に蠍座の身に付け方を間違うと、攻撃的になり過剰にパートナーへ執着するようになります。蠍座らしさの演技が上滑りしてしまうようなら、本来の自分を少し表に出してください。無理は禁物です。

月の場合

月は慣れた振る舞いです。月が蠍座にある人は、前世で人を魅了して生きたのでしょう。
月は幼少期の行動パターンであり、自覚することの出来る内面ですから、「月星座こそが自分の根本個性だ」と勘違いすることがあります。また、月星座らしく生きることを「正しいこと」と信じている人も多いはずです。
しかし月は永く変わらない個性ではないので、この個性にしがみつく必要はありません。いずれ変わるものだと思ってください。

月星座に表れる性格は、宿曜占星術のほうが詳細で的確です。星座とあわせてご自分の宿を読んでみてください。

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